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エッセイ「オールタイム10選」 第四回 曲

ジャンピン・ジャック・フラッシュ 3:37
十七歳の地図           4:59
EASY ACTION                                     4:11
珍奇男              7:13
12号室                                       7:52
今夜はR & Bを・・・                    6:33
お前の股ぐら                              4:00
順番には逆らえない                 9:56
君はロックを聴かない                4:06
ハレルヤ                                   3:47

「アルバム」、「映画」、「ドラマ、小説、漫画等」、それら各々で10作品を選び感想等を書きました。そして、それらを一括りにまとめてエッセイとして書いたのが「オールタイム10選」、そして、その四回目の今回は「曲」です。

わたしの好きなバンド等はさかのぼってデビューから早い順に列挙すると、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、忌野清志郎、仲井戸麗市、ストリート・スライダーズ、SION 、エレファントカシマシ、ブランキー・ジェット・シティ、ミッシェル・ガン・エレファント、ゆらゆら帝国、合計10組です。

つまり、「アルバム」で漏れたストリート・スライダーズ、SION、仲井戸麗市、ゆらゆら帝国のことも書きたかったので予定はしていませんでしたが、この度10曲を書いてみました。これまでは(究極)にこだわって10選を選んできましたが、星の数ほどある曲から選ぶのは困難なので先の四組等にローリング・ストーンズ、忌野清志郎、エレファントカシマシ等を加えて、できるだけ、(究極)に近付けた10作品にしています。なお、古い作品から並べています。

並べてみるとそのまま、カセット・テープ等に録音してドライヴに行っても良さそうな並びになりました。曲の時間も書きましたが60分テープにA面B面にバランス良く収められそうなのが分かるかと思います。予定外でしたが、面白そうなのでそれを作るつもりで進めていきたいと思います。

一曲目は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」、1984年、わたしが中学三年生の時にラジオから流れてきた曲でした。ビートルズよりも尖ってて刺激的な印象を受けました。以来、レコードを集めるようになりました。ありがたかったのは当時、アルバムは2800円というのが一般的でローリング・ストーンズの古いアルバムは2000円でした。続いて「十七歳の地図」です。「早すぎる伝説」が尾崎豊との出会いでした。後に1988年の東京ドームへ、わたしの人生初のコンサート体験でした。続いてストリート・スライダーズ、尾崎豊を連想させる「EASY ACTION 」ですが、これらを連続で聴くのも遊び心があって楽しそうです。ますます、カセット・テープに録音したくなってきました。エレファントカシマシの「珍奇男」は当時のコンサートでは毎回、演奏されていました。当時はチケットの金額も安くて、こちらもありがたかったです。「珍奇男」もそうですがSIONの「12号室」もコンサートでダイレクトに聴きたいと思った曲でした。当日券を求めて恵比寿ファクトリーへ行ったのが1990年の3月31日、すでに売り切れていました。そのまま、新宿に行ってチャボのコンサートへ行きました。

ここからB面になります。そのコンサートの翌年に麗蘭のファースト・アルバムがリリース、先ず、ライヴ・ビデオが発売されて数ヶ月後のそれだったと思います。チャボも蘭丸も思いのほか、二人で演奏するのが楽しかったみたいで、なかなか、麗蘭を終わらせられなかったような感じが伺えました。そして、現在に至る訳ですが、先のコンサートもいつまでも終わらず、仕方がないので途中で帰ることにしました。結局、終電に間に合わず、ビリヤード場で始発電車を待ちました。それも加えて良い思い出です。わたしのコンサートの歴史、そのような流れにもなってきましたが、「珍奇男」、「12号室」に続いて「お前の股ぐら」もダイレクトに聴きたくて渋谷のコンサート・ホールに行きました。タイマーズのそれは大きな事故、事件があった年だったこともあって、興奮の中にも緊張も交わるコンサートでもありました。ゆらゆら帝国の「順番には逆らえない」は具体的なことを示していませんが、わたしは両親と姉という家庭で育ったこともあって旅立つ順番を想像して不安になりました。ゆらゆら帝国も何度かコンサートに行きましたがその代表例が日比谷野外音楽堂で行われたフリーコンサート、やはり、順番には逆らえず、外で聴くことになりましたが最終的には中に入れてもらえました。あいみょんの「君はロックを聴かない」から連想する曲が個人的には先の「珍奇男」、宮本浩次の「ハレルヤ」に至っては尾崎豊の「十七歳の地図」に結びつきました。

コンサートの思い出を中心に曲の「オールタイム10選」を振り返ってみましたが予定外の自作のコンピレーション・アルバムが作れて楽しかったです。例えるなら曲の数々は夜空の星で選んだ10曲は流れ星みたいな存在かもしれません。そんな特別な曲に出会えるのを楽しみに今後も音楽鑑賞を続けていきたいと思います。



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