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30%の”新入社員”たち〜好きなことは仕事にできるのかという問い

『30%』という数値に対して、どう感じますか?
多い?少ない?


”新卒で入社した会社を3年以内に辞める率”は、よく30%と言われます。
https://jtb-hrsolution.jp/hrsupplement/health/40

実は、私自身例に漏れず、新卒で入社した会社を今年の4月末に退職しました。
働いた期間は、わずか1年ちょっと。

働くまでは、”せっかく自分で選んで入社した会社なのに、なぜ人は辞めちゃうんだろう”と本気で思っていました。
しかし、実際に働き始めてから、人々が「辞める」選択をする理由がわかった気がします。

”思っていたのと違った”
”人間関係が最悪過ぎる”
”もっと自由に生きたい”


就活期間中に、働くことについて真剣に考えなかったのか、と問われると決してそうではありません。

大学3年生から始めた私の就職活動の軸は、「自分が好きなことを仕事(商材)にする」と「人の心を動かす仕事」。

自分にとって”好きなこと”は、映画やアニメを観たり、漫画や本を読んだり、フェスに参加すること。
自分自身、こういった所謂”エンタメ”によって、辛い時救われたり、前へ進む勇気を与えられたりしたので、十数年働くなら”エンタメ業界”に身を置きたいと考えるようになりました。

しかし、周りからは反対されることが多かったです。
”エンタメ業界は残業ばっかりで帰れないよ”
”仕事が辛すぎて、エンタメが嫌いになると思う”

好きなことが仕事なんだから、どんなに激務でもきっと大丈夫。
今までなんとかやってこれたんだから、ここでもやっていけるはず。
そう心に決めていた私は周りの意見に聞く耳を持たず、激務と叫ばれる業界へ足を踏み入れていったのでした。

しかし、なんとかはならなかった。

おそらく、”理想の働く私像”を高く持ちすぎてしまって、実際に課された業務内容に対してギャップを感じてしまったのだと思います。

一番最初に”辞めたい”、と考えだしたのは1年目の10月ごろ。
噂通り仕事の量は多く、とにかく終わらない。
”これは私がやりたかったことじゃない”
”なぜこんなことで怒られなければならないのか”
”この仕事、自分じゃなくてもできるのではないか?”

モヤモヤを溜めながら働いて、上司に強い口調で怒られて傷ついて、泣きながら終電で帰宅する日々。
あの頃の日々を思い出すと、自分まあまあ頑張ってたよなーと思います。

こうして”辞めたい”と思いながら働いていた時、大学の先輩から、
”そんな気持ちで働いてると、20代という貴重な時間がもったいないよ”
と言われ、目が覚めました。

働いていると忙しくて、自分と向き合ってみる余裕すら無かったので、一度リセットしてみよう。
ここで初めて”退職”が現実的なものになったのでした。


業務自体は今年の3月に終わって、4月は有給消化期間として充てたので、
自分について、働き方について、ものすごく考えました。

好きなことを仕事にしたはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろう
得意なことを仕事にすればいいとよく言うけど、得意なことってどうやって見つけるのだろう
自分、一年で辞めちゃうなんて、根性ない人間なのかな、、、

めちゃめちゃ考えた結果、これからどうやって生きていこうか、わからなくなってしまいました。

でもきっと、こうした”生き方”の悩みは、誰もが一度は抱えそうだし、
(実際に「働くとは何か」の類の本は多いし)
むしろ、就業経験もない学生が必死に自己分析して、なんとなくこれかなって見つけた仕事で何十年も働き続けるってすごくない!?と感じます。


もちろん、なんとなく選んで、なんとなく楽しい日々を過ごせたらそれはそれで楽しい人生だった、で終われると思うけど、
どうせだったら、”これだ!”と思える仕事を見つけて、目標に向かってがむしゃらに走って生きていたい。


ここで本題に入りますが(やっと)
自分は、これだ!と思える仕事を見つけるため、まずはいろんな価値観を持っている人々に出会おうと考えました。

そして、その結果、(いつか詳しくまとめたいのですが、色々あって)
大型国際シェアハウス『KAMIKITA HOUSE』に入居することになりました。
https://www.kamikitahouse.com/

5月頭に入居し始めてからもう直ぐ1ヶ月。
これまでの自分の常識を覆すような価値観や考え方を持つ方々が多く住んでいて、毎日刺激的な生活を送っています。
(と、同時に何の強みも持ち合わせていない無職の自分に劣等感を抱いたり、、)

一番感じるのは、みんなキラキラしながら働いていたり、生活しているということ。
そんな、”キラキラしながら働く”方たちに、なぜそんなに楽しそうに働いているのか、どうしてその仕事を見つけたのかを聞いていきたいと思っています。

表題にある、”30%の新入社員たち”の中には自分も含まれていて、
インタビューしながらたくさんのことを吸収していきたいと思いますし、そこで得たことをこのnoteでも発信していきたいと思います。

それでは、これからよろしくお願いします!

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