これからも、仕事と創作をいいバランスで。【おくちはるさんと対談③】
褻mono店主が気になる方々にお話を伺う「店主対談」。
第3弾はフリーランスでイラスト・デザイン制作を行う
「おくちはる」さんがゲストです。
①絵で喜んでもらえるって嬉しい!が原体験。
②会社員だった経験が、個人での仕事に活きている。
③これからも、仕事と創作をいいバランスで。←イマココ!
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「イラストを依頼する」を考えてみる。
褻mono:私は元々広告の会社に勤めていたこともあって、イラストの役割みたいなものを、たまたま一般の方よりも理解できる環境にいたと思っているんです。
そこから時間を経て、うつわの個人店を営んでいる今なのですが、イラストやデザインのチカラに頼れる場面は結構あるなと思っていて。
同じように個人店を営まれているような方が「イラストレーターさんにお願いするとこういうお仕事もできるんだ!」ってなったら、より面白そう…!と個人的には感じてるんです。
おくちはるさん:うんうん、なるほど。
褻mono:で、実際にイラストレーターさんにお願いしよう!となった時に「イラストレーターさんが所属してる制作会社さんにお願いをする」という方法と「個人で活動されているイラストレーターさんにお願いする」という選択肢があると思うんですけど。
私も実際にイラストレーターさんを探す時に悩んだ部分でもあったんですが、イラストレーターであるちはるさんから見て、二つの違いやそれぞれの良さって、どんな部分にあると思いますか?
難しい質問かもしれませんが…。
おくちはるさん:なんだろう…?難しいですね…!
でもイラストって、その人その人が唯一無二の絵柄で、似たような部分があってもドンピシャはまってしまったらもうその人しかない!みたいなところがあると思うので…それが制作会社勤めの方なのか、個人でやってらっしゃる方なのか、それはもう仕方ないことなのでは…って思ったりします。
褻mono:グッときたイラストによるってことですね…。確かに、そうかもしれない…!
私は制作会社の方に依頼した経験がないので、そちらのケースはわからないのですが…。ちはるさんとのお仕事を通しての私の体感で言うと、個人と個人としてお話ができるので、意識感のズレが少ないというところが個人の方にお願いする時の魅力かなと思ったりしていて。
おくちはるさん:なるほど!確かに!(笑)
二人:はははは!(笑)
おくちはるさん:すみません、褻monoさんのご意見に乗っかるかたちで(笑)。
褻mono:いえ、じゃあそれでいきましょう!(笑)
おくちはるさん:逆に個人のイラストレーターさんだと連絡の頻度やどんな人かわからなくて依頼が難しいと感じられる場合は、制作会社さんにご依頼されると安心かもしれませんね。
褻mono:確かに、制作会社さんは道筋を立ててリードしてくれるのが上手そう…。
例えば私の場合だったら、「イラストでこんなことがしたいんです」というイメージをお話して、それを直接ちはるさんに聞いて頂けて受け止めて頂ける感じが非常にありがたいんですよね。
なので依頼する人との相性というか、話しやすさも検討材料としてあってもいいのかな、と思ったりしますね。
おくちはるさん:なるほど、それもあるかもしれません。
褻monoさんから頂くご依頼は、いつもご希望の内容がとても明確ですよね。
褻mono:ほ、本当ですか…?
おくちはるさん:毎回、褻monoさんからのご依頼では、イラストに入れたい主役のうつわ、入れたいけもののキャラクター、背景の季節感やイメージなどをご指示いただいてますよね。それに加えて、主役のうつわの「みせたい魅力ポイント」はどんなところか、その魅力がいちばん引き立つのはどんな世界観で…みたいなこともハッキリしていて。
「イラストを見た人にどう感じてほしいか」のご希望がとてもわかりやすくて、私が想像しやすいようにご依頼を頂いていると感じてます。
褻mono:そう思って頂けていてよかった…。
褻mono:依頼をする側としては、私のように割とはっきり希望がある方もいれば、一方で「まだ具体的に固まってないところから相談したい」という方もいると思うんです。
ちはるさんがご依頼を頂く中で「イメージするものは今のところ何もなくて…」みたいなものもあったりしますか?
おくちはるさん:お話頂く時にふわっとしてることももちろんありますね。そういう場合は、「見た人にどう感じてもらいたいですか?」「たとえばこんなイメージはどうですか?」ってヒヤリングしていくと、大抵答えを返して頂けるので、じゃあこういうことかなって組み立ててご提出するみたいなやり方をしています。
いきなりイラストで「こんな感じですか?」ってズラッとたくさん出すことはあんまりないですね。ある程度答えをすり合わせて、という感じです。
褻mono:なるほどなるほど。じゃあゼロからでちはるさんにお願いしたい方でも、オッケーはオッケーっていう…
おくちはるさん:もちろんオッケーです。「どういう意図ですか」とか質問がいっぱい飛んでくるかもしれないですけど(笑)。
これからも、仕事と創作をいいバランスで。
褻mono:では最後になりますが、ちはるさん的に今後はどんな風にお仕事をしていきたいですか?媒体的なことでもいいですし、内容的に「こういうイラストを続けていきたい」みたいなことでも構わないんですけど。
おくちはるさん:そうですね。個人で活動を始める前は、元々小心者なところもあってドキドキがすごかったんですけど。
今はとてもありがたいことに、色々な種類のお仕事を頂けていて。ご依頼頂くたびに新しい引き出しをもらっている感じで、楽しくお仕事させてもらっているので、今後もいろんなお仕事に関わらせて頂けたらいいなと思っています。
自分自身、本が好きなので本の表紙や絵本だったり、モノやことの魅力を伝える商品のパッケージイラストやキャラクターのデザインなどのお仕事もしていけるようになりたいです。あとは描く頻度が少し落ちてしまっていますが、創作のイラストも引き続き描いていきたいですね。
褻mono:おぉ…!そうなんですね。ただ、お仕事しながらだと個人で描く時間の確保が難しそうですよね。
おくちはるさん:そうですね。でも、お仕事のイラストも創作のイラストもどちらも大好きなので、また描いていきたいなと思います。
褻mono:ありがとうございます。では質問は以上で…。
おくちはるさん:回答になったのかどうなのか、恐縮です…。
褻mono:いえいえ、全然問題ないです(笑)。
でも、さっきの個人と個人のお話じゃないですけど、ちはるさんとこうしてお仕事はもちろん、それ以外でもお話させて頂けてという関係性がとてもありがたいなと思ってます、本当に。
おくちはるさん:私も、本当にありがたいことと思ってます!
褻mono:ぜひあの、今後ともよろしくお願い致します。
おくちはるさん:引き続き、よろしくお願いします。
褻mono:本日はありがとうございました!
おくちはるさん:ありがとうございました!
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店主後記
というわけで、おくちはるさんとの対談をお届けしました。
ちはるさんが個人で活動されるまでのお話や、イラストがどのように生まれるのかなど、私が個人的に知りたかったお話を沢山聞かせて頂きました。
一緒にお仕事をさせて頂く中で日頃から感じている
ちはるさんの丁寧さやイラストに滲み出る優しさは
やはり、ちはるさんのお人柄そのものから来ているものなのだと
今回の対談を通して、改めて納得した店主でありました。
今後もちはるさんと褻monoで、面白いことをご一緒できたら嬉しいなと思う所存です…!
おくちはるさん、オファーを快く承諾してくださりありがとうございました!
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