Googleさん

「Googleを使えばなんでも検索できる」は真実ではないかもしれない


こんにちは!あいでんです。

現代において圧倒的な力を持つ Google さん。その結果として「Google検索エンジンを使えばばたいていのものごとは調べることができる」という社会になりました。


「ggrks(ググれカス)」という言葉からも見て取れますが、わからないならまず調べろ、というような風潮が世の中では常識化しつつあります。

事実、検索することができればたいていのものごとは調べることができますからそれはそれで真をついているといえます。

つまり世の中は多くの人たちにとって優しい世界になりつつある、、、


本当にそうでしょうか?


Google社のミッションには『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること』とあります。確かに世の中はそうなりつつあります。

他方、それによる弊害というのももちろんあると思います。よくある話ですが、「自分で考える習慣」というものがおざなりになってしまうという点だ。

おそらくそれは事実としてあって、私自身も思考停止してGoogleさんの力を借りるということはないこともない。なぜ「自分で考える習慣」がおざなりになるとよくないかということは、ここでは極めて簡潔に「VUCAだといわれる現代社会において思考力はきわめてベーシックな能力だから」としておく。

つまり思考力を培うために「自分で考える習慣」が必要だといわれているのだというのが私の理解だ。

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自分で考えればいんでしょ!っという風に整理ができたとしても次の弊害がある。これは私の勝手な考えなのだが、「Googleさんを使いこなせていない」という点もあるのではないだろうか。

使いこなせていないというのは、検索クオリティーが低いということだ。これではわかりにくいので例を示します。

リンゴを目の前に出されて、「これについて調べて」と言われたとします。リンゴを知っているAさんと知らないBさんでは確実に検索結果に違いが出ます。


▷Aさん

「リンゴ」と検索すると説明、通販、調理などといったリンゴにまつわる複数の記事を検索できる。また関連キーワードにはリンゴの生産地、栄養、英語などといったリンゴに直接的に関わるものが表示される。

▷Bさん

リンゴを知らないので、読み取れる情報の「赤い、丸い」くらいでしか検索ができません。リンゴ以外にも多数の「赤い、丸い」に関する情報が出てきます。関連キーワードにはリンゴに間接的に関わるキーワードばかりが表示され、全く関係ないものも表示される。


実際にやっていただければその差は一目瞭然で、検索結果=情報のクオリティに大きく差が出る。

要は何が言いたいかというと、これだけ高性能なツールをもってしても知性のないものは情報を検索することすら難しいということです。


冒頭に「Google検索エンジンを使えばばたいていのものごとは調べることができる」と表現しました。また、多くな人にとって優しい世界なのかもしれない、と。

どうやらそうでもないらしい。知性を備えてなければ、わからないことを検索することすらままならないのだから。

そういう意味では「Google中心社会」は厳しい世の中になっているのかもしれない。弱肉強食という実力社会に。


なんていう妄想を膨らました1日でした。

それでは、また次回!


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