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Anyonenostalgy
夜と朝の境目あたり。
静寂の国道は汚れも装飾も境目が曖昧で、私たちは車も通らない道路の真ん中を手を繋いで歩いた。
彼はずっと前を見たまま歩いている。今何を考えて何を思ってるんだろう?表情からは何も読み取れない。繋いだ手の温度もよくわからなくて私は一人でいるみたいに思ったりしながら歩く。ゆっくりした足取りで。不思議と酔いはそんなに残っていない。流れや勢いってわけでもなかったけど、切望していたわけで
甘っちょろい世界
世界は救えないと言う
すべての願いは叶わないと言う
すべて理解し合えることはないと言う
愛と平和は同時に存在できないと言う
神が救うと言う
幽霊はいないと言う
神を信じないと言う
いつかすべては滅びると言う
夢は寝て見るもんだと言う
これらすべて
球の上に並べて
ひっくり返したら出来上がり