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駐在員になるためにやった3つのこと

はじめに

皆さん、こんにちは。現在、駐在員として香港で生活しているKEIと申します。たくさんの記事の中、見つけて頂きありがとうございます。
今回はテーマは、「駐在員になるために私が実践したこと」ということで、海外駐在員を目指さている方必見です。
実際に私が取り組んだことをまとめてみましたので、ご参考にして頂ければ幸いです。
その前に、あなた誰?と思われている方は、下記のリンクから自己紹介ページを見て下さい。

【自己紹介】はじめまして!|KEI_BLOG|note

では早速、本題に入ります。

香港ビクトリアピーク

海外駐在員ってなに?

 そもそも海外駐在員って何だろうと疑問に思う方もいると思います。昔は私もそのひとりでした。
 高校時代のロサンゼルスへのホームステイをきっかけに「将来は海外で暮らしたい!!」と漠然と思っていたものの、実際に何を目指せば海外で暮らせるのか、分かりませんでした。そして、大学3年生の頃、就職活動が始まり、ようやく「海外駐在員」で海外に行けることを知り、「あ、海外で暮らすためには海外駐在員を目指せばいいんだ!」と確信しました。

 駐在員とは、簡単に言うと、日本企業に入社した後、海外の支店に転勤を命じられて、現地で暮らしながら働くサラリーマンのことです。
 
仕事内容は様々で、海外で新しい顧客を獲得するための営業、海外工場の生産管理業務、現地スタッフの労務管理、海外支店の経理などたくさんあります。
 
ちなみに私は、日本の本社と海外の工場をつなぐ、オペレーターのような仕事をしています。私たちが生産している製品をお客様がほしい時にすぐに生産し、出荷できるよう全8工場の生産管理をしたり、新規製品の立ち上げなどに携わっています。
 海外に来て、ようやく1年が経とうとしていますが、日本で働いていた頃のサラリーマン生活と全く違い、良い経験が出来ています。

海外駐在員になるための実践したこと

 これから海外駐在員になるために実績してきたことを大きく3つお話しますが、これをすれば誰でも100%駐在員になれる保証はありません。しかし赴任できる可能性は非常に高くなります。
 実際、入社当時から海外赴任を目指してきた私も、6年間は日本で働きました。しかし、チャンスを待つのではなく、自分でチャンスを掴もうとすれば、きっと叶います。

香港の夕日

①グローバルに活躍している会社を見つけよ

 まず最初にすべきことは、就職/転職活動をする時にその会社に海外支店がいくつあるか、そして、どこにあるかを調べることです。
 
興味のある会社のHPから「拠点」や「支店」が載っているページに行けば、いくつ海外支店があるか、どこに支店があるか大体わかります。最近は、会社のパンフレットに掲載している会社を多いです。
 そして当たり前のことですが、海外支店が多い会社の方が、赴任できるチャンスは高いです。支店が少ないとその分赴任できるチャンスは低くなると思います。
 実際、私の香港の友達には、商社や金融、外資系企業に勤めている方がたくさんいます。日本の製造業もたくさん海外に進出しており、東南アジア、インド、バングラデシュ辺りに工場を立ち上げいますので、十分にチャンスはあります。
 ちなみに私が就職活動をする中で注目したことは以下と通りです。
重視していたこと
1.世界各国に拠点を置き、海外で利益を出している会社
  
・私の会社は、利益の8割が海外です。
2.経営面でも安定している会社
  
・会社の経営状態は、ボーナスの額に直結することが多い。
  ・経営状態が悪いと、精神的に非常に不安になる。
3.福利厚生が良く、労働者を大切にしている会社
  
・ワークライフバランスが良好で簡単にリストラをしない会社。
  ・家賃補助や寮がある会社

重視していなかったこと 
1.給料の高さ
 就活生は特に、給与の高い会社が魅力的に見えると思います。正直私も給与の高さには惹かれますが、駐在員になるということは年収も上がりますので、最初は考えてなくても良いと思います。
 また、気を付けて頂きたいのが給与が高い分、仕事が激務で残業続きになるというパターンになることがほとんどです。その場合、仕事が終わった後の自主学習やトレーニングなど自分のスキルアップのための時間を失いますので、長期的な視点で見るとあまり好ましくありません。
 私も日本での5年間は年収も高くはなく、質素な暮らしをしていました。しかし寮の家賃が8千円であったり、夜ご飯が300円位で食べられたりと、見えない出費を抑えることができました。また仕事は18時で終わらせ、英会話に通ったり、スキルアップの時間がたくさんありました。決して給与だけて会社を見ないようにして下さい。

2.大企業というネームバリュー

 今や、「大企業=安定」ではない時代に突入しています。企業の名前に囚われることなく、その会社の経営方針、経営状態をしっかりと見て下さい。
 私の会社も一応大手の分類ですが、決して大きな会社ではありません。それでも第一志望で入りたいと思った理由は会社の経営方針と私が重視していたことが一致したからです。
給与が決して高くありませんが、労働者を大切にし、チャンスをくれる会社だと思います。
 唯一大企業が羨ましいなと思う時があります。それは合コンやコンパの時です。合コンに行って会社名を答えても、いつも「どこ?」と言われます。
重要なのはビックカンパニーで働くことではなく、自分が何をするかだと思います。

②駐在員になるために準備せよ

ベルリッツ受講

さて、駐在員になりたい方へ質問です。英語は得意ですか?
下記について是非、コメントを下さい。

・TOEICは何点ですか?
・英語は話せますか?
・英語でメールを作成できますか?

