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バチェロレッテおもしろい。もはや女性目線で観てる #176

完璧な人間なんていない。

人には誰しもコンプレックスがあり、悩んだり苦しんだり、抱え込んだり。ただ、最後には受け入れるしかなくて。受け入れて強くなろうとするんだけれども、きっと1人では足りなくて。だからこそ、人は1人では生きていけないんだと思う。

最近ハマっている動画があります。アマゾンプライムで始まった、「バチェロレッテ」です。観ていて、いろんな感情が渦巻いている今日この頃です。※この先、見ていない方には分かりづらい文章になります。

このバチェラーシリーズ、賛否両論ありますが、個人的には結構好きです。今までは1人の男性(バチェラー)を複数の女性が取り合っていたのですが、今回は、1人の女性(バチェロレッテ/以下福田さん)を複数の男性が取り合う恋愛バラエティーとなっています。

エンタメという都合上、いろんな登場人物が出てきます。本気で結婚相手を探しにきている人から、タレントとしての知名度目的な人、さらにはビジネスに役立てようとしている人まで。

最初は建前上「結婚したい」と言いながらカッコつけているものの、徐々に男としてのメッキが剥がれてきて、「こいつ本当に福田さんの事が好きなのか」「あ、やっぱり猫かぶってたよね」と気づきを得たり予測するのが楽しかったりします。

まだシーズン6と途中なのですが、とても印象に残っているシーンがひとつだけあります。それは、杉ちゃんという男性が福田さんと台湾デートをするシーンです。

杉ちゃんは”ド”がつくくらいのコミュ症です。人と目を合わせることも出来ず、自分から話しかけることすらできないほどです。

そんな杉ちゃんが、福田さんとの台湾デートで「ランタン飛ばし」を計画します。紙でできたひとつの白紙のランタンに、思い思いの絵や言葉を書き、オリジナルのランタンを作るというものです。

このランタンを作る作業のなかで、「愛とはなにか」という問いにそれぞれの想いを込めた一言を書きます。その時杉ちゃんが書いた言葉に、とてもこころを動かされました。

“花びら”
ゆらゆらと風に揺れ落ちてゆく花びら。掴みにいこうとすると逃げていくが、ジッと待っていると、手元にスッと吸い寄せられてくるときもある。

画家という職業柄、もともとクリエイティブな思考の持ち主であることは理解しています。ただ、それにしても言葉選びが素敵すぎて「杉ちゃん、やるやん…」と感動しました。

きっと、普通に考えれば出てくる言葉ではあるはずです。ただ、緊張した環境と限られた時間の中で、”あの”杉ちゃんが言えたことに凄く意味を感じました。

気になった方は、ぜひ観てみてください。一見、女性が楽しむ動画のように見えますが、男が観ても充分楽しめます。



ニコラス

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