どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その2

日記。思ったことを書く。それだけ。

咫半キリエの考え


2041/12/12

気付けば年末になっていた。完全に忙殺されていた。流石のアタシでも体力が厳しい。今思い返すと先月の今頃にアイツの部屋の本棚を見に行ったのがマトモな最後の休みになってしまっている。ただあと10日ほど経てば休めるから今が踏ん張り所なのかもしれないな。ただアイツはどうやらもう既に休みを満喫しているみたいで流石にそれはムカついてしまう。今度会ったら憂さを晴らさせてもらう事にする。どんな反応をするか、今から楽しみで仕方ない。というかアイツが1人でマトモに休みを満喫している想像が出来ない。何やってるんだ?どうせ家で本読んで偏った思考を養ってるだけだろう。また正してやらないとな。


2041/12/26

忙しい中で溜まっていた雑用を片付けるだけで数日経った。ようやく今日から色々と動けるようになったが、流石に疲れていた事もあってずっと休んでいた。ただ、これだけ自分に体力が残っていた事は正直驚きだな。一番体力があったのは高校生の頃だと思っていたけど、多分今の方がある。こういう事が時々起きるのは面白い。今日一日中休んでかなり回復した気もするし、明日からはまたこれまで通り動けるはず。我ながらよく出来た体だ。この有り余る体力でアイツと遊んでやろう。絶対にイヤな顔をするだろうが、なんだかんだで結局楽しんでいるみたうだから別にいいだろう。というか寧ろ時々満更でもない顔をしてる時があるから得してるんじゃないか?感謝してほしいくらいだ。よし。思い立ったが吉日だ。明日はいきなり家に行ってやろう。ついでに色々買っていってやろう。他人の事は言えた立場じゃないが、どうせクリスマスも年末もずっと独りなんだろうしちょっと良いご飯と何かしらプレゼントを買っていってやろう。久々にカムクルに寄っていくか。オープンした時に行って以来行ってないが、流石にまだテナントは入れ替わってないだろう。まあ変わってても問題ないか。何かしらはあるだろう。いや、それとも少し前に駅前に出来たセレクトショップで何か見繕っていくか。悩ましい。こういう事を考えてるのはそれなりに楽しい。持ってる本は読み尽くしたし近くの図書館も通い詰めた結果どうでも良くなってしまったから特にやる事がない。興味がある事を知っていく事は趣味だが、そこから別に深くまでいかない。そうか。だからアイツで遊ぶのが面白いのか。変だもんな。自分も変な自覚はあるし。変なやつ同士、出来ればこれからも付き合いが続くようにしよう。


※ この文章はフィクションです。実在の人物・団体・名称などとは一切関係ありません。

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