どこかのだれかの日々の記 咫半キリエ 編 その1

日記。思ったことを書く。それだけ。

咫半キリエの考え


2041/11/20

今日は禹条の家に行って掃除をしてやった。今朝、アイツに電話した時には「家は自分で綺麗に整頓しているし掃除もしているから来るな。」と言っていたが実際行ってみると普通に散らかっていた。やはりアイツはバカなのだ。バカなくせに頭でっかちを気取ってるから友達どころか知り合いの1人も出来ない。そういえば「これは散らかってない!よく見ろ!通路はあるし本も取り出しやすいようにしてある!服だってまとまってるし生活用品も片付いてる!」とかなんとか吐かしていた。もしかするとアイツは目も悪いのかもしれない。あんなに片付いたように見せた片付いてない部屋は初めて見た。色々言ったらごちゃごちゃ反論してきたから適当に煙に巻いた。巻き続けてたら隅の方で小さくなって半ベソをかいてた。アタシは自分でも気付かないうちに多重論破をしていたらしい。昔読んだ小説風に言うなら「またオレなんかやっちゃいました?」だな。掃除が終わった後にピザを頼んで食べた。食べたら元気を取り戻したのか、また何かと突っかかってきた。面白いから今度は真っ向から全部の意見を妥協に追いやってやった。納得したけど納得したくない、怒りたいけど怒るにも難しい何とも言えない顔は傑作だった。バカの頭でっかちだが、ああいう所が面白い奴だ。寂しいアイツの為にまた行ってやろう。



2041/10/28

今日はこの間出来た商業施設に行った。名前はよく覚えてない。なんだったか。「カムクル」とかそんな名前だった気がする。日記なんだから調べて書けばいいと自分でも思うがそれをするのはめんどくさい。それに、それこそ日記なんだから自分が理解出来ればそれでいい。ただ確か「カムクル」だった筈だ。オープンの知らせを見た時は、オーナーがどんな意味を込めたのか見え透いたネーミングでアホらしくなったが、一周回って面白くなってきたから行った。実際行ってみると名前で損をしているのは明らかだった。あんなにショップが充実してるとこは最近珍しい。それに階層が上がる毎に入っているショップのグレードが上がっていくのも面白かった。いや悪趣味な気もするが、面白かったからいい。多分あのビルを縦に真っ二つにしたら客がピラミッドみたいになるだろう。そう考えると面白い。もちろん私は地下から最上階まで全部回って各階一品ずつ買って帰ってきた。8階建てだったから帰ってくるのが大変だったけど面白かったからいい。許す。何を買ったか書いておく。地下は食品だったから書かない。
1F:コードまとめるやつ
2F:いつも使ってるヘアパック
3F:良いTシャツ
4F:良いコート
5F:ストラトと新しいシールド
6F:良い椅子
7F:漫画を色々
8F:なんか分からんけど面白い海外の雑貨


※ この文章はフィクションです。実在の人物・団体・名称などとは一切関係ありません。

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