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「CLIL」って何?

皆さんは、「CLIL」という言葉を知っていますか?

「CLIL」は、英語や他の外国語を学ぶためには、とても大切な考え方です!

しかし、残念なことに、多くの日本人はきちんと理解していません…

この記事では、英語の学習に大切な「CLIL」を、たった3分でご紹介します^^



「CLIL」とは

**CLIL **= Content and Language Integrated Learning の略

日本では、「クリル」or「内容言語統合型学習」と呼ばれています。

簡単にいうと、英語などの外国語を通して、他の教科(数学/体育/家庭科など)を学ぶことです!

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ

いわゆる、この考え方です。

近年ではヨーロッパを中心に、世界中に広がっている教授法です!


日本の英語教育

最近では、日本の学校の授業も、ALL ENGLISHで行われる所が増えました。

これも、"英語「で」学ぶ"です。

しかし、これは「CLIL」ではありません。「CLIL」もどきです!(笑)

CLIL = 外国語を通して"他の教科"を学ぶこと

確かに"英語「で」学ぶ"は出来ています。しかし、"英語「を」学ぶ"からは、まだ抜け出せていない状態です…

ちなみに、フィリピンでは小学校3年生からは、国語と歴史以外の授業はALL ENGLISHだそうです!


目的と手段

日本の英語の授業では、内容が薄いことを学ぶことがあります。(笑)

これはペンですか?←見ればわかる
Tomは背が高いです←役に立たない情報…
非制限用法関係節 ←……中国語?

もちろん、ある程度の英語の知識と練習は必要ですが、自分の人生に役立つ内容があまりに少ない、と感じます(^_^;)

英語は、あくまでも「手段」です。英語を通して、何かを知ったり学んだりすることに意味があります!

しかし、多くの日本人にとっては、英語を学ぶことが「目的」になってしまっています。

驚くことに、せっかく高い英語力を身に付けながら、それを何にも活かしていない人も結構います…


「CLIL」での目的

「CLIL」での「目的」は、他の教科を学ぶことです!英語は、あくまでも「手段」に過ぎません。

メリット

内容に好奇心が持てる→英語を知りたくなる
授業から取り残されたくない→英語を必死に学ぶ

内容に好奇心を持てば、もっと理解したい!と思います。そして、そのための「手段」として英語力を身に付けます。

これは、英語力を上げる→面白いことを学べる、という英語の正しい使い方です!

反対に、授業から取り残されたくない…というマイナスの感情もモチベーションになります。(笑)


単語力UP

日本人は少しでも専門的な英単語が苦手です…

引き算、国会、筋(すじ)、編み物

これらの単語は、日本の小学校で学ぶ日本語です。

→算数、→社会、→体育、→家庭科

もちろん、これらを意味する英単語は、アメリカの小学生でもわかります!

しかし、これらが英語でわからない人は多いのではないでしょうか(>_<) その理由は、英語と他の教科の学習が、切り離されているからです!

「CLIL」の活用で、単語力UPも可能になります^^


まとめ

CLIL = 外国語を通して"他の教科"を学ぶこと

"他の教科"を学ぶことが「目的」であり、英語は「手段」である。

メリット 1

英語力を上げる→面白いことを学べる、という英語の正しい使い方を学べる

メリット 2

専門的な単語力を鍛えられる

以上が、「CLIL」の基本的な概念と、それによるメリットです!

ぜひ、英語などの外国語を学ぶ時のヒントにしてみて下さい(^_^)

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