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大瀧裕太 語る 本編

執筆者:大瀧裕太

お久しぶりです。
理学療法士の大瀧裕太です。
先日、ダイエット・筋トレについて質問をされたので
今回はそのことを記事にしたいと思います。

まず、質問内容は
「筋トレをして体が大きくなるのが嫌だ。
筋トレをやめた方がいいのか」
というものでした。

結論から言うと、「筋トレは継続した方がいい」です。

まず、筋肉には「速筋繊維」「遅筋繊維」というものがあります。

「速筋繊維」とは収縮速度が高く大きな力を短時間に発揮することができます。瞬発力や大きな筋力を必要とするときに主力となります。しかし、一方で持続性に欠け疲れやすい特徴があります。また、速筋繊維は大きな筋肉エネルギー源は糖分であり酸素を必要としません。

鍛え方は高負荷(重い重量)、低頻度(少ない回数)で行います。筋トレなど
速筋線維を鍛えることにより筋肉量が増え、体が引き締まり綺麗なボディラインを作ることに貢献できます。また、筋肉量が増えることにより基礎代謝量(何もしていなくても消費されれるエネルギー量)が増え、痩せやすい体になっていきます。

「遅筋繊維」とは、酸素を蓄えるミオグロビンを多く含みエネルギーを多く作り出すことができるため持続性があります。しかし、筋肉を収縮する力は弱いため、短時間に大きな力を発揮することはできません。また遅筋繊維のエネルギー源は酸素や脂質です。
鍛え方は低負荷(軽い重量)、高頻度(多い回数)で行います。20回ほどで疲れる程度。ランニング、水泳など
遅筋線維を鍛えることにより筋肉を引き締めることができます。またエネルギー源は脂質の為、体脂肪を燃焼させることができます。

質問内容は「筋トレをして体が大きくなるのが嫌だ。筋トレをやめた方がいいのか」というものでしたが、筋トレをして筋肉量が増え、体が大きくなるのであれば筋トレは継続しない方がいいのでは?と感じた方もいると思いますが、筋トレによりより痩せやすい体になるため適度な筋トレは行っていく必要があると言えます。

また、筋トレでは筋トレ後にもエネルギー消費が続く現象(アウターバーン現象)というものがあります。ランニングなどの有酸素運動は行った時間のみエネルギー消費が行われるので、筋トレの方がエネルギー消費が大きい場合もあります。

そのため、「筋トレをして体が大きくなるのが嫌だ。」という方は適度な筋トレを行った後に有酸素運動を行うことで、エネルギーを消費しやすいからだになり、体脂肪を消費し体を引き締めることができるのではないでしょうか。

ダイエット時には食事を抜いて体重を減らそうとする方もいると思います。一時的に水分などが減り体重が軽くなることもあると思いますが、運動するために必要なエネルギー源がない場合には自身の筋肉を消費しエネルギー源に変えてしまうため、健康的に体脂肪を落とすことができず、結果ダイエットやボディメイクが続かず失敗に終わってしまう可能性があります。

特に筋肉線維を修復するたんぱく質を意識的に取るようにしましょう。
タンパク質は筋肉の為だけではなく、髪や爪、肌なども作るため欠乏すると髪質や肌荒れの原因にもなります。

食事・運動・睡眠がきっちりとる健康的な生活を送り、健康的な体を作っていきましょう。


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