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20240221_一神教が生まれた経緯について学び、考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想10

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"春秋から戦国へ"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"史上初の一神教、ここに生まる!"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 宗教は約10万年前には生まれていたと言われているが、一神教が生まれたのは約3300年前。それ以前に生まれた宗教は多神教だった。
 エジプト新王国時代で絶頂期に達していた当時の王、アメンホテプ4世は政権内部の権力は絶大だったが、"神の御威光"を背負う神官の前には跪かざるを得ない状態が続いていた。王は自身も神官となり、自身に下ったアトン神以外の神を全て偽物だと喧伝することで、神官の政治的発言権を剥奪しようと目論んだ。人類史上初の一神教は王が王権を強化するためのプロパガンダ宗教だった。

感想

 普段あまり触れることの無い宗教について考える良い機会となりました。今では世界の宗教人口の2/3以上を占める一神教も宗教の歴史全体で見ると新しい部類に位置しているという点は学びになりました。現代では当たり前のように思われるものも、大局的に見ると新しい部類に位置するものは意外と多いと思います。このような歴史上の様々な事例を知るだけで、自分の常識だけに縛られず、様々な考え方を受け入れることができる柔軟な思考を身につけることができると思います。今、自分が生きている世界の常識だけに縛られずに生きていくことはとても大事だと思いました。
 王という立場で政権内部では絶対的な権力をもっていても、神官に屈服せざるを得ないアメンホテプ4世の不満に共感できました。一見、様々な権力を得て不満が無さそうに見える人も、心の内では多かれ少なかれ様々な不満を抱えているものだと思います。当時の人の言動だけでなく、心に寄り添うことも意識できると学びも深まると感じました。今後も歴史を学ぶ時は意識できると良いと思いました。
 一神教が生まれた経緯が純粋な政治目的だった点も初めて知り、学びになりました。宗教は様々な場面で政治利用されていると思いますが、生まれた瞬間から政治目的だった点を考えると活用される理由についても頷くことができました。生まれた経緯について知ることで現代まで続く宗教についても理解が深まると思います。現状だけでなく、起源についても学ぶことは大切なことだと思いました。

最後に

 様々な事象を学ぶ際、起源や当時の人の気もちまで考えることで理解がより深まると思います。現代の常識だけに捉われず、柔軟な思考を身につけていけると良いと思いました。
 様々な事象に対して柔軟な思考で理解を深め、自分の人生に役立てていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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