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聖地巡礼記 我がまま娘をインドに連れてったら②

2017年インドに小学校の娘を連れて
家族でバックパッカー旅をした話

インドを理解していないまま
旅に着いてきた娘は初日に

お洒落な香港と違うと気づいてきた(笑)
綺麗な海も無さそうだと気づいてきた(笑)

僕らは上海に住む3人家族です。

僕;日本人
妻;上海人
娘;小学校4年生(当時)→インドに興味なし

とうとうインドの東の都市 
コルカタに着いた(カルカッタ)

スクリーンショット-2021-06-

上海から雲南省の混明経由でコルカタに入った。

2017年1月26日金曜日 
時刻は深夜、日付は27日に変わる

イミグレーションで観光ビザを取得する為に
1時間程並ぶことになった

深夜2時にインドに入国。

空港からホテルまで無事に着くか?
が一番不安だった僕
と言うのは、インド情報を調べてて

タクシーに騙され
ツーリスト会社に連れていかれたとか

そんな情報が沢山あり、
すんなりホテルに着くなんてない!
と思うほど

次から次へと出てくる嫌な情報に
かなり心配していた。

深夜2時 劉さんも娘も飛行機で疲れている

無事にホテルに付き早く寝たい

旅も始まる前から
いきなりインドの洗礼浴びたくないし・・・
大きな移動に神経を使う国

それがインド!

深夜に開いてる両替場でお金を少しだけ両替し
タクシー乗り場を探す

黄色くレトロな雰囲気のタクシーがやってきた
年配のいかにもインド人顔のオジサンだ
騙しそうな人か?いい人かな?

心配しながらタクシーは深夜に空港を出る

僕は眠たい目を開けスマホで追跡している
タクシーの後部座席で娘は
まだオシャレな香港に来たと思って
スヤスヤ寝てる顔が可愛い

僕はスマホを見せて合ってる?と合図し
変な場所に連れて行くのを防ぐ。

よく聞く話が運転手が途中で
そこのホテルは満室だから いい場所教えるよ!
と言われ 親切だな〜と思い
ついて行くとエライ目に合うという話。

僕の考えすぎか、
すんなり最短ルートでホテルに着いた

なんて良心的な素敵なインド人なんだ!
さすがヒンドゥー教の国!(笑)
予想に反して、無事に着いた事に感動!

インドっていい国じゃん!

想像はしていたが、今日のホテルは 
リーズナブルな方だけど案の定、
シャワーはお湯が出なかった。
何とか頭を洗い体を拭き、
ベッドに倒れるように入り寝る3人だった。

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1月27日木曜日

朝9時に起きチェックアウトし荷物を預け
僕らは朝食を食べに町中に出る

今日の計画は夜に寝台列車で移動
観光時間は夕方まで

コルカタをゆっくり散策するには厳しいが
行きたい場所は多くせず、興味のある場所を
絞り観光する事で短期間で攻略する

ホテルからサダルストリートへ歩いて行く
サダルストリートは
バックパッカーが集まる通りらしく
ホテルや旅行代理店や店も並ぶ

両替を済ませ朝食を食べに行く
朝食といってもパンにカレーという
シンプルな朝食

なんだか娘と劉さんの顔が・・・
娘はカレーが食べれると聞いていたので
日本のカレーをイメージしていたらしい
カツが上に乗ってるような・・・

随分違う・・・何これ?という顔

劉さんも・・・正直苦手そうな顔
辛い四川料理が恋しい顔してる(笑)

僕だけヤッター中華じゃない!と
カレーを大歓迎して喜んでる

二人はあまり手をつけず
僕だけパクパク食べてた。
食文化の合わない家族だ!

食べないの?知らないよお腹空いても


劉さん:いや・・・
なんか想像以上に食欲沸かない・・・


僕:今から10日間、
毎食これだよ(笑)とビビらす!

娘:いやだ!パスタ食べたい!
僕:おいおい!ここインド!インドだよ!
娘:パスタないの?パパ?ねぇ
僕:周りのヤツの顔みてごらん
パスタ食う顔してるかい?

娘:ママ〜・・・毎日これ食べるの?・・・
劉さん:娘に意地悪な事言わないで・・・
僕:わかったよ。泣いても笑っても 
ここインド(笑)パスタなんて食べないよ!
スネル娘だった。


朝食が終わり

マザーテレサハウスに歩いて向かう途中
町中の風景に娘は段々と
インドを認識しだす

色んな物をよけながら歩き

人も多く道も汚い


道の脇では頭を洗ってたり
生活風景が町中にまで浸食している

僕もある意味カルチャーショックを感じつつ
さずがに中国も ここまでじゃないと思いつつ
インドの魅力を少しずつ感じ出してる

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娘もインド人の生活風景を見て、

うわー とか いや〜とか言ってる

パパに騙された感が
少しづつ出はじめている娘

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マザーテレサハウスの後

タクシーでバハラッティー大学の
タゴール記念館へ向かう

コルカタは古い町でもあり町中の道は
狭く建物も密集している

車の無い時代の都市機能に車が入り込んだ感じで

狭い道に沢山のボロイ車が走り、
その脇を多くの人が移動している

町中にはクラクションが鳴り響き
休まる事がない

とにかく騒音というか
賑やかというかウルサイ町

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それにしても、凄い騒音の町

そして多文化の交じる町

ヒンドゥー教を中心にイスラム教も多くみかける

モスクの前ではお祈りが始まる

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娘は香港と違う事を感じつつ

いつ綺麗な海が出てくるかだけ
祈るように考えてる様子だ!

