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教育しなければ未来は無いVol.2

昨日、教育についてお話させていただいた。
資料を作り終わり、再び目を通してみたが、何言ってるのかわからない。これが自分の思った感想である。思いだけが先に来てしまったことを反省し、もう一度改めて『教育』について書いてみようと思う。

自社だけに限らず、どの企業も、どんな業界でも『教育』は重要であることは間違いない。
しかし、ネットでも色々調べてみたが、『教育』とは何かという定義が各社、各業界、各専門家によって多少違う。
教育という対象も違えば、視点の違いもあるので、同じ定義にはしにくいが、『教えて育てる』という意味の定義は当然多かった。その中でもこれだとフィットしたものがあったので、ここで紹介する。

教育とは、『教育する人が教育される人を望ましい方向へと移動させようとする営み』

頭のいい人からすれば「当然じゃん。そんなの。」と言われそうであるが、大学院の授業の中で、三原先生という素晴らしい先生に出会い、その先生から定義の重要性を習い、そしてその重要性を知ったので自社でも教育とは何かをまずは定義した。

ここで重要なポイントは、『望ましい方向へ移動させようとする…』の部分である。自分なりに訳すと、『あるべき姿へ成長させようとする行為』と解釈した。

教育する人…上司 教育される人…部下
望ましい方向…理想のあるべき姿(考え方・熱意・能力、そうれぞれの向上)
移動…成長
営み…行為

と訳した結果、

教育とは…上司が部下に対し理想のあるべき姿へと成長させようとする一連の行為

であると自社での定義を行った。

では次に。教育は何のために行うのか。
当然ながら、部下の成長であるが、そこに僕はこう付け加えた。

教育の目的
部下を成長させること
部下の成長に責任を持つこと

教育とは何か、そして教育の目的とは何かをしっかりと伝え、特に『部下の成長に責任を持つ』というところはとても大事なので、強調している。僕自身もただ教えるだけだったら簡単だが、責任を持つことで自分の成長も大きくできる。

では具体的にはどのように教育をすればいいのか。ここで出てくるのは山本五十六の言葉である。

~やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ~

やってみせる(垂範)…実際に業務をやってみせ、お手本を示す。
言って聞かせる(説明)…『垂範』で示した手本について、コツやポイント、また注意点などを解説し、理解させる。ここまでで、その業務の情報については全て伝えておくこと。
させてみる(実践)…実際にその業務にあたらせる。大事なことは、必ず『実践』しているところを教育者が見ていること。決して目を離してはいけない。何ができていて何ができていないか見極め、徹底的に指導にあたること。
ほめる(認定)…『認定』を経て、その業務の教育は完了する。『ほめる』という行為に焦点をあてて語られることが多いが、ただほめるという行為をすればいいというわけではない。ほめることができるレベルまで、『垂範』『説明』『実践』を何度も何度も繰り返すこと。教わる側や、業務の内容によっては、いくらやっても『認定』に至らない場合もある。

このように自社の『ビッグスマイルブック』には書いている。
具体的にどうすれば教育がうまくいくかを山本五十六の言葉を用いて、教えている。

そしてよくあることであるが、業務を失敗した部下に対し、「何回言ったらわかるんだ」「だから言ったではないか」という場面に遭遇することがある。
失敗した本人にも責任はあるが本当にそれで納得して終わっていいのだろうか?と僕は心から思う。なのでみんなにはこのように伝えた。

『部下のミスは上司の責任、部下が成長しないのも上司の責任』

ほとんどの場合教育する側にも問題がある。その業務にあたらせた上司には「認定」した責任が伴うはずだ。しっかり教育を受けた人がミスをすることもあるが、業務の認定における問題は、ほとんど「垂範」「説明」「実践」に問題があるか、不足している場合である。
この責任の所在をしっかりと明確にしているからこそ、上司は一生懸命になり、自身も大きく成長していく。
これが自社の教育論である。

資料をぺたぺた貼ってみただけで、横着してしまったが、昨日に比べればわかりやすくなったと思う。
毎日こうやって自社であったことを書き記すだけで、自分が大きく成長できるという可能性を知れたことが、自分にとっては大きな財産だと今は感じている。
どんなに酔っぱらってても続けていこう。そう考えている。



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