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聖地巡礼記 南京①

南京へ聖地巡礼一人旅。南京は近代史でも重要な見どころが多い中華民国の遺産も多く古くは三国志まで遡ります。明の太祖を始め長い歴史を持つ都でもあります。そして日本人には受け入れがたい南京事件でも知られています

意外と見どころが多い南京。上海から北西に位置し、時間もかからない場所

旧正月の移動制限があり今回は制限緩和された事もありGWの中国は旅行で2億人以上が移動したと言われてます。チケット争奪戦になっていました。

妻と娘は女二人旅と題して福建省へ美味しいものを、ひたすら食べる旅行に行くらしい。
女二人旅だから
女二人旅!
女二人旅なんだからね!
って、僕ら家族だよね?

まぁいいさ そうやって日本人の僕を仲間外れにすればいいさ
心広い僕はこの機会を逃さない

ちょうど一人になるので、
僕も南京一人旅を決行してみた!という経緯がありました。

列車のチケットは妻に予約してもらい
電子チケットを入手。

上海虹橋駅で帰りの時間を合わせ晩御飯を食べようと決めて駅で別れた。
ホテルはBooking.comで事前に予約。
便利な時代だ。

そして当日、上海虹橋駅から南京へ時間は高鉄(中国の新幹線)で最短1時間30分ほどで着く

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上海→蘇州→無錫→常州→鎮江市を経て快適な列車であっという間の11時05分に南京南駅へ着く。大きな駅で迷うような駅。

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ホテルにチェックインして

重たい荷物を置いて観光へ出る為に地下鉄でホテルへ。

今回、念のため現金を持参してきたが、出来れば使いたくないので地下鉄の上海で利用してるアプリで調べると南京地下鉄に切り替えれる事が解った。

切り替え、3日間の定期券をNETで購入しQRコードを直ぐに入手できた。調べてると中国全土の主要都市はカバーしているようで、とても便利。

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3日間乗り放題で49元(約825円)

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ホテルは地下鉄1号で玄武湖駅から徒歩10分程らしく地図を見て向かった。

Booking.comの予約ページから地図を開き目的地に向かうが、ホテルらしき建物がない。というか当たり一体が工事中。

あれ?  おかしいな~となる

売店の人や地元の人に聞いても誰も知らない。

立ち退きかな??と焦りが出てくる。
予約できてるのにおかしいな~と

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上の写真の青い車の先がホテルのはず。

仕方ないので、キャンセルし予約しなおす。

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2件目のホテルへ。地下鉄を乗り早速向かう。

背負ってるバックパックも重く汗も出る

地図で2件目のホテルは駅の近くで場所がいい。市内の中心近くで安くラッキーと思ったのも束の間。目的地について見上げた建物が「南京人民政府」という大きな門と看板と警備兵たち。この中にホテルがある事になってる。

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一応、横にいた公安の人に聞いてみた?
ここにホテルある??

あるわけないだろ!
ここ人民政府だよ!って言われる

そりゃそうだ。こんな場所に外国人のバックパッカーが泊まる安宿なんてある訳がない。そこまで中国の国防はヤワじゃない。


今日2度目の あれ??

と思い地図では、確かにここだけどな~。
すると別の公安のイケメンお兄さんがホテルの名前から場所を調べてくれた。すると全然違う場所だと判明する。恐らくホテルは存在するが住所情報が合ってない。と推測できる。
親切な南京公安のお兄さん。東京に何度か行ったことがあると話してくれた。
日本人なんか二度と来るな!ボケ!って追い返されないか心配と南京というだけで怖くなる小心者の僕にイケメン公安は優しかった。

1件目も恐らくそうかもしれない。

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タクシーで行くといいよ!と公安のお兄さんのアドバイスだけど、こんなところで余計な出費してる場合じゃないので歩いて更に3ブロックほど南下しホテルを目指す。すでにかなり歩いている。

ようやく2件のホテルの場所を見つけた。

ホテルが見つかりよかった〜。
となりチェックインしたら

外人お断り!と言われる。

いやいや予約出来てるし!
と予約画面を見せるが、ダメ!の一点張り!
他に言うことないか?お前!

兎に角外人はダメ!だって言われる

マジか!ここまで来て 泊まれないの?

キャンセルできないので文句言うと キャンセルは後からするから、とにかくダメだ!と近年、コロナもあり外人が宿泊できる施設は登録が必要になっていて、中国人のようにどこでも泊まれるわけじゃなくなっている。
あ〜面倒だな。そこまでBooking.comに書いてないし、じゃ外人は予約できない様にしろよ!って思ったけど仕方ない。

もう一度アプリを立ち上げ、少し値段が高いが外人止まれそうなホテルを探し予約して、3件目に向かう。高級そうなので、ここなら泊まれるかと考え、またかなりの距離を歩く。すでに時刻は3時になる

相当歩いてる。
バックパックが亀仙人の修行の
甲羅のように重い!

ようやく3件のホテルに到着したけど、門から入ろうとすると警備員に止められる。地方ナマリの強い発音で怒鳴られる!この先に何しに行く!的な事を言うのでホテルに行くと言うと。ここは南京電信局だ!とホテルなんかない!となる。いやいや地図でここって書いてるんですけど!!!

そんな事は通じず、
6人位の警備に囲まれ追い返される。
怖いんだって。
日本人が南京で取り囲まれるとさ。

そして門の前に立ってる看板を見ると
確かに電信局だった。

ヤバイ・・・Booking.com 
全然、南京で使えねー!
怒りがこみ上げる
誰だよ適当に住所入れたやつ!

相当体力も疲労してるし、もう、
重たい荷物背負って歩きたくないよ~

初日から僕は公園で野宿か?と頭をよぎる

こうなれば最後の奥の手を出すしかない
僕には最新AI中国語自動翻訳機より
優れた妻がいる。

関羽将軍ならぬ妻の劉将軍に早速電話!

事情を説明し、
全然笑えないのに 思いっきり笑われる。


あの〜僕死にそうなんですけど。
そんなやり取りがあり劉将軍に

外人泊まれるホテル予約して!と甘える

10分後にスマホに送られてきた
ホテルの予約画面。
流石は、劉将軍。頼りになる武将。

地図で場所を見ると、反対側の遠い場所

劉さんから電話が鳴り、予約したよ!
と言われる。

それは、ありがたいけど、場所が市内から離れて遠いよ!と僕は愚痴る

あなた孫文の墓の近くがいいんでしょ?だから、その辺で探したわよ。

いやいや僕、
そこまで孫文好きじゃないし(笑)
もっと便利な場所がいいし!

ちょっと場所が不便かな〜と愚痴が出る。

じゃ、好きにして!劉将軍ブチキレ寸前!

しかし次にBooking.comで予約しても多分同じ結果か超高額なホテルになるので、劉さんが予約したホテルに素直に行く事にした。

ホテルは歩いては遠い。地下鉄もない。タクシーかバス。流石にバスは厳しい。タクシーも全然捕まらない。そこでシェア自転車を借りる事にして上海でいつも利用する青い自転車を探しホテルに向かう。

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そして、ようやくホテルに着き無事にチェックインを果たす。

時刻は4時を過ぎていた。今日の午後からの観光時間が無くなるよ~

15分ほど休憩しシェア自転車にのり、これまたホテルから正反対の場所

石頭城という場所に向かう。

南京MAP石頭城

ようやく僕の南京初日の観光がスタートする。
っていうかもう夕方。

No2へ続く

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