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絵も成長していく


私が初めてワークショップを受けて描いた絵はパステル和アートでした。


今の彼のハタチの誕生日に出逢う直前に描いているので、運命のようなもの、自分の力ではなく抗えない大きな流れに乗せてもらったことを感じます。

それから絵とは離れて好きな創作活動はしていました。書道を源流にリハビリ中のデイサービス通いで教えてもらいみんなで創作した大きなコラージュアート(写真が残ってません)は毎年1年かけて1作品作ることに参加していました。その時はそれなりに目標があったような…ちぎり絵が中心だったかな…

小さな創作活動は
陶芸、マーブリング、飛び出すカードづくりetc

なかなかデイの時間内に作品づくりが終わらず、自宅に持ち帰り完成させたものもありました。

その中で気に入ったのがマーブリング。デイの場所が会議室を2つ開けた場所での活動でしたので、少人数の中で大きな場所を使って出来るマーブリングは1人で根を詰める書道よりも楽しかったことを憶えています。

2017年4月
1番お世話になったトップの介護の世話役さんの定年を期に5年弱所属したデイを卒業して、自宅で創作活動を1人でやり始めました。この頃から活発にインスタグラムに自分の作品をアップするようになり、書道が中心でしたので書道家の友人から先生を紹介してもらいましたが、私はその友人から学びたかったのですが相手が鎌倉方面に仕事場があったので、通うには遠過ぎて断念しました。

その頃の作品はコラージュアートとマーブリングと書道がごちゃごちゃになってます。

実はこの時期に3年かけて悩んだ結果、40年続けた音楽の道を彼に相談しながら辞めています。

2018年6月
なんとなくもう1度やってみたのがパステルアートでした。教えてもらった当時のやり方を全く忘れていてほとんど自己流から再び始まりました。


今見るとなんだかクレヨン画のようです。小さな普通の画用紙に小さなパステルアート、これを少しづつ時間に余裕がある時に描いていました。まだ絵を描いている自覚が全くない頃の作品です。

この頃出会ったNLPコーチングをかじっていた占いの先生に「絵の才能あるからやってみたら…」と言われましたが、この言葉はきっかけではなく頭の片隅にあっただけで私の頭の中は、今の彼と友達からステップアップした関係になったウハウハ感を切り替えてカラーセラピーの仕事に集中する為に描いていたようです。

何故か駆け出しのパステルアートを「カラーセラピーの後のケアに」と同業者スタッフとしてヘッドハンティングが来て、そのお話がすぐに空中分解した直後にカラー&カードリーディングセラピストとして活動しながら空いた時間をパステルアートに夢中になるようになりました。


夏場の炎天下の中のユーチューブ撮影のお手伝いを1年間友人と続けた結果、お腹の調子を崩してしまい、以前のデイの場所を間借りして時々セラピストのお店を出店しながら小さくなって毎週毎週パステルアートを描いていました。

何にも考えないで描いていたパステルアートは人をイメージして描くようになると上達していきました。この頃アート系のデザインのお仕事をしていた友人に出会い、絵のことではなく話し相手として楽しかったことが思い出せます。私には音楽関係の友人は人生で沢山いましたが、アート系の友人が出来たことは初めてだったので、その自由な考えや生き方に刺激されて、自分の好きな映画や漫画や映像関係の話をした相手は人生で多分初めてだったので、自分の今までの人生を肯定してもらったような、変なものが好きな変な人じゃなくて、アート系も行けると実感したきっかけでした。

彼女が
「私ももう一度水彩画やってみようかなぁ」

「(このルノルマンカードの絵柄)色鉛筆なの?!」
※絵柄が小さくて全く見えてない(^_^;)

「絵やデザイン系のお仕事はいつでも出来るからね…」

と言い残して彼女が介護職に転職した時がお別れでちょうどコロナ渦に入った2020年3月末でした。

「スピーチ力もあって教えるのもデザインすることも出来るのに何で介護職?!」

私もこの時に急性じんましんになりコロナの緊急事態宣言よりもじんましんの治療が大変だったことが3年前

近所に引っ越して来た抽象画家でオーラソーマティーチャーの公にはしていない個人コンサルティングルームに駆け込むようにカラーセラピーを受けに行った際に美しい抽象画アートに出逢いました。

まだ小さなパステルアートとコラージュアートしかアートの世界がわからなかったので、先生の美しい抽象画は今でも私の憧れです。

私のカウンセリングルーム兼自宅サロンがコロナで開店休業状態なので、どうしようとは思わなかったけれど、この時期にBASEのショップを立ち上げパステルアートからステップアップする為に先生のアートワークショップを3時間弱受けたことが抽象画の入口でした。

先生と一緒に描いたアクリルキャンバスアートは大中小3枚を時間内に全く仕上がらず、先生の描く様子だけ頭に叩きこんでその記憶を頼りに3年経た今も抽象画を描いています。

当時はイメージが全く掴めずワークの最後の30分で先生にお願いしてオーラソーマボトルを1本お借りして泣きながら描きました。

水彩画の基礎とアクリルキャンバスアートを同時に習ったので両方同時進行だったことが良かったのでしょうか…

仕上がらなかったことが悔しかった訳じゃなくて、もったいないからきちんと最後までやろうと、キャンバスから何度も何度も塗り直して仕上げた3枚が

SMサイズ
1番大きなもの
これも下地がピンク色
1番最初に描いたFOサイズ
最初はピンク&ブルーでした

3枚とも白いジェッソに少し色を混ぜて下地を作り直して一旦リセットしてから完成に至ってます。

苦手意識が強かったのは水彩画の方で水の使い方がよくわからず、上手くコツを掴めず後手後手だったような記憶が

水彩の1番最初の練習用のはしっこの紙にパステルを重ねて友人とオーラソーマの話をしながら方向性がなんとなく見えて来ました
1番最初に仕上げたアルシュ紙の小さなグラデーション画

キャンバスアートを散々やりましたが、キャンバスが苦手合わないことに気付きます。どうやって完成に至ったかわからない🤢途中工程が思い出せないからイヤなんだと思います。

どうも考えてから描くことが苦手でなんとなくイメージはあっても色が溶け合う偶発性を大切にしているので、敢えてテーマは決めて描いてません。描く途中で何かが見えて来るのでその瞬間を切り取って仕上げていきます。

絵を通して訴えかけたいことが私にはほとんどないので、表現の自由さと楽しさを大切にしています。

訴えかけたいものが強いと、側に置いておきたくない、気持ち悪い絵になるからです。

抽象画ってぐちゃぐちゃしていて気持ち悪い絵が多いんですが、そういうものは一切感じさせないように意識を切り離して描くこともヒーリングアートとしての手法だと思います。

ワークの時先生に
「考えない考えない」
と言われイメージをのびのびと先行させることも描く際に意識の中に強く入っていると思います。

先生からあーしろこーしろと口出しがほとんどなく、職人のように横から見ながら技法を覚えたことが私に合っていました。

「抽象画ってドロドロしていてイメージ悪い…」

「私にはそういう絵は一切寄って来ない」

そう頑なに言い切った先生…
カッコよく見えたのかな
いやいや
初めてお会いした頃から

「天使みたい…」

先生に帰り際に2度ほどそう呟き、アトリエを去りました。



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