【絵本】『ようかいしりとり』
「おかあさんといっしょ」の人気の歌が絵本になりました。
今回は、知ってる人なら思わず口ずさみたくなる絵本『ようかいしりとり』をご紹介します。
あらすじ
感想
『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪ウォッチ』など、いつの時代も子ども達を魅了する妖怪。
「ようかいしりとり」の歌をきっかけに妖怪を好きになったお子さんもいるのではないでしょうか?
うちの子も例に漏れず、この歌で妖怪の沼に足を踏み入れました。
息子が1歳半の頃、この歌にハマりました。
きっかけは「おかあさんといっしょ」の雑誌(2019年春号)。
「ようかいしりとり」のシール遊びのページがあり、それが楽しかったからだと思います。
そして、番組で見て、CDで聴いてを繰り返すうちに大好きになりました。
当時、だいすけお兄さん・たくみお姉さんのCDに収録されているこの歌を聴いては、人差し指を立てて「もっかい(もう1回)」と何度もリピートを要求していました。
(このCD「メモリアルアルバム~キミといっしょに~」には今もお世話になっています。だいたく最高!)
あまりにもこの歌が好きなので絵本を買ってみたら、これまたどハマり。
うまく喋れないなりに口ずさみながら夢中になってページをめくっていました。
作者は、同タイトルの歌の作詞とイラストを手がけるおくらはゆめさん。
「すっぱすっぱすっぴょ!」や「くだものたろう」の作詞・イラストも担当されています。
内容は歌と同じ展開ですが、絵本ではおくはらゆめさんが描くゆるくてかわいい妖怪たちをたっぷりと堪能できます。
解説付きなのもありがたい。『びじんさま』とか『きむないぬ』とか聞き馴染みのない妖怪も、解説のおかげでばっちり覚えました。
妖怪好きの人、歌を知っている人はもちろん、知らなくても楽しめる絵本です。
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ここからは歌について。
子ども達に人気の「ようかいしりとり」ですが、妖怪を楽しめるだけでなく、歌のお姉さんの振り幅を味わえる歌でもあります。
ろくろっくびは妖艶で色気たっぷりに、座敷童子は子どもっぽさ全開に、たくみお姉さんもあつこお姉さんも見事に歌い上げていました。
一つの歌で違った表情を見せるお姉さんの歌い方は必聴です。
4月にあつこお姉さんが卒業しましたが、新体制になっても是非「ようかいしりとり」を歌い継いでほしいです♪
書誌情報
『ようかいしりとり』
作:おくはらゆめ
出版社:こぐま社
発行年:2018年