見栄を捨てれば楽なもの【41】脱サラ研修講師が語る 独立開業のリアル 綱を信じて、バンジージャンプ!
人間、見栄を捨てれば楽なもの ベンツを捨てた日
2009年12月。私は四国のクライアントさんに出向いて研修を行っていました。もうこの時点で、コンサル契約していたウェストサクセス社からの入金がなくなって6ヵ月。そこまでに、入るはずだった約450万円弱がない状態で経営をせざる得ない状態でした。世間一般には、この時期にはもうリーマン・ショックの影響はあらゆるところに出だしてきていました。コンサルの仕事がなくなっても、新規の研修の引き合いもなくなっていましたから、研修の仕事で穴は埋まらないのは明らかでした。
そういう状況の中、私が危機レベルの認知を一気に引き上げることがありました。ここ5年来、毎年行かせてもらっていたある会社の「受講が昇格要件」になっていた研修が中止になったのです。こういう、普段ならまずは減らさない研修を企業が減らしだしたことは大きなショックでした。「事態はそこまで悪化している!」私は青くなりました。ありがたいことに、そんな中でも、中止にならなかったクライアントさんもありました。そういうところに出向くと、当たり前ですが、これまでとは目の前の景色が変わります。
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