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【11限目】全員登校・授業が始まる

2020年6月11日

今までは分散登校でしたが、通常の授業再開でやっと全員がゆっくり会えることが出来ます。新学期の始まりと同じなので、新しい先生、新しい友達との出会いと交流が始まります。

始めから活発に行動できる子供もいれば、休み中の生活・分散登校・授業からの切り替えが出来ず、直ぐに馴染めない子供もいると思います。

新しいスタートにあたり先生達は、全員の子供を受け入れて3密を避けた授業を如何に円滑に実行して子供の成長を着実に図るか種々工夫し取り組まれていると思います。

学校授業(行事)でのコロナ対応を進め、安心・安全な状況クラス(学校)活動の為にも今こそ子供の心に寄り添った声かけや指導をきめ細かく行うことが最も重要と思います。

先日、同じ時期に小学校の先生をしていた友達から絵手紙が届きました。その中に、『先日テレビで顔にフェイスシールドを付けた先生に子供が近づいて話そうとすると、もっと離れて‼と、言う先生の姿を・・・。楽しい筈の給食をただ黙々と口に運んでいる子供達を見てもう涙が止まりませんでした。』と書かれていました。

現場の先生も本当は、抱きしめてやりたい、楽しく食事させてやりたいと思う心を押さえながらの発言だと思います。このような辛い対応がこれからの各種行事・活動の中で多々現れてくると思います。

新しい三密や手洗い・消毒など学校生活・授業スタイルに馴染めず、学校にいきにくくなっている。家の方が自由で良い。1時間の授業に疲れてしまう。多くの友達と接触するとコロナに対して不安になる。いうような子供もいます。

学校が始まると先生は、今までの休校中の授業の遅れている学力を付けなければと思いがちですが、特にスタートの数週間は、家では味わえない、友達との交流・先生から直接教えてもらえる分かりやすい授業・学校の諸行事など、楽しいことが一杯あり、学校に行きたくなる楽しい学校を準備することが大切な時期だと思います。

今年度から始まった学習指導要領は2年間で2学年のカリキュラム内容を終えるものですし、学力面では休校中の授業時間の夏休みや土曜の授業追加、家庭学習の教科などで補填されていきますが、学校行事でしか味わえない、皆で準備や練習や発表、などが大幅に削減されてしまうかもしれません。

先生が、学力をつけなくてはという気持ちを少し横に置いて、子供の側に立って考えてみると、今どのように子供と向き合えば良いか、どうすればよいかが見えてくると思います。

まずは、学校が子供を受け入れる環境を作り、家庭とはちがう学校ならではの楽しい経験のできるところ、安心・安全なところと思える学校づくりが大切です。

一年生を担任した時の学級通信を添付します。1号と2号です。


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我が家に咲いた紫陽花の花の写真です。

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【編集担当より】
東京でも休業要請などの緩和の段階がステップ3となりました。大阪では一足早く休業要請も解除され、街も賑わいを見せてきました。先日USJも再開され、年間パスのソフトオープンのチケットで体験してきましたが、しっかりとした感染対策をされていました。何よりもキャストや従業員のみなさんが一列に並んで、「おかえりなさい」と手を振ってくれていたことが印象的でした。学校やサービス業など、密接なコミュニケーションが必要となる職場や環境では、様々なご苦労があることかと思います。少しでも早くコロナウィルスが終息することを願っています。

とうとう、油絵のストックは切れたのでしょうか。実家の紫陽花の写真が送られてきました。もう少しよい画像でとれたと思うのですが…。季節が変わり梅雨でじめじめとしますが、しとしと降る雨がコロナウィルスを洗い流してくれると思えば、いくぶんか気持ちも和らぎます。一緒に不安や苛立ちも洗い流してくれるとよいですね。

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