だからインドだって ここ!って
可愛いミッキーなんていないよ(笑)

昼ご飯を食べるにも
レストランらしき店が見つからない

まともに食べれそうな店がない

娘と劉さんも朝の事があるので
インドでの食事は
苦労するだろうという予感

僕はナンとカレーさえあれば
持ちこたえれる自身はあった(笑)

レストランないね~と歩き疲れた二人

娘は綺麗な海に行きたーーーい!
今にも叫びそうだ!

だからインドだって!ここ 
何度も言わすんじゃないよ!(笑)

そして そんな目でパパを 
にらむんじゃないって!まだ初日だろ

人生そんなに甘くない!と
厳しいけど頑張る。パパありがとう!
となるハズが、、、

このままじゃ僕は娘に嫌われて
インド最悪!パパ最悪!のトラウマ
だけ作るかもしれない(笑)
それだけは避けねば(笑)

劉さんがNETでなにやら検索してる
スマホを僕に渡して叫ぶ!

頼むから私たちを ここに連れて行って!

ちょっと高級そうなイタリアレストラン
朝から、僕は娘にイタリアレストラン無いって
言ったところなのに、流石に我慢できず
探してきた。

この雰囲気で
全然あるように見えないけど・・・
と言ってると

とにかく連れて行って!
女性はコンビは強い

僕は初日なんだから
カレー食え!カレー!と
つぶやきながら店を探す

するとホテルの1階の
綺麗なイタリアンレストランに着いた

空調の効いた涼しい空間に綺麗なテーブル
いや〜外と全く違う。別次元だ!
テンション上がる娘
レストラン探しだけは上手な上海人妻だ。
その能力は認める!(笑)

パスタとピザとか頼んで食べる
イタリア最高!と喜ぶ
娘は早くもパスタをGETして乗り切る

注文する時に
パパ、カレーでいい?って気を利かす
娘に、本気でキレそうになったが、
大人の僕は我慢した(笑)
ここにきてなんで僕だけパスタ食べずに
カレー食べんだよ!パスタ食わせろ!

これで我がまま娘と劉さんは気分が回復した
ぐんぐん回復ゲージが満たされていく感じだった

ティラミスまで食べてコーヒー飲んで
イタメシの誘惑には勝てなかった僕ら

しかも初日!
まだ2回目の食事でギブアップ

どうなる?まだまだこれからだぞ!

インド初日に
イタリアンレストランを満喫

バックパッカー旅というなの家族旅行

僕らは決して安い旅の中でもメリハリを持ち

旅を楽しんでる。
社会人なのでケチケチはしてない
ポイントではいいホテルを探したりして
お金がかかる場所ではお金をケチらない

それは第一に家族旅行で妻と娘が楽しむ事で
辛い旅をしたい訳じゃない
家族3人が楽しい旅が大前提にある

学生や一人旅なら予算を削り旅をするけど
メリハリを持って楽しんで旅をしている。

そんなスタイルで旅する。
でも予算もあるので我慢もしつつ
旅を楽しむ



食後に
南にあるカーリー寺院に行き礼拝する

カーリー寺院では儀式で山羊を解体する
午前中解体した山羊の肉の残りがまだ
売られていた。血生臭い匂いが漂う。

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参拝後、ホテルの近くまで戻ってきた。
露店で売られているチャイを飲む
(インド風ミルクティー)

土で出来た器 
飲み終われば器を地面に落とし割るらしい。
そして土にかえす

娘にタピオカないけど飲む〜?
美味しい?と聞くので

僕が最初に飲む
すると甘くておいしい

娘も飲む

うん 美味しい!

頼むから後で腹壊すなよと祈りながら

二人で飲む


時間になりホテルに戻り荷物を取り

ハウラー駅へ向かう

そして、僕らは順調に進んでいた
インド初日の最後に

これがインドの旅! 
という体験する事になる。

チャイで少し機嫌がよくなった我がまま娘は

ここは お洒落な香港ではない
綺麗な海も無いと
もう諦めてインドを認識していく

僕は娘に

考えるな 感じろ!と心でつぶやく!
だって インドだもん!

続く

聖地巡礼記 インド過去記事はこちら
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