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創Pにおける自社の戦術を振り返る


こんにちは!あいでんです。

昨日の記事を書いていたら創Pを少し思い出しました。我々の戦術はどんなものだったろうかと。

今回はそれを少し振り返っていこうと思います。


自社はどういった戦術だったのか

しかし、振り返ってみても我々に戦術らしい戦術はなかったと言っていい。正確には、我々なりに戦術を考えてはいたが、それを戦術と呼んでいいのかどうかを疑ってしまうくらいの戦術だった。


いわば考えが甘かったのだ。


ではどこが甘かったのかということなのだが、お客様が実際に商品を買ってもらえるまでの流れをイメージできるような戦術になっていなかったということだ。

例えば、SNSの拡散や衣装を奇抜にすることで「認知してもらう」ということに対しては力を注いでいた。しかし、認知してもらうことが必ずしも購買行動につながらないことはお分りいただけるだろう。

結果的に購買行動へ促すためには労働集約型になるしかなかったのである。


文化祭当日は、営業をしていく中で戦術らしいことを考えるようにはなった。そのひとつが最終日に行ったトッピングの増量だ。話は少し前後するが、我々が販売した製品の説明を簡単にしておこう。

<イメージ図>

〜販売した製品〜
▷抹茶風味のパンケーキ
 ・抹茶パウダーを練り込むことで抹茶風味に
 ・さらにアイスクリームとソースをトッピング
 ・ソースは「チョコ」と「きな粉黒蜜」の2種類より選択可能

▷価格ー300円
 (上図イメージは開発段階のもの)


イメージ図にも若干写っているアイスクリームのトッピング量を倍増するという戦術をとった。これは最終日が普段よりも温度が高かったこと、在庫が大量に余っていたことなどが背景としてある。気温も上がってきて、かつ販売が滞っていたお昼どきの1時間のみにそれを実施したわけである。

この戦術は「1時間限定」という希少性と「アイスクリームが倍増」というお得感が顧客心理をくすぐるようなものになっている。マーケティングとしてはかなり甘い。

結果は、それまでの販売数よりも倍近い数を販売することができた。これは戦術が効果的に働いたといってもいいのではないでしょうか。これを当日までに考えておけばさらに販売数が増えていただろう。


創Pにおいて当日は「仮説を検証をする日」

創Pの難しい所のひとつは「色んなものが当日までブラックボックス化している」ことだと思う(調査はできるが正確性に乏しい)。ニーズ、ターゲット、競合他社などなど。

実際には「おそらくこうだろう」と仮説を立てて当日に臨むので、当日の営業を通じて仮説が正しかったのかを検証していく。


これを踏まえて考えれば、営業日初日に色んなことを試してみるべきなのだが、実際に色んなアイデアが出てくるのは最終日だということが多い。

これはブラックボックスが少しクリアになったことでアイデアが出やすくなったという側面も考えられるが、そこまで考えきれていないということの方が大きいと感じる。冒頭でも話した通り「考えが甘い」のだ。


今回紹介した戦術だけでは一時的な販売促進なので、もっと『戦略』を練っておく必要はあるしマーケティングについても練る必要がある。

サークルなどとは違って"学びの場"として文化祭で出店する意味をもっと考えなければいけなかった。ここでいいたいのは、労働集約型や営業による販売をひとえに批判しているわけではなく、他の団体とは一線を画したスタンスで臨むことの重要性だ。

あくまでも戦略的に営業をしていく必要があるのではないだろうか。そしてそれは創Pをやることのひとつの意義でもあると思うのだ。


そんなことを考えていたら色々と振り返って考えたいことがたくさん出てきた。ということで、明日も創Pをテーマに話していこうかなと思ってます。急に気が変わる可能性もありますが(笑)。

それでは、また次回!

(続きはこちら:商学部生で数字が読めないのは致命的だよね

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