破壊 Disruption 新旧激突時代を生き抜く生存戦略
皆さん、こんにちわ。
社会人ラグビーチームでコンディショニングコーチをしている寺田です。
今日はタイトルにある様に書籍の紹介。
以前のブログでは毎週月曜日に本の紹介をするという『自分しばり』があったので、週に1冊は頑張って本を読んでいたのですが、
noteに移行してからはそういった『しばり』を設けていませんでした。
そうなると『意志力』が弱い私はズルズルと本を読んでまとめるという習慣が薄れてきておりまして。。。
改めて自分の意思の弱さと習慣の大切さを感じています(笑)。
今後は週1とはいかなくても『この本は読んだ方が良い!』と感じるものは紹介していこうと思います。
今回紹介するのは2018年に書かれた著書で、
LINE株式会社の執行役員であり、経営コンサルタントでもある葉村真樹さんが著者。
破壊 Disruption 葉村真樹著
私が本著を何で知ったのかは覚えていないのですが、
コロナウイルスによって加速した旧時代の『破壊』の波を企業や個人が生き抜くヒントが書かれている著書だと感じました。
特に本著の前半にある『デザインシンキング』に関してが印象的でした。
ビジネスの世界では以前から言われている『デザインシンキング』とは
『企業としての業界ポジショニングや、自社の経営資源を考える前に、まずは自らの顧客の事を考える事』
と書かれているのですが、これはスポーツトレーナーなどの身体の専門家にも言える大事な事でしょう。
自分が指導したい事、
自分が他のトレーナーと比べて勝っている所、
自分が相手にできる事などを全面に出しても、
顧客がそれを求めていなければ全く意味がありません。
本著では男女の恋愛に例えながらデザインシンキングを説していますが、とても分かりやすく書かれています。
ただ、読んでいると当たり前に感じるのですが、いざ自分や自社の製品に置き換えて考えると難しいのだろうなぁと思いますね。
自社の製品や技術に自信があれば尚更だと思います。
また、これも良く言われる言葉ですが、
『顧客がドリルを買うのはドリルが欲しいのではなく穴が欲しい』
これも真実なのですが、それを踏まえて『穴を開けなくても済むならそれが1番で、それを可能にするのがテクノロジー』
という部分は正に今の時代を表しています。
スポーツトレーナーの世界で言い換えるならば
『顧客はジムで運動したいから来るのでは無く、運動によって得られる健康や減量や自己肯定感が欲しいのだ。そして、それをジムに来なくてもできるならそれが1番で、それを可能にするのがテクノロジーだ』
といった所でしょうか。
私にとっても多くのトレーナーの方にとっても耳が痛い言葉ではありますが、これからの時代に適応する為にも頭に入れておくべき観点だと思います。
これからの時代のヒントを得たい方は是非チェックしてみて下さい。
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