🐻‍❄️テディベアと一緒に寝ること　(HUFFPOSTからの引用です)

セラピストからテディベアと寝るように言われた。それがどれほど私の人生を変えることになるのか、想像もつかなかった。

⚠️このエッセイには、著者の性的虐待の経験に関する詳細が含まれています。ご注意下さい。

🐻💬テディベアにまつわる記事をシェア(引用)しています。今日は、脚本家･回想録作家レイチェル・ワインハウスさんのエッセイを、DeepLで翻訳してみました。
(1年以上前に下書きしたまんまの状態でした^^; )

それではどうぞ

　私はテディベアと一緒に寝ている46歳の女性である。皮肉なことに、私は子供の頃、ぬいぐるみと一緒に寝ていなかったし、仮に寝ていたとしても、子供の頃の宝物を取っておくほど感傷的でもないし、「全く感傷的でないな」と非難されるかもしれない。
息子のベビー毛布が手狭になったので捨てようとしたら、夫に「それは大切な思い出だから」と止められました。

彼(夫)は、私のゴミをたくさん横取り(保管)してくれます。彼は、私が迷惑ダイレクトメールだと思って捨てた封筒を取り出した。実はその封筒は、私の母校である南カリフォルニア大学(USC)のジョージ・ティンダル博士（同大学の元婦人科医で、数々の性的不正行為の告発をされた) に関する2億1500万ドルの集団訴訟の和解案の一部であることを知らせる通知が入っていたのであった。
(※USCは、2021年にティンダル博士の元患者に8億5200万ドルを追加で支払うことに合意し、その総額は11億ドル以上になる。彼は現在裁判中で、自分に対するすべての告発に対して無罪を主張している)

そのティンダル博士との体験について、すぐに思い出せるわけではなかったが、それが表面化しはじめたとき、性的暴行という別の記憶が引き金となった。
それは5歳のとき、家の向かいの森で、近所の16歳の少年に指を入れられた記憶。私は38年間、誰にもそのことを言いませんでした。
ティンダル博士は私に不必要な骨盤検査と全身の皮膚チェックを行い、不適切に体を触り、性的な示唆に富むコメントをしました。
(著者を含む何百人もの女性がティンダールに対する申し立てを行ったが、その大半は10年の時効を逸脱していたり、刑事告訴を認めていなかったり、起訴に足る証拠がなかったりした。著者の申し立ては、ティンダルが現在法廷で抗弁している具体的な主張の中には入っていない)

最初は幼少期のことも婦人科医でのことも、どちらの事件も自分に大きな影響を及ぼしているとは、本当に思っていませんでした
(感傷的になれない性格が影響？)

南カリフォルニア大学はPraesidiumという会社と提携して、この事件の被害者が精神的なサポートを見つけたり、資金を提供したりするのを助けていたのです。
私に無料のセラピーが必要なのだろうか？私は、別に自分の暴行体験はトラウマにならないと思ってましたが、とにかく行ってみました。最初のセッションで、私はセラピストに幼少期の暴行について話しました。
「それは本当に大したことではありませんでした」と私は言いました。
彼女(セラピスト)は、慈愛に満ちた目で私を見ていました。「それは、あなたが子供のころに経験した、とてもトラウマになるような出来事です」と。

1時間が終わったとき、私は感謝しましたが、毎週セッションに顔を出し、母と私の複雑な関係や暴行の歴史について話すことに意欲的だったにもかかわらず、私の参加はその場しのぎのものだったのです。私は深く掘り下げる準備ができていなかったのです。

1年近く一緒にセッションを行った後、セラピストは私にテディベアと一緒に寝ることを勧めました。彼女は「ぬいぐるみを抱きしめることで、あなたの自分の体にもっと存在するのを助けるだろう」と言いました。そうすれば、過去のトラウマを抑えたり減らしたりするのではなく、向き合うことができるかもしれませんと。
ですが、私は彼女(セラピスト)が狂ったように見えました。 ロマンティックコメディの脚本家である私にとって、彼女の言う「テディベアと一緒に眠る」という提案は、正直、ネタのように思えました。 シーンを想像してみてください。最初のデートは非常にうまくいきます。 二人は彼女の家にたどり着き、寝室に向かいます。ロマンティックな雰囲気になり、あとは「イク」だけ。 だが彼がパディントンと顔を合わせるまでは、、、
大人の女性がぬいぐるみと寝るなんて、ハチャメチャなオチがつく。

