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みんなの感想まとめ

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慶應義塾大学出版会の本について書いてくださった感想・ご紹介を随時追加していきます。 皆さんありがとうございます!
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#慶應義塾大学出版会

中国料理が喚起したアジア各国のナショナリズムーミニ読書感想「中国料理の世界史」(…

研究者岩間一弘さんの「中国料理の世界史」(慶應義塾大学出版会)が興味深かった。中国料理を…

読書熊
2年前
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岡野弘彦 『折口信夫の晩年』 慶應義塾大学出版会

本は積んでしまうと行方不明になる。この連休に家の中の整理をしていたら出てきた。先日、同じ…

熊本熊
2年前
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読書日記-紹介だけ-

確か、春先に読んだのだが、 今日少しだけ眺めていた。 言葉と倫理。 面白い本だと思います…

陽月
2年前
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谷口忠大・石川竜一郎編著「コミュニケーション場のメカニズムデザイン」

・本書は、ビブリオバトル(書評ゲーム)、ディベート、演劇ワークショップ、発話権取引の実践を…

書評:川上淳之著『「副業」の研究』 (経セミ2021年8・9月号より)

川上淳之[著] 『「副業」の研究――多様性がもたらす影響と可能性』 慶應義塾大学出版会、20…

御園敬介 『ジャンセニスム 生成する異端 近世フランスにおける 宗教と政治』 : 幻…

書評:御園敬介『ジャンセニスム 生成する異端 近世フランスにおける宗教と政治』(慶應義塾…

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浅見雅一、 野々瀬浩司 編 『キリスト教と寛容 中近世の日本とヨーロッパ』 : 〈寛容〉という言葉の表裏

書評:浅見雅一、野々瀬浩司 編『キリスト教と寛容 中近世の日本とヨーロッパ』(慶應義塾大学出版会) 「寛容」という言葉には、きわめて「美しいイメージ」があって、私たちは(特にリベラルな人間は)「人間、そうでなくちゃね」とか「偏狭な他者排除は許されないよね」などと、簡単に考えてしまう。 しかし、この「寛容」という言葉の意味をよくよく考えてみると、そこに、ある種の「鼻持ちならない、上から目線」が感じられはしないだろうか。 そこでは、「私と(私とは違う)他者」の存在が前提とされ