和音a.k.aぶいたいがー

バーチャル世界で虎人生楽しんでます! 李徴の子孫です! Twitter→@2Kazu…

和音a.k.aぶいたいがー

バーチャル世界で虎人生楽しんでます! 李徴の子孫です! Twitter→@2Kazune_VTiger2

マガジン

最近の記事

どこかのだれかの日々の記 布寺童ミキ その2

2041年12月22日 姉さんへ  今日はサク先輩と買い物に行ってきました。以前の手紙でサク先輩が栄熨眞先輩に告白をして付き合いはじめたという事を書いたと思います。私としては姉さんが取られた気分で正面から喜ぶにはまだ少し時間がかかりそうで、サク先輩の表情が今までに比べて少し晴れやかになったのを見ていると筆圧が少し強くなってしまいます。本当はたくさんお祝いがしたいのに、中々難しいです。  そんな中でサク先輩がクリスマスにデートするという話を聞いた事が今回の買い物の発端でし

    • どこかのだれかの日々の記 布寺童ミキ その1

      2041年4月8日 姉さんへ  今日は高校の入学式でした。前の手紙でも書いたけど、これで晴れて私は姉さんの後輩になれました。正門の桜、あの頃より小さくなった気がします。私が大きくなったからかな。毛虫もいなかったよ。用務員さんに聞いたらここ数年で良い虫よけが出たんだって。あの時にそれがあれば私はあんなに泣きじゃくらなくて済んだのにね。でもこれから、少なくともあの桜では私みたいな子が毛虫たちの餌食になる事はないと思うと少し喜ばしいです。  制服は姉さんの頃に比べて少し変わっ

      • どこかのだれかの日々の記 池松アメリ その2

        2042年3月 昨日まで風邪をこじらせて一週間と少し休養をとっていた。 とても久しぶりのひとりぼっちだった。 大学に入ってからそろそろ一年。レイや先輩たちと出会ってからだと10ヶ月ほど。これまでの人生では味わえなかった、どんなキラキラした人にも負けないと胸を張って言えるほど楽しく眩しい日々を送ってきた私にとって、この10日ほどの休養は耐え難いほど寂しく苦しいものだった。レイたちのお泊りセットやそれぞれがくつろぐ為に持ってきたクッション、お菓子やドリンクたち、読みかけの栞

        • どこかのだれかの日々の記 池松アメリ その1

          2041年6月 ひとりでいることが多かった。 私の家は常に高い所にあった。高層マンションの最上階に見晴らしの良いだけの丘の上に建てられた戸建て。誰も入ってこられない場所。暮らしに不自由する事はなかった。学校にも通っていたし欲しいものだって買えた。無かったのは人との関りだけ。 人との繋がりに憧れを持ち始めたのは中学生の頃。領貴スズ先生のエッセイを読んだのが始まり。軽快に描かれるスズ先生とご友人たちの穏やかな日々、何気なくも素晴らしい日常。私の中に無かった世界に初めて触れた

        どこかのだれかの日々の記 布寺童ミキ その2

        マガジン

        • 雑記のるつぼ
          33本
        • 好きなゲームの話をしよう!
          4本
        • 個人的優勝ミュージックマガジン
          6本
        • 新人ボカロPを知ろうの会
          2本
        • アイマスお仕事妄想ツアー!
          21本
        • 超主観的ボカロ史 電脳世界を彩る音楽たち
          10本

        記事

          『映画プリキュアオールスターズF』を観た

           こんがお!  どうも、苗輪和音です! 突然ですが、先日『映画プリキュアオールスターズF』を観ました。 観るまでの経緯  私には、唐突にプリキュアの神作画回をリストアップしてLINEを送ってくる『プリキュア』好きの兄がいるのですが、そんな兄から先日「この映画面白いよ」と一本のDVDを渡されました。  それが『映画プリキュアオールスターズF』でした。  私自身はちょうど初代プリキュアこと『ふたりはプリキュア』世代で、少し歳の離れた弟がいることもあり『スマイルプリキュ

          『映画プリキュアオールスターズF』を観た

          どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その2

          2041/12/12 気付けば年末になっていた。完全に忙殺されていた。流石のアタシでも体力が厳しい。今思い返すと先月の今頃にアイツの部屋の本棚を見に行ったのがマトモな最後の休みになってしまっている。ただあと10日ほど経てば休めるから今が踏ん張り所なのかもしれないな。ただアイツはどうやらもう既に休みを満喫しているみたいで流石にそれはムカついてしまう。今度会ったら憂さを晴らさせてもらう事にする。どんな反応をするか、今から楽しみで仕方ない。というかアイツが1人でマトモに休みを満喫

          どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その2

          どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その1

          2041/11/20 今日は禹条の家に行って掃除をしてやった。今朝、アイツに電話した時には「家は自分で綺麗に整頓しているし掃除もしているから来るな。」と言っていたが実際行ってみると普通に散らかっていた。やはりアイツはバカなのだ。バカなくせに頭でっかちを気取ってるから友達どころか知り合いの1人も出来ない。そういえば「これは散らかってない!よく見ろ!通路はあるし本も取り出しやすいようにしてある!服だってまとまってるし生活用品も片付いてる!」とかなんとか吐かしていた。もしかすると

          どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その1

          2024年だっ!!!

          2024年1月1日は月曜日でちょうど良いタイミングだったのですが、特に企画も思いつかず時間もそんなに無かったのでこういう形式になりました。 2024年も、何卒よろしくお願いいたします。

          2023年個人的優勝ミュージック10選!