私はセラピストの提案に丁寧に返事をした。「いいえ、結構です。そんなことはしない」と答えた。
数週間後、彼女が再びその話を持ち出したとき、私は彼女が本気でそう思っていることを知った。今度は、「自己愛」とか「癒し」とかいう言葉を聞いたが、私にはその概念が異質で、取り入れることができなかった。しかし、私には考えがあった。彼女の機嫌をとるために、一晩か二晩、ぬいぐるみと一緒にあえて寝て、前よりも自分を愛すること、存在することに近づいていないと確信したら、次の行動に移ってやろうと。

私の二人の息子も、数え切れないほどのぬいぐるみを所有している。しかし、(モノを大事にする)父親からセンチメンタルな遺伝子を受け継いだ彼らは、毛皮の友達を手放そうとはしなかった。私の絶望的な表情を見た末っ子は、熟考の末、彼のコレクションの中で最も醜い、目が欠け、赤い舌が半分しかない小さなパグのぬいぐるみを私に与えることにしたようだ。
息子はその犬を渡して言った、「一晩だけならいいよ」。
私はパグをベッドに連れて行った。パグは小さすぎて脇の下に挟まったまま。一晩中、不快な思いをして過ごした。
だが、私はセラピストが間違っていることを証明する為、さらにもっと努力した。
約束通り息子にパグのぬいぐるみを返して、オンラインでテディベアを注文したのである。
出品されていたテディベアは『愛情を込めて手作りした』とあり、柔らかいグレーで、超超モコモコしているように見えた。
私は3体注文した。息子たちの無邪気な笑顔に惑わされず、それぞれのテディベアを用意しなければ、白昼堂々、私の寝室から無慈悲にもテディが誘拐されることになると思ったからだ。2日後、3体のテディが箱に入って届きました。私はすぐに、そっと包みを開けました。

夫は私のセラピーにとても協力的で、「妻がクマのぬいぐるみと寝ている」ことについて黙っていました。もし夫がそのことについてコメントしたとしても、私がすでに自分自身をからかっている以上、これ以上からかうことはできないでしょう。その最初の夜、テディを強く抱きしめ、目を閉じて、私は声に出して言いました。「私は過去最低の状態に陥った」と。

私はセラピーも深く掘り下げるようになりました。母親はクライアントがトラウマを処理するのを助けることに優れていたが、自分の娘には性的暴行を受けたという自覚がない。母親と私はいろんなことを話し合いました。
あるセラピーでは、眼球運動による“脱感作と再処理”というアプローチで、私が幼い頃から抱えていた恥や悲しみを処理するのを助けてくれました。しかし、それでもまだ私は自分の暴行体験が衝撃的なものであったと信じることができませんでした。

補足
著者のレイチェルさんご本人は幼少期の性被害について、なにが問題なのか深く考えることができず、その出来事を38年間、両親や兄弟、配偶者にも、誰にも話してこなかったそう。その後のティンダル博士による性的不正加害についても実感がなく、自分は被害者ではなく関係ないと思っていた為、レイチェルさんの母親が「あなたも和解請求者のひとり(被害者)だ」ということを伝えていたそうです。

テディベアと眠り始めた後のあるセッションで、その日も私は「別に私の性被害は大したことない」を繰り返した。それは私のマントラのようになっていた。
そんな私にセラピストは、もし自分の子どもが暴行されたらと想像してみるように言いました。「その時、大したことではなかったと思うだろうか？」この質問で、私の心は大きく揺さぶられた。私は子供を助けるために森の中に電光石火で走っただろう。ティンダル博士を止めるために全力を尽くしただろう。しかし、私を救ってくれる人は誰もいなかった。その瞬間、私は自分のうけた暴行の恐ろしさと衝撃を思い知った。
その夜、私は「テディベアと寝る大人なんて」と冗談を言わなくなった。テディベアと眠ることの躊躇もしなかった。テディをできる限り胸に抱きしめた。

セラピストと私はセラピーを続けた。テディと一緒に眠り続けながら。

ぬいぐるみと一緒に寝るようになってから数週間、驚くべきことが起こり始めたのです。私は慰められ、孤独を感じなくなったのです。私は、かつての少女(自分)に愛情を感じました。私は彼女のために、つまり自分のためにクマを抱きしめたのです。
(🐻テディベアを少女だった自分だと思って抱きしめた。ということでしょうかね)

