1-6 《オセアニア放浪記》 オーストラリアの大草原に1人取り残された時の話
今回は本筋を離れて、海外での経験談を書きますね。
人生の岐路に立ったその時
大学卒業直前、就職もせず、なんの計画も無いまま海外放浪の旅に出た時の話。
ふと思い立ってオーストラリア(メルボルン)へ行き、更にふと思い立ってタスマニア島をヒッチハイクで1周したことがある。
ヒッチハイクのジェスチャーをすると、たま〜に親切な人が、次の街まで車に乗せていってくれた。
とある街へ移動しようとしたとき、車がなかなか見つからなくて
「途中までなら方向が同じだから、そのあたりまでなら乗せていってあげようか?」
と言ってくれた人の車に乗っちゃったことがある。
そしてその「途中」で降りた場所は。。。
とんでもない場所だった!
道路の前に立つと、目の前は果てしない草原。右も左も前方も、道路の先は地平線にのみ込まれてる。。。背後には奥の見えない森。。。
交通量は。。。ほぼゼロ。。。
車よ、来い!
この時点でバックパッカーを始めて数ヶ月。野宿にも慣れていたけど、こんな場所で野宿するのはぜったい嫌だ!
冬だったから寒かったし、食料も手に入らない。しかも森から何か出てきそうで怖かったし。
数時間後。。。
ひたすら真っ直ぐ伸びている道路を眺めていると、地平線の向こうから1台の車が見えた!!!
あの時の気持ちは「映画の主人公が大ピンチの時に救世主が現れた」時のそれと似てる。そんでもってなぜか脳内では L'Arc〜en〜Ciel の「NEO UNIVERSE」がかかってた。
「助かったぁ」と思って道路脇でヒッチハイクのジェスチャーをとると。。。
ブロロロロ〜〜
減速もせずに通り過ぎていった。。。
涙出たね
だんだん日も暮れてきて、寒さも増してきて気持ちもどんより。。。ここで野宿かぁ。。。と諦めかけた時、また地平線のかなたから1台の車が!!
「今度こそ!!」とヒッチハイクのジェスチャーをすると、その車は僕の前で停車してくれました!!
ウチに泊まっていくかい?
と親切そうな老夫婦。ところがその車の行き先は次に行きたい街じゃない。悩んでいたら、
「こんなところで1晩過ごすのは危ないからウチに泊まっていくかい?」
との有難いお言葉をいただいた。
そういう誘いにのって金品を奪われたり、殺害されたりする事例はけっこうあるらしい。僕が旅をしている途中でも、女性2人組みのヒッチハイカーが殺されて山で発見されたというニュースを見たばかり。
けれど、親切そうな老夫婦だから大丈夫かな♪
って思って泊まらせてもらうことにしちゃいました。
しかも翌日には近くの街まで車で送ってくれた。いや〜本当にありがたかった。
Lessons learned
僕の経験からヒッチハイクをする時に重要だと思ったことは
みなさんもご注意くださいませ。
思い返せば大学時代、就職活動も全くせず(スーツも持ってなかった)、卒業式にも出ずに海外放浪の旅に出てしまった。本当に無計画だったなぁと思う。
自分が親だったら泣くレベルだよ。
数年後、ようやく就職できた時に、就職先から大学の成績証明書の提出を求められたんだけど、
「そもそも俺って大学卒業してたんだっけ?」
と考えて大学へ問い合わせしちゃったほどの大バカ者でした(笑)。
さて、次回からは第2章です。英語を話すために越えるべき最大の壁について書いていきます。
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