金色のガッシュ!!2Page.17の感想、考察 「走れ!!!」

次話感想はこちら

ガッシュとの再会「第一の術ザケル!」
キャンチョメとの再会「鉄のフォルゴレー無敵フォルゴレー」
ティオとの再会「恵」「ハイ」
ブラゴとの再会「走れ!!!」「」(決意の表情無言ダッシュ)←NEW!

この漫画が読める時代に生まれて良かった。
あまりに当たり前だけど、ガッシュキャラを一番理解してるのは雷句先生なんだなって。

久しぶりの感想になってしまった。
毎月楽しみにしてるしアマゾンレビューも必ず書いてるのにね。
感想を書き続けるって難しい。
漫画を好きな気持ちと感想を書くエネルギーは必ずしも比例しないことを知った。
それでも、今回はそういう次元ではないエネルギーが湧いてきた。
ってことで感想・考察いきます。

「苦しみを乗り越えた先に見える景色が

手に入れることのできる姿があるの。
それはとても
この人生を支えてくれる
輝かしいものに変えてくれるものなの」

長い文章を引用してしまった。

背景事情なんてなくても十分良いセリフではあるんだけど。
明らかにブラゴとの経験を念頭に言ってるよね。
もう、人間界と魔界に分かれてしまったとかの次元を超えた絆があるよね。
きっとブラゴと離れた後に辛いこともたくさんあったろうに、ずっと糧としてきたことが伝わってくるよね。
あの経験だけで一生生きていけることを確信してるよね。

今回、話のラストに何かしらの感動がくることが分かってたのにこの時点で感無量ですよ。

シェリー結婚問題

結局この家族がどんな関係なのかはまだ不明。
クロードのクズムーブはフォローのしようがないけど。
普通に結婚した上で全員二人の子で、クロードがこの後の見せ場で「君は僕を見ていなかった」とか言うことを予想。
シェリーも、「そんなつもりはなかった。でも、最後まで通じ合えなかったから離れてしまった」的な振り返りをするのでは。
第一印象をどんなにクズにしても最後に気持ちよく退場させるのが雷句先生だから。

連れ子説も有力だけどな〜。
そっちのほうが無難だけど、落ち着きが良すぎるし、思わぬ展開からちゃんといいところに落とすのが見てみたい。
家のために心無い結婚をしてしまうシェリーより、割り切って前向きに結婚した上でちゃんと家族を愛するシェリーのほうがよくない?
それでもブラゴがどうしてもよぎってしまうのは仕方なくない?

いずれにせよ、「ブラゴがいながら他の男と結婚?」みたいな感情は特にない。
この二人の絆はそういう次元じゃない。
ブラゴはそんな狭量な男じゃない。
人間界のルールなんかに縛られないでしょ。
再会できたときに二人が一番幸せになればそれでいい。

走れ!!!

我が子を守るために気力体力を使い果たした。
もう立ち上がることはできない。
それでもその声は彼女を奮い立たせる。
声の主だけは知っている。
彼女はまだ走れると。
「走れ!!!」

熱すぎる。

シェリーは人間の中でもトップクラスに心が強いはず。

やることはやってきたから

清麿には及ばないとしても、大切なものを守るために最後まで勝ち筋を探し続ける諦めの悪さは筋金入り。

そのシェリーが「もうママは あなたを守れないから」と言った以上、性も根も尽き果てている。
息子を想う力をもってしても立ち上がれない。

そのシェリーがもう一度走り出す。
「走れ」のただ一言で。
これが愛以外の何だというのか。

助けに来るのではなく、ボロボロになったパートナーに走れと喝を入れる。
その声の主が誰であるか確信があっても涙を流さない。
今やるべきことは泣くことではないから。
これぞブラゴとシェリー。
最高だよ…

ここが好き

この瞬間、見える範囲には何もないのがいい。
目に見えるかどうかじゃないんだよな。

その他考察

敵軍勢

かませ臭がすごい。
ブラゴを相手にする可能性を踏まえ4人体制で来たんだろうけど、術なしのブラゴに片手でやられちゃいそう。
今までの説明によれば、ただ瓶を使うだけのやつと、「魔導」という能力で瓶の中身を憑依させることのできるやつがいる。
今のところ魔導を使えるのはギルとブーのみ。
今回のメンバーに使えそうなやついないなあ・・・

ミイラ

今までと違い、現れたのはブラゴそのものではなくミイラ。
恐らくブラゴは一度死んでしまっているのだろう。
しかも、体の原型がなくなるほどのダメージを受けて。

ガッシュは救えるだけの人数を救ったと言っている。
その中にブラゴが含まれないはずがない。
それでも復活していないのは、魂が復活しても体がないからと考えられる。

ミイラについてめっちゃ考察したこちらの記事で、簡単に言えば
①魂②ミイラ③魔本④魔本の持ち主
があれば復活できると考察していた。

魂は既に復活しているとすれば、シェリーが駆けつけたことで復活要素は揃ったことになる。
この考察の結果や如何に。

王道なのに新しい

ガッシュの感想でこの言葉何回も使ってしまっているが、だってそうなのだ。
それぞれのコンビの再会シーンは、
①1話前の最終頁あたりでペアの片方が顔見せ
②次回でペアの片方がピンチ
③最終頁で駆けつけ
で綺麗にテンプレ化している。
なぜそうなるかといえば、それが王道だから。
キャラの登場を心待ちにさせ、次回で見せ場を作り、次々回で解決する。
読者はこれを待っているのだから、この王道を外す必要なんてない。

なのに、マンネリとは感じない。
無印であれほどに読みつくしたキャラクターなのに新たな感動がある。
別の成長・ドラマがまた読める。
顔だけで戦うキャラに頼もしさを感じさせられ、幼女だったキャラはムキムキになり、パートナーと心を通じ合わせて美しく別れた女性は三児の母となり夫の浮気に悩まされている。
文字で書くと何が何だかわからないのに、新しい展開の中に昔と変わらないキャラの本質が見えて結局泣かされる。

王道なのに新しい、それが金色のガッシュ。

最後に

ブラゴ、再登場は難しいって予想してたんだよね。

「予想など外れていいからがっつり見たいというのが本音。」
のとおりになりそうで本当に嬉しい。
ブラゴの物語は完結したと思っていたところに、無印とは別ルートの精神的成長の可能性を予感させる展開。
ありがたやありがたや。

過去感想

フォルゴレ紹介
page1
page2①清麿編
page2②ワイグさん編
page3
page4①雷句先生ありがとう編
page4②遺跡考察編
page5
page6
page7
page8①
page8②

この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?