そして数日後、USCからの和解金小切手が郵送されてきた。その金は超現実的だったが、私を完全なものにすることはできなかった。
ある時セラピストの彼女が「なぜ回顧録を書かないのか」と尋ねてきた。
私は彼女が最初にぬいぐるみのクマと一緒に寝ることをお勧めしたときと同じように、私は信じられないほど彼女を見た。
私は脚本家だから、私自身の本は書かない。と答えた。
しかし、彼女の提案にメリットがあると理解するのに時間はかからなかった。私はこれまで、物語や架空の人物を逃避の手段として使うことが多かった。自分の物語を書くことは、私がより本物で存在するための機会でした。私はセッションの合間に、彼女にチャプターを送るようになりました。それは私が声に出して言うことは困難であったものをページ上に置くことは容易であった。
私はよく夜、ベッドでテディベアを横に置いて支えてもらいながら書きました。3ヶ月弱で、私は原稿を書き上げた。

HUFFPOST
回顧録『権利主張者』の執筆に励む著者の傍らで、テディが支えている。

テディと一緒に寝るようになってから2年以上が経ち、今では私のクマは擦り切れてボロボロになり、背中には小さな裂け目ができている。ベッドメーキングのとき、シーツの間から小さな詰め物の欠片を摘まみ出さなければならないこともある。
以前は、クマをゴミ箱に捨てていたかもしれません。でも、誕生日や祝日のカード、特別なコンサートのチケットなど、もっといろいろなものを取っておくようになったんです。デスクの真上には、子どもたちの作品を飾るための大きなスペースがあり、その他の愛用品も特別なビンにしまっています。

私はかつて、自分は感傷的ではないと思っていましたが、それ以上のものがあることを知りました。性的暴行を受けたことで、幼少期の自分は自分にとって大切なものを保存する価値がないと思っており、大人になってもそのように考え続けていたのです。
セラピストと私は、なぜ彼女が私がぬいぐるみと寝ることにそれほど執着していたのかについて、さらに話をしました。彼女は、「最愛のものは、自分自身の心理的表象となり、時が経つにつれて、自己愛と自己顕示欲を発達させるのに役立つ 」と言いました。
テディを大切にすることで、私は自分自身を育むことができるようになりました。私は今、より大きな自己価値を持っています。私は自分が重要であり、私の思い出が重要であり、私の書くものが重要であることを知っているのです。

もちろんテディベアと寝たことだけが、今の私を助けてくれたのではありません。愛されるに値するように自分を愛し始めるには、多くの努力と自己吟味、そして真の変化が必要だったのです。

『中年女性は皆、ぬいぐるみと一緒に寝るべきだと思う？』

まあ、正直に言うと、そうです。毎朝ベッドメイキングをして、テディを枕の間にそっと置いたり、夜中にシーツの下を探ってクマがどこに逃げたのか探すたびに、そんな自分の正気を疑うのです。しかし、私は自分に対してもっと思いやりを持つように努めていますし、努力している自分を誇りに思っています。

手術(修理)さえすれば、テディベアはいつまでも壊れることなく健康だと思います。そしてご存知ですか？私もいつまでも健康です。

※アプリによる自動翻訳です。だいたいのニュアンスは正しいと思いますがもし間違いがあったら申し訳ございません。

レイチェル・ワインハウスは、脚本家、回想録作家である。南カリフォルニア大学で脚本学の美術修士号を、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で英語とクリエイティブ・ライティングの学士号を取得した。
著書に「The Claimant:The Claimant: A Memoir of an Historic Sexual Abuse Lawsuit and a Woman's Life Made Whole"（主張者：歴史的な性的虐待の訴訟と女性の人生の回顧録）の著者。
引用はこちらから→rachelweinhaus.com

My Therapist Told Me To Sleep With A Teddy Bear. I Had No Idea How Much It'd Change My Life.

☝︎自動翻訳でシェアした記事: HUFFPOST

🐻いかがでしたでしょうか？
今回のケースは、「ぬいぐるみで過去のトラウマや恐怖や悲しみを癒す」というより、違った角度からのセラピー効果でしたね。
まったく感情がなかった心が、テディベアにより自分を大切にすることを思い出させてくれた。というお話だったと思います。


※テディベア(ぬいぐるみ)に関することとして、ハフポストの記事をシェアしましたが、性暴力に関しては、著者のレイチェルさんの例はレアケースだと思います。
性暴力は被害に遭った人が長く苦しみ続け、ぬいぐるみなんかじゃ解決できないとてつもない深い傷をおうということを再認識し、今も苦しんでいる人のサポートや、これ以上傷つけられる人が増えないような社会になってほしいです。

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