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雨の日も悪くないよ【記憶】#142

鳴る神の、少し響みて、さし曇り、雨も降らぬか、君を留めむ
雷が少し鳴って、曇ってきて、雨でも降らないかしら。そうしたら貴方をひきとめられるのに。

雨の日は、「会社をサボったらこんな出会いがあるのかな」なんて思いながら、新宿行きの通勤電車に乗っています。

※ネタバレを含みます。


雨の日も悪くないな。と思える映画です。

言の葉の庭。新海誠監督の代表作です。タカオ(15歳)とユキノ(27歳)が、雨の日の新宿御苑で出逢い、恋に落ちるお話です。

ネタバレになるのであまり多くは書きませんが、結構生々しい終わり方をします。「設定はロマンチックだけど、これが現実だよな」と、46分間の短い映画の中で、理想と現実を見せてくれる映画です。映画で描かれている部分は全体の4割くらいなので、観て気に入った方は是非小説を読むことをオススメします。

昔から、当たり前のようにハッピーエンドで終わるストーリーが好きではないんですよね。夢物語な話よりも、どこかリアルな話の方が感情移入しやすいです。大分ひねくれてるなと自分でも思います。

なんだか、あまり語りたい気分ではありません。なので、この作品の中で1番好きなセリフを贈って今日は終わりにしようと思います。

「あんたは一生ずっとそうやって、大事なことは絶対に言わないで、自分は関係ないって顔して、ずっとひとりで、生きてくんだ!」

毎日、他人事のようにnoteを書いてる自分に言われている気がしました。


雷神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば
雷が少し響いて雨がふらなくても、私は留まります。あなたが留めてくれるなら。



ニコラス

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