「駐在員になりたいけど、英語に自信がない方へ」
 大丈夫です。これから少しずつ勉強すれば間に合います。大切なのは諦めないことです。

(1)TOEICの点数を上げよ
 
会社によって制度は違いますが、海外赴任をするためには700点は必要です。700点は少しハードルが高いと思われている方も多いと思います。
 
自信を持ってもらえるように私のことを少し話すと、社会人1年目まではTOEICは200点代でした。TOEICを受講したことある方は分かると思いますが、適当に回答しても300点は取れますよね。笑
 そんな私が5年間で730点まで取れましたので、皆さんも必ず取れます。
要はコツさえ掴めば点数は上がります。別の記事はTOEICの勉強方法を紹介しますので、是非参考にして下さい。

(2)英会話に入会せよ
 英語を読むと聞くことはTOEICである程度(4割)はカバーできますが、話すための勉強方法は全く違います。やはり話す練習をしないと話せるようになりません。
 話す練習ができる方法としては、英会話教室で勉強することのが一番の近道だと思います。外国人の友達や、外国人の彼氏、彼女をお持ちの方はより良いと思いますが、しっかり学習したい方は、英会話教室が良いと思います。
 私は18歳まで英語が嫌いでしたが、ロサンゼルスでのホームステイの経験をきっかけに、帰ってきてすぐに英会話に入会しました。英語の勉強は嫌いでしたが、それを耐え抜いてでも、外国人と話したいと思ったからです。
 ロサンゼルスでは、「オレンジジュースを下さい。」という簡単な言葉でさえ、通じず、とても悔しい経験をしたので、必ず話せるようになってやるという思いが強くありました。
 それから10年間続けています。「継続は力なり」という座右の銘がありますが、まさに続けることで自然と聞き取れるようになり、話せるようになるのです。
 英会話の会員費は月に1万2千円ほどです。短期のホームステイ代や英語教材費も含めると10年間で300万円ほど使用しましたが、それも自分への投資だと思っています。
継続してきたおかげで、そして昨年、ようやく駐在員となり、年収が1.8倍になりました。これまでかかった費用の300万円は、たった1年で、もとが取れるのです。長期的な目線で自分への投資を続けることが大切です。

(3)体調管理を徹底せよ
 英語の学習より大切なことは、自分の体調管理を徹底することです。
海外駐在員となって初めて痛感しましたが、海外で生活、仕事をすることを精神的にも肉体的にも大変です。
 まず食生活が変わります。28年間、食べてきた和食から離れ、脂っこい食べ物を食べるしかない時もしばしば。赴任当時は3㎏ほど体重が増えました。
 そして私生活で日本語が通じないと、ストレスになることがあります。英語が通じる国ならまだ良いと思いますが、英語が通じない国や場所もあります。家族や仲の良い友達とも会えず、ホームシックになる方もいるでしょう。
 どんなことを成し遂げるにも、心と身体が健康でないと何もできません。
 日本にいる時から自分の体調管理をしっかりと行いましょう。
私も入社して5年間ですが、基本18時には帰るように仕事を進めていました。18時からはスキルアップの時間として、ジムに行ったり、友達とランニングしたり、ワークアウトの時間を確保していました。
 是非、自分の時間の使い方を見直しみて下さい。

マリーナベイサンズ インフィニティプール

③会社にアピールせよ

さて最後のトピックスです。それは自分が海外で働きたいことをとにかくアピールすることです。
大切なことは、定期的な上司との面接時や、目標管理表を提出するときに必ず海外に行きたいことを自分の口で伝えて下さい。
たとえTOEICの点数が未達であっても、英語に自信がなくても、行きたいことを伝えることが大切です。
 私の話をします。もともと新卒で入った部署は海外拠点がなく、海外はもちろん国内出張でさえほとんどない部署でした。海外駐在員になりたくて入った会社でしたが、残念ながら環境には恵まれませんでした。
 しかし、そこで諦めず、ずっと機会を探していました。腐らずに真面目に仕事をした結果、上司からの評価も良く、TOEICの点数も3年後には700点まで上がり、少しずつ自分に自信が持てるようになったころ、社内の公募の中に海外勤務の求人を見つけました。
 私は迷うことなく志願し、レポートと2回の面接を見事通過し、香港支店の勤務となったのです。
 合格した理由は、5年間の仕事での評価と海外で働きたいという強い思いが伝わってきたからだと、後々上司から聞きました。
 その時、腐らずに仕事をしてきてよかったなと心から思いました。
 誰でもチャンスはきます。チャンスが自分に回ってきたときに、しっかり掴めるように万全の準備をしておきましょう。

常に挑戦せよ

まとめ

最後に今回お話したことを、まとめます。
①グローバルに活躍している会社を見つけること。
②駐在員になるために体調管理の徹底と英語の勉強をすること。
③会社、上司に駐在員になりたいことを伝えること。

就活生の皆さん、とても大変な状況であることをお察しします。
辛いこと、不安なこともたくさんあるかと思いますが、楽しい社会人生活をイメージして、就活を頑張って下さい!
質問などあればTwitterかコメント欄までお願い致します。

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