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本日から長期休養に入ります。

おはようございます。
今日はあらゆる肩の荷が下りて、とても穏やかな気持ちです。

とある地元島根の会社にてITエンジニアをやっているのですが、昨日をもって一旦業務を終え、本日から4月いっぱい休養することにしました。

もともと心療内科に通っている10年以上のうつ病キャリアでして、通院しお薬をもらいつつ、自分に一番合っているITエンジニア業界にて仕事をしています。
今回はその病気が再発しかねないというアラートが、僕自身の「勘」で鳴ってしまったので、深刻にならないうちに休もうと決断しました。

世の中の会社って、これだけ精神疾患への理解は進んでいても、再発を含めた予防に対してとっても鈍感なんだなと今回改めて感じました。
良くない状況が起こってからでは遅いのに、です。
僕も今回、ある意味強行突破して休養にこぎ着けたのです。

何が起きたか…年始からのほんの2~3ヶ月に起こったことです。

1月から新たな開発現場、既に運用が動いているシステムの保守運用開発のマネジメントリーダーとして参画しました。
ただそこのPM(プロジェクトマネージャー)の僕への態度が、パワーハラスメント(モラルハラスメントにも当たるかも)の境界ギリギリを小ズルくやりやがるヤツだったのです。

僕がちょっと分からない雰囲気を出すと、小バカにした嘲笑を投げつける。これくらいが分からなくてよくマネジメントできるなと、じゃあいよいよ答えが分からないと言えば「自分で考えろ」と嫌みな口調を何度も浴びせられる。
30分~1時間で終わりそうな質疑を、こんな態度で3~4時間ネチネチと責め立てることを、何度も何度もやってきました。

既に動いているシステムとなると、長く勤めていないとシステムが取り扱う業務自体やそれを考慮したデータ(DB)の管理方法などそんなに簡単に分かる訳がありません。
自分が余裕で知っていることを、どんな新入りでもすぐ理解して当然のような態度でやってきます。若手にも同じような態度で、よく言えばフランクにですが、僕にとっては相手を上下で区別しレベルが下だと攻撃するただの幼稚なヤンキーにしか見えません。
その言動がプロジェクトが上手く回っていない原因なのに、それ自体に気付かず(気付かない振りをする)、タッグを組んでその改善や若手の育成などに取り組もうとする僕にこんな態度をする人間と、仕事を上手くやっていけるはずがありません。

とある日、また2~3時間ネチネチとこちらの不備を責め続け、これではこの作業をこれ以上進めることは無理だとなり、何か思うことがあるのかと相手から言われたので、僕は淡々と告げました。

「こんな言われ方をして今後一緒に仕事を続ける自信がありません」
「今後については弊社に持ち帰って検討させていただきます」

ここから翌日にかけて社内は混乱します。
そして僕がされたことなど一切聞く耳を持たず、一方的に僕の責任だと社内から叱責を受けます。ある人間からは平気で暴言を吐かれ、あーこいつの本性はこんななんだな、と変に冷静な態度で心で冷笑しました。
この時点で、周囲の人間に対する人間不信は相当高まっていました。

本来即日契約終了となるところ、先方側(ハラスメントをした側の会社)が仕事が回らなくなるので3月末まで続けてもらいたいとの連絡を受けて、相手がそういうなら断る理由もないので引き受けました。

ただ僕の社内の態度や先方の上司にあたる人の言動から、これは相手側の瑕疵が全く伝わっていない、一方的な僕の反抗でとんでもないことをしたと取られているという雰囲気がはっきりと伝わりました。
要するに先方のヤツは自分のやったことを一切上司に伝えず、こちらの問題だけを伝えていたということです。
こういう人間は所詮こういう行動を取るもの。分かってはいましたが失望しました。

周りにはごく淡々といつもの業務をこなすように見せてきました。
今月に入って4月からの契約に向けた面談がありました。
1件は会社判断でお断りしたようです。

もう1件はこれまた僕の「勘」で「炎上案件」だなとすぐ分かりました。そして契約先と取り次ぐ中間会社の担当も「24時間働け」的なバブル期の思考が抜けないタイプだとすぐ勘付きました。
この面談後、自社営業に「そこに決めてもいいですが、メンタル絶対壊しますから」と告げていたのに、速攻契約する方向に進みそうな予感が、そこも僕の「勘」で分かりました。
そこで「人間不信になって業務をできる状態にないので長期休暇をいただく」旨のメールを営業に送り、その日のうちに「体調不良のため」と有給休暇願を届け出ました。

次の日お偉いさんから2時間くらい「事情聴取」されました(実際はそんな物騒なものでなく穏やかでしたよ)。
全てを伝えようかと思いましたが、とりあえず通常状態に戻したいという意図がすぐに分かりました。
その場で僕は、今は負荷の掛かる業務に携わりたくはない旨、そしてそういう契約を平気で決めようとする営業に対する不信感は伝えました(そういったことを当事者に伝えたのかどうかは分かりませんし、期待していません)。

1週間ちょっと経って、長期休暇願は承認されました。
それまでに営業からのアプローチは一切ありません。
この状況を変えようとするつもりがさらさらないんだなと、どうせそうだろうと思っていたのですが…その通りだったなと悟り、じゃあ有難く休ませてもらおうとなりました。

メンタルの危機は一度発症した本人にしか分かりません。同じ体験をした人間にしかそうなりそうなアラートに気付きません。
人不足人不足と言いつつそういった人たちを排除していったら、そりゃあ人不足になるでしょうよ。
IT業界は殊にメンタルをやられやすい業種に挙げられます。だからこそそういったことに対するサポート体制を構築して欲しい…踏み込んで言えば、システム開発を発注する会社はそういった状況に陥ってしまうような納期・要望を平然と出してくるな、と言わせてもらいます。

「上から言われたことをなんでもバカ正直にやるのが当たり前だと思うなよ!」

今回は再発して病んでしまわないようにという防御反応を、もう先が短い50歳だからこそ淡々と宣言した、僕としてはそれだけのことです。
とても人に勧められるようなことではない身勝手な行動かも知れません。
ですが自分を守るためには、これくらいの行動に出ないといけないのが現状なんです。
こんなことではいつまでも理解が進まないです。残念ですね。

次参画する開発PJが決まるのが4月中なのか、予定通り休み切った5月以降になるか分かりません。
最終的には退職に追い込まれる可能性も、ないとは言えません。
ですがとりあえず今は、「僕の本心をちゃんと知りたかったら、話がしたかったらいつでも声を掛けてもらえば受けるが、自分からは一切動かない」というスタンスで日々を過ごすことにします。

自分の心の中で溜め続けたものを整理する意味で、今回はここに書きました。

noteにはいつも通り土日祝日更新の方向で続けていこうと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。

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