見出し画像

海外駐在員が実践したTOEIC学習法

はじめに

皆さん、こんにちは。駐在員をしているKEIです。
数々の記事の中から見つけてくれてありがとうございます。
今日は私が駐在員になるために取り組んだTOEICの勉強法をお伝え致します。

 皆さんはなぜTOEICの勉強をしていますか? 
「英語が好きだから」という方もいるかと思いますが、ほとんどの方が、「良い会社に入るため」「会社から義務付けられている」「海外で仕事がしたい」といった理由ではないでしょうか?
 私の場合、「会社から義務付けられている」と「海外で仕事がしたい」が理由で社会人になってからTOEICの勉強を始めました。
 海外駐在員になりたかった私は、TOEICで最低ラインである700点を超えることが必須であったため、仕事の合間に勉強をスタートしました。
 ただ独学で勉強しただけではなく、会社の福利厚生の制度を利用して、TOEIC講座も受講し、約2年間で点数を450点上げることができたので、
私が実践してきたことを今回お伝えします。

 私の自己紹介ですが、下記の記事にまとめていますので、気になる方はご覧下さい。

TOEICスコア280点からのスタート

画像1

 初めてTOEICを受けたのは、会社に入社する半年前でした。会社からTOEICを受けるよう指示があり、初めて受けることになりました。
(実は1度だけ学生時代に、半分強制でTOEICを受けたことがありますが、興味がなかったので、寝ていました。)
 今回は会社に点数を報告する必要があるため、真剣に問題を解きました。高校3年生の頃から英会話教室に通っており、人並みくらいの英語力はあると自負していましたが、1ヶ月後、自分のスコアを見たとき、あまりの点数の悪さに絶望したことを今でもはっきりと覚えています。
 「え?280点・・・ほんとに?」TOEICを受けた時の手ごたえは、悪くても450点かなと思っていた私は、言葉が出ず、心の中で言い訳ばかり探していました。
 そして、この点数が理由なのか分かりませんが、数か月後、会社から辞令を受けた部署は、海外とは無縁の部署でした。海外営業、海外駐在をしたくて入った会社なのに…と悔しさを隠し切れず、今まで勉強してこなかったことを強く後悔しました。
  今では、念願の海外駐在員となりましたが、入社した時はまったく華やかなスタートを切ることができなかったのです。
 しかし、ここで諦めて、腐ったら、終わりだと自分に何度も言い聞かせて、次のチャンスが来る時までに、TOEICの点数を上げようと誓いました。約2年8ヶ月に及ぶ、TOEIC勉強生活の幕開けです。

①時間より質を上げよ

画像2
何度も通ったスターバックス

 学生、社会人の皆さん、聞くまでもなく、大変忙しいと思います。学生さんは、授業や就活もありますが、遊ぶのも仕事です。社会人の方は毎日お勤めの後、育児や家庭があると、勉強時間の確保は、なかなか難しいのではないでしょうか?
 実際、私も新卒で入った部署が、それなりに忙しい部署だったので、帰宅後に勉強する体力、記憶力は残っていませんでした。また、英単語よりも仕事を優先して覚える必要があったため、毎日TOEICの勉強ができたわけではありません。ですので勉強時間ではなく、とことん質にこだわりました。そんな私が隙間時間に取り組んだ勉強方法ですが、大きく2つです。

