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2023.4.28【161限目】 

絵をかくことは、自分の内にある感動や思いを、色や形で表現する創作活動です。継続的に絵をかくことは、創造性の豊かな人間を育てることが出来る思います。

そのためには、子どもを引き付ける何かがある教材、子どもが夢中になって追及していくような教材、教師の工夫や手立てによって授業が楽しくなるような教材を集めて、充実した授業をすることが大切だと思っています。


授業で大切にしている事

①     子どもが興味を示し、課題をしっかり把握し、生き生きと自分を表現して絵が描ける授業。
②     学級のなかで、それぞれの表現を認められたり、喜び合えたり出来る学級づくり
③     教師の力や支えがあり、教材を通して、子どもと教師がともに力を出し合って作り上げていく授業。 

そのためには、子どもたちが自由に楽しく表現できるような教材を選び、形や色などをもとに、自分のイメージを持つように指導します。先生と子どもの関係も自由でありたいと思います。

子どもが絵を好きになり、自らかくようになる為には、子どもの作品の良い所を褒めて育てることが、最も大切です。


低学年 見てかく絵(観察画) 「ザリガニ」を教材にした場合の指導

ザリガニを見たり触ったりしたことのない子もいるので、実際に教室でザリガニを育てます。

その様子や形に興味を持ち、子どもたちがザリガニと触れ合うことで、ザリガニの体や形や様子などを見て、友達と話し合ったり、その動きや形の面白さに驚いたりして、書きたい意欲を持たせ、その形、色、様子を生き生きと表現できるようにします。

また国語の時間では、ザリガニについての作文や詩を書いて発表する授業をして、みんなでザリガニについて話し合い、共有することで、表現しやすくなり、イメージも沸いてきます

大切な事は、出来るだけかきたい事が明確になるような指導をすることです。

中学年で、「へちま」を教材にした場合も同じで、土を掘り起こして種を蒔き、水やりをして、成長していくへちまを、理科の時間に観察し成長の記録を取り、やがて花が咲き、実になる様子を観察し学習します。

成長の過程を見てきて、子どもたちにとって、育てるという仕事は大きな発見であり、驚きであり、喜びでもあります。

それを絵にすることは、心に響くものがあり、葉っぱや大きくなったへちまを見て、生き生きした表現が出来るようになります。

そんな活動の中から、絵をかく楽しさを知り、自分の思いを表現する喜びを感じて欲しいと思っています。


作品展

私が習っている油絵教室の作品展が、明日から3日間あります。

絵との出会いは、20年ほど前になります。大学時代に所属していた器械体操部で痛めた足首を手術しました。その後3ヶ月の自宅療養で病休を取っていた時に、油絵の無料体験のチラシを見て、松葉杖をついて参加した油絵教室の先生が、今の油絵の先生です。

一人一人の個性を大切にして下さり、絵をかく楽しさを教えて頂いています。

習い始めてからしばらくして、私が楽しそうに絵を描いていると、夫が私に絵を教えて欲しいと言ってきましたので、それなら一緒に習った方がいいと勧めて、同じ教室で一緒に描くようになりました。

今回の作品展では、夫も私も4点の作品を出品します。1年半に一回のペースで作品展が催されています。今回で13回目を開催することが出来ました。

作品展には、普段会えない友だちなども、久しぶりに会いに来てくれます。私にとっては、とても幸せな時間です。

心豊かに

絵を描くことで、前頭葉が働き情緒が安定すると言われています。

学校の授業の中で、絵をかいたり、習字を書いたり、歌を歌ったり、楽器を演奏したりすることは、心を育てる大切な教材だと思います。

その経験が、成長していく中で、子どもたちにとって、生活を豊かにする出会いがあれば幸せだと思っています。

私にとって絵を描くことは、人生を楽しく、日常の生活を、心豊かに過ごすことが出来る大切な時間だと思っています。



【今週のけい先生】*担当:夫(父)

早春に咲き、実っていた花や野菜に代わり、夏野菜(ミニトマト、ピーマン、オクラ、青じそ)を、新しい土と肥料で植え付けていました。

【編集担当より】 祝!!フォロワー1000名
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母の拙い文章にいつもお付き合いいただき、誠にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。

引き続き、少しでも皆様にお役に立てる記事ができるように、母、父、編集担当ともども頑張ってまいります。今後とも宜しくお願い申し上げます。

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