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【図鑑】『めくって学べる きかいのしくみ図鑑』

内容紹介

「トイレの水はどうして流れるの?」「自動販売機の中はどうなっているの?」ふだん見たりさわったりしている機械や道具のしくみをしかけイラストを使って解説する図鑑です。乗り物のページもあり、この1冊で子どもたちの素朴な疑問がスッキリ解決!

出版社からの内容紹介

感想

私達が普段使っている電化製品。お店や街中で目にするエレベーターや自動販売機。
『めくって学べる きかいのしくみ図鑑』では、そんな身の回りにある機械の仕組みを楽しみながら学べます。

息子は自動販売機が大好き。
1歳半頃から興味を持ちはじめました。

この図鑑で自動販売機の中身が見られると知り、3歳半のとき購入したら見事ドはまり。

ペットボトルの自動販売機はもちろん、カップ式の自動販売機の中身も紹介されています。

カップ式の自動販売機って、購入ボタンを押してから中で飲物が作られますよね。その仕組みを見て私も「なるほど~」と感心。早速、カップ式自販機を探して息子と一緒に買ってみました。

身近なものに興味を持つ。
本で知識を得て、またさらに実生活での体験につなげる。
好奇心と知識と体験が結びつくことで、より学びが深まったように感じます。

息子は他にも、エレベーターの仕組みを真似たり(ドアノブにタオルをかけて、両端を持って上下させてエレベーターごっこしてた)、お店でエスカレーターを観察したり…。図鑑の内容を生活に取り入れています。

小さい頃から好奇心旺盛な息子。
そんな息子を見ていると、自分がいかに周囲のものに対して無関心だったかを思い知らされます。

***

星新一さんのショートショートに『高度な文明』というお話があります。

要約すると…

空飛ぶ円盤に乗って、宇宙人が地球にやって来た。宇宙人は地球人に、自分の星の文明の素晴らしさを説く。

ある日、円盤が壊れる。地球人は宇宙人をもてなし、高度な技術を教授したいと考えるが、円盤を失った宇宙人は一向に教示してくれない。宇宙人の知識はすべて円盤に詰め込まれたもので、彼自身は何の知識も持たなかった。

落ち込む地球人に、ある者が言う。
「われわれだって大差ない。きみに一本のマッチが作れるか。ぼくも時計の修理ひとつできない。テレビの原理を知っている人が、どれだけいる?」

文明が発達し技術が進化しても、私達一人一人の知識が向上するわけではありません。

私も、このお話のように身の回りの機械の仕組みを何一つ知らなかったし、興味すら持ちませんでした。

子どもの好奇心を伸ばしながら、私自身も興味の幅を広げたい。
この世界で出会ったものにキラキラとした目を向ける息子を見ては、そう思うのです。

書誌情報

『めくって学べる きかいのしくみ図鑑』
監修:小峯龍男
出版社:学研
発行年:2018年

お知らせ

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