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#つくってみた で何かもらえる(かもしれない)らしい

※忙しい人はタイトルと太字部分だけ読めば大体OK

#つくってみた

noteの年末年始キャンペーンで,特定のハッシュタグをつけて基底の数だけけ記事を投稿すると何かもらえる抽選に応募できるのだそうな.せっかくなので,気楽に書いてみようと思います.


創作活動はもともと好きな筆者

 これまでの記事にも多少その片鱗が見え隠れしているかと思いますが,筆者のひさかわは創作活動が結構好きな人です.例えば古いのだとこんなのとか:

最近だとこんなのとか:

ものを作ったり,絵を描いたりするのが結構好きな人なのです.こんなことをやり出したのにも宅浪生活時代に陥った不眠症気味の状態が関係していたりするのですが,今回は詳しく触れないでおきます(毎度長くなるので…).今回のタグが #つくってみた なのも,この辺の活動を続けてきたために内容を引っ掛けられそうだなと思ったからです.

漫画を公開していた過去

 タイトル通りですが,実は以前,創作漫画を執筆・公開していました.モノクロ・カラー併せて7話+ショートストーリーみたいな感じでやっていたと思います.大学に入ってから活動を開始し,2017年ごろまでは何かしらの活動を継続していたと思います.

当時の漫画から引っ張ってきた一コマ.

 ただ,創作自体は好きなものの,筆者の才能はどちらかというと3D造形の方に偏っているようで,絵を描く方はあんまり思うように進みませんでした.納得できる絵として漫画に落とし込むまでに時間がかかるんですよね.というか,世に出した絵もひどいもんで,本当の意味で納得したクオリティには全く達していなかったのが実情なのですが.で,結局忙しくなって活動休止状態になっています.ストーリー自体は宅浪時代に寝る前にベッドの中で考えたものがベースになっておりほぼ最後までできているのですが,世の中に出す方法がない…ということで長年悶々としておりました.

noteとの出会いと示された方向性

 で,今回のnoteです.色々と書いて他の方の記事を読んだりするうちに,小説の執筆を行なっている方が結構おられるということに気づきました.漫画用に考えたストーリーを小説としてnoteに掲載できないか,という方向性が自然と見出されます.
 ただ,小説という公開方法について今まで思い至ったことがないかといえばもちろんあります.しかし,当時の筆者は小説というスタイルに若干ネガティブな印象を持っていました.「俺が書く文字かよ」ってなもんです.そりゃそうです,素人ですし.情報としては絵の方が視覚的に伝わりやすく,小説と漫画では読者数に大きな開きが出ることが予想されました.この点に何かしらの答えを見出さない限り,小説としての公開という方向にはいけないというのが本音だったのです.

 ここでnoteの話に舞い戻るのですが,noteには気軽に画像を挿入可能な機能が用意されています.筆者も含めて多くの方がこの画像挿入の機能を使用することで,記事の可読性や印象を向上させています.そう,この機能を使えば,漫画と小説の中間のようなことができるのでは?と思ったりしたのです.ただ,絵に描いた餅感がプンプンするので,ちょっと検証してみました.この検証こそ, #つくってみた の部分になります!

作戦を立ててみる

 まず行なった作業は,当時のストーリーを小説として書いてみることです.漫画の第0話,プロローグに当たる部分を,隙間時間を使って文字に起こしてみました.これについては,自伝小説を書いた経験が生きたのか,一応書き上げることができました.もちろん,クオリティは知りません(笑)

 次に,絵の準備です.これには相当な工夫をしないとダメだということは,始める前から明らかでした.漫画が進まなかった原因の一つが,絵を描くことの難しさだったからです.漫画の場合,情景説明にありとあらゆるアングルから登場人物を描く必要があります.そこに背景や心象描写なんかが入ると,筆者に求められる技術はかなり高くなるというわけですね.そら時間かかります.ということで,ここには次のような効率化の工夫を入れることにしました:

  • イラスト制作はiPadによるデジタル作業

  • イラストの主線は鉛筆描き

  • イラストはカラー,ただしこだわりすぎない

  • 複雑な無機物はCGで処理

  • 背景はできる限りAI画像生成を利用

作業はデジタルで完結させ,隙間時間でどこでも進められるようにします.そして,主線は鉛筆描きとします.デジタルなので本当の鉛筆というわけではなく,これはブラシの種類ですね.下描きのつもりで描くイラストをちょこちょこ修正し,そのまま仕上げる手法を試すことにしました.ただ,仕上げはカラー原稿にします.ここは効率化の趣旨と逆行するのですが,情報量を確保するという意味でカラーの方が良いだろうという判断です.連載終盤の原稿がフルカラーに移行していたという事情もあります.また,複雑な造形物の作画が大変なので,この辺はCGモデルで処理してしまう作戦に出ます.筆者はCADを独学で学んでいるので,3Dモデルを作って線画状態でレンダリングし,手描きの原稿に合成してしまおうという作戦ですね!最後に,背景制作にはAIを利用します.背景にこだわり出すと時間がいくらあっても足りないので,この部分の時間削減効果はかなり大きいはずです.もちろん著作権に配慮する必要はありますが,得られる時間削減効果と著作権の配慮に要する時間を比べると,どちらを選択すべきかはすぐに答えが出ました.

とりあえず,考えるだけなら上のようにすぐに作戦が立っちゃいました.

プレ作業,本当にやるの??

ということで,少しプレ作業の様子をお見せしましょう

まずはiPadによる鉛筆での作業:

鉛筆ブラシによる作画の様子

あまり綺麗ではないかもしれませんが,鉛筆線の味が出ててこれはこれで良いのでは?作画自体は10分くらいかなと思います.なんか感触が良さげなので,もう少し進めてみました.

次はCGモデルの作成:

3D CADによるCGモデルのレンダリング結果

剣が出てくるのでそのモデル(a)と,通信用インカムのモデル(b)をそれぞれサクッと作ってレンダリングしてみました.物語にSF寄りな部分があるので,以前作った設定をもとにそれらしく.この程度ならモデリングはすぐにできてしまいます.一度作れば絵に合わせた角度でレンダリングするのみですので,出力作業に10秒もかかりません.この3Dモデルを使う作戦はうまく機能しそうです!

次はカラーリング:

カラーリングの様子

これも悪くないですね・・・ここで鉛筆線の跡が少し気になり出しましたが,そのあたりは細部の調整でうまく馴染ませてあげることもできるでしょう.CGモデルとの合成もまぁ見られるレベルと判断しました.

最後は背景合成:

これまでのカラーイラストに加工した背景画像を合成

はい,一応大まかな完成となります.小説の挿絵として,noteで連載をお届けするのには悪くないクオリティなのでは?と思ってしまいました.鉛筆線の跡も,背景を合成するとほとんど気になりません.少なくとも,ハッシュタグ #つくってみた のテーマで投稿するには十分かなぁと.

 ということで,なんと作業の目処が立ってしまいました.漫画連載の中断は圧倒的な作業時間不足に端を発する原因が多いとの分析から,作業時間の確保と作業時間の圧縮を念頭に手順を組んでみたつもりですが,うまくハマったようです.考えれば策は見つけたり作り出したりできるものなのですねぇ😄

 まぁすぐに実際の連載開始とはいけないと思うのですが,自分の中で作業工程は形にできたと思います!
ということで,つくってみた!の記事を書いてみた!でした😁

Kengo HISAKAWA


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