見出し画像

ピアノのはじまり。

何年前?

このnoteの前から書いてきたブログに
「ピアノを弾きたい」と書いた



それから数年以上経って 今

弾こうとしている。





ピアノの先生に会いに行った


はじめてで、すごくドキドキした

どんな人なのか、どんな場所なのか


わたしはこれからどうなって行くのか




入ると前の生徒さんがピアノの前に座っていた。イスに座って少し聴いていてくださいと言われる


わたしの近くでは見たことない指の動きと聴いたことのない曲が流れた


わたしはその様子をただ眺めた




その生徒さんは帰り

わたしの所に先生が来た


電話ではなにもわからないから、どんな方かと思ってたら、すごく若い方ですね


もう三十代後半になって、若いと面と向かって言われたのは久しぶり



若いですかね、


若いですよ!まだまだ今からでも十分できます
どうしてピアノをしようと思ったんですか?



わたしは音楽が好きなこと、楽器はなにもできないこと、ピアノの音色になぜか惹かれること

だから自分も弾いてみたいと思ったこと。

正直に全部話した



すごくいいと思います

もうこんな歳だから、と言う人もいますがやってみよう。というのは私はいいと思います

ただピアノは簡単ではないです。

ここから年月をかけてと、お考えであればしっかり教えます。



先生もはっきりとおっしゃった




ふんわりと考えていた

ピアノが弾きたい。

という想いが現実的になって、目の前に現れて身体と頭が強ばった



少し弾いてみましょう




ピアノは鍵盤をたたくことで、弦に当たり音が出ます、強く叩くことが大切です



先生の小さいけどすごくしっかりした指が
強く鍵盤を叩く

叩くとほぼ同時にピアノ全体から音が響き出る 振動が身体にも伝わってくる

音が鳴り響く




やってみて


わたしの親指も鍵盤を叩く

これでもかと言うくらいに

びっくりするほど強く叩く





音楽は 流れるようなものだと思っていた



どんなときも どんな場所でも聴けて


どんな自分にも寄り添ってくれているような




こんなに激しいものだとは知らなかった







先生がそのまま激しく 鍵盤を叩く

でも流れるように




そこにあるままに






なんか 涙が出る


自分の内側から なにかが溢れ出すように








教室を出て

車に乗る 



家に帰る気にはなれなくて




そのまま車で走る




またなにかが溢れてくる




どんな感情なんだろう




うれしいのか かなしいのか




理由のわからない涙が出る




ただ

嫌な気持ちじゃない




なにかを迎えたような


そんなかんじ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?