           こんがお!  どうも、苗輪和音です!  今年もやります!  1年全体の個人的優勝ミュージック企画を!!!  先週下半期の企画やったばかりですが!  やるのさ。  やらなかったら逆にモヤモヤしちゃうからね。  このnoteは2023年のクリスマスに投稿しているのですが、今年も何も予定がありません。  アイマスの生配信観るくらいです。幸!  そんな事はどうでもいいのでさっさと始めましょう! 2023年個人的優勝ミュージック10選を! ※本企画は楽曲の優劣を

          2023年個人的優勝ミュージック10選!

          Vtuberがヴイアラをオススメするぜ!

           こんがお!  どうも、苗輪和音です!  突然だけど今回は『ヴイアラ』についてnoteを書きます!  それでは早速ですが『ヴイアラ』とはなにか?という疑問にお答えいたします! 《PROJECT v-αliv (プロジェクト ヴイアライヴ)》とは「候補生たちは月頭に課されるアイドル力を鍛える目標を達成する為に個人配信やレッスンや私生活の中でアイドル候補生として経験を積み、それを月末に行われるオーディション配信で披露し、その成果を視聴者は〈投票〉という形式で評価する、とい

          Vtuberがヴイアラをオススメするぜ!

          2023年下半期個人的優勝ミュージック10選!

           こんがお!  どうも、苗輪和音です!  2023年の下半期がもう終わりを迎えようとしていますね。  あまりにも早すぎるので心だけは時間に反抗していたのですが今年も徒労に終わりそうです。  さて、下半期が終わりを迎えようとしているという事は……?  そうですね。  今年もやります! 2023年下半期個人的優勝ミュージック10選!  上半期に続いて下半期も悩みに悩みました。好きな曲が多すぎて……。  ただ、この企画は自分に課しているものなのでやります。やるぞ!

          2023年下半期個人的優勝ミュージック10選!

          どこかのだれかの日々の記 禹条リキ 編 その2

          2041年9月9日 初日 今日から教育実習が始まった。これから高校生たちに様々な知識を授ける事が出来ると思うだけで昂りが抑えられない。だがこんな思考を表に出しては「異常者」などと罵られる。決して表に出す事なく高校生たちに授業をしようと思う。ただ、静かに心地良い生活をしばらく味わうとしよう。 それはそうと、たとえ教育実習生と言えどもやはり授業計画などは立てなければいけない訳だ。実習生たちを指導担当である教員が言っていたような要領で計画を立てれば恐らく充分なのだろうが、授業中

          どこかのだれかの日々の記 禹条リキ 編 その2

          どこかのだれかの日々の記 禹条リキ 編 その1

          2041年5月10日 風呂 果たして風呂というものはそんなに重要なものなのだろうか。確かに人類は古来より川や湖などで水浴びをして身を清めてきたし、「風呂」という概念が誕生する事で「衛生」という概念も広まった。またそれを内包する文化が発展する事で今や誰しもが自由に風呂を享受し、清潔さを保持できるようになった。 ただ、風呂と共に清潔さを保持する為の文化というのは発展してきているのだから日常生活に於いて汚れようとしなければそこまで汚れる事もないはずだ。 ではなぜそこまでして風

          どこかのだれかの日々の記 禹条リキ 編 その1

          どこかのだれかの日々の記 崇垂サク 編 その2

          2041年12月16日 ジュウジロウとのクリスマスデートまであと10日。今まで何度かジュウジロウを含む友人たちとクリスマスを過ごした事はあったが、2人きりは初めてだ。今時こんなピュアな事を書く高校生がいるのだろうか。 2041年12月17日 家の近くのカフェに久々に寄った。こういう事を書いておくと読み返した時に微細な記憶を起こせる気がする。 2041年12月18日 この間やった期末考査の結果が返ってきた。今回も成績は良かった。安定だ。 2041年12月19日 週

          どこかのだれかの日々の記 崇垂サク 編 その2

          どこかのだれかの日々の記 崇垂サク 編 その1

          2041年9月1日 夏休み最後の日曜日だった。課題や予習はもうとっくに終わらせていた。暇だった。 2041年9月2日 始業式。ジュウジロウに会えた。同じ学校の同じクラスだから当たり前だが。考査を受けたが、嫌味ではなく余裕だった。ジュウジロウは頭を悩ませていた。少し笑ってしまった。 2041年9月3日 考査2日目。余裕だった。通常授業も始まったが、予習は完璧だったから安心して授業を受けられた。 2041年9月4日 近くの空き地で工事が始まっていた。朝にはまだ始まっ

          どこかのだれかの日々の記 崇垂サク 編 その1

          どこかのだれかの日々の記 栄熨眞ジュウジロウ 編 その2

          22:03:11 8/9/2041 日曜日。 日曜日にやる事は年齢を重ねる度に減っていっている気がする。 こういう事を口に出すと「まだ高校生のくせして」と言われそうだが、ここはどうせ自分しか見ないし書かないから良い。 実際に日曜日にやる事が狭まっていっているのは事実だから。 夏休みや冬休みみたいな長期休暇の方がまだ楽だ。 日曜日になると本当に何も浮かばない。 ぼーっとしているしかない。 友達が多い訳でもないが誰もいない訳でもない。友達を誘ったり誘われたりして遊

          どこかのだれかの日々の記 栄熨眞ジュウジロウ 編 その2