 1つ目は、早朝に長文を読解し、寝る前に英単語を勉強すること。
さらに重要なポイントはランニングやストレッチなど身体を動かした後に勉強すると集中できる。
 
朝起きてすぐに勉強を始めても、あまり頭に入ってこないので正直時間の無駄です。身体を動かした後、集中力を高めてから勉強に入って下さい。運動をされない方は、起床後、家事を先に済ませて、目が覚めてから勉強を開始して下さい。勉強する時間は特に指示しません。あなたが勉強に使える時間、精一杯勉強することが大切です。
 そして、寝る前は英単語を覚えるようにして下さい。仕事や授業で1日中頭をフル回転させた後に長文を解くほどの意志力はほとんど残っていないと思います。無理して勉強すると憂鬱になり、長続きしませんので、夜は英単語を覚える位がちょうど良いと思います。また、単語を頭いっぱいに詰め込んで寝ることによって、頭が整理されます。
 2つ目は、「聞く」「書く」「読む」の徹底です。
TOEICではリスニングとリーディングだけですが、一番効率の良い勉強方法は、①聞く②読む③書くを取り入れて勉強することです。
 例えばリスニングの問題ですが、まず1回目は聞きます。2回目は聞こえた文を紙に書いてみる。聞き取れない場合は何度も聞いて文書にしてみる。最後に答え合わせをして、音声と一緒に何度も読む。これが重要です。
 この「聞く」「書く」「読む」を実践していれば、海外で仕事をする時に必要な聞く力、話す力、そして書く力が自然と身に付きます。
 TOEICの点数を上げることも大事ですが、実践で使えるようになることが一番大切です。英単語の勉強も必ず「聞く」「書く」「読む」を徹底して下さい。参考までに私の勉強スケジュールは下記の通りです。
もちろん飲み会やワークアウトでできない日もありましたが、ベースはこのスケジュールです。平日は2~3時間勉強をしていました。

とある平日のスケジュール

②英語を好きになること

 皆さんの趣味は何でしょうか?
 私の友達に韓国が好きの友達がいます。連休があれば一緒に韓国へ行き、買い物や韓国料理を楽しんでいる友達ですが、その友達は時間があれば韓国ドラマをひたすら見ているそうです。そんな韓国好きの友達ですが、ずっと韓国ドラマを見ているうちに、勉強しなくても韓国語が分かるようになっていました。今では字幕なしでも8割は理解できるそうです。
 もう1例出すと、香港には日本語が話せる香港人がたくさんいます。私の友達に「なんで日本語がそんなに上手なの?」と聞いたところ、「アニメが好きで、勝手に覚えた。」と言っていました。
 やはり重要なのは、勉強することではなく、「英語を好きになること」です。教養を深めるためにTOEICを勉強している人は長続きすると思います。
そしてモチベーションを保つことも重要です。私はTOEICを何度受けても点数が上がらない時期がありました。何度も諦めたくなりましたが、そんな時、英語がペラペラに話せる自分をイメージするようにしています。今でもなかなか上手に話せませんが、いつかかっこいい自分になるために頑張ろうと思って勉強しています。
 モチベーションを上げるための理由は人それぞれです。「外国人と付き合いたい」「ひとりで海外旅行に行きたい」「英語が話せるようになってモテたい」などモチベーションを高く持って勉強に取り組んでみて下さい。

ベルリッツ受講。うまく話せくて悔しい。。。

③TOEICで点数を上げる方法

最後は、少しでも点数を上げるために私が実践したことを紹介します。
①リスニングで点数を稼ぐ。
 今回紹介した勉強法(聞く、書く、読む)を徹底して取り組むと、聞き取る力が一気に上がります。実際、私のリスニングパートの点数は平均450点です。すべてを聞き取る必要はなく、ポイントを押さえてる集中して聞くことが大切です。
 疑問文の場合、最初の発音がWhat、Where、When、Which、Whoでくることがほとんどですので、冒頭の部分を聞き取ることに集中して下さい。

②リーディングで悩む時間はない。
 リーディングでは「時間が足りない」という悩みが多く寄せられます。
私もTOEICのスコアが500点代の時、最後まで解けず、何度も悔しい思いをしました。
 それは1つの問題に時間をかけ過ぎているからです。長文の場合、読み直す時間はありません。分からない場合は飛ばして次の問題にいくことを強くお勧めします。実際、リーディングパートの後半にサービス問題のような易しい問題も入っていますので、点数を稼げるところで確実に取りに行きましょう。

京都の最強パワースポット「御金神社」


まとめ

ここまでお話したことをまとめます。
①時間の確保が難しい分、質の高い勉強をすること
②英語の勉強を楽しむこと
③リスニングパートで確実に点を取り、長文で分からない問題は読み返さずに飛ばすこと

なかなか点数が上がらず、悩んでいる方もたくさんおられると思います。
私も点数が上がらない時期があり、大変苦しみました。しかし、何度も受けることで自然と時間配分や問題のコツがわかってきますので、諦めずに頑張って下さい。
 私の別の記事でも紹介していますが、私が英語の勉強にかけた金額は約300万円です。非常に高い金額だと思いますが、駐在員となった今、自己投資をして良かったと思っています。
 皆さんのご検討をお祈りいたします!

 もう少し私の記事が見たい!と言ってくれる方は下記のリンクへどうぞ!
是非、チャンネル登録もお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?