あおき@保育から世の中を眺める

青木一永 プロコーチ/社会福祉法人檸檬会(レイモンド保育園)副理事長/大学講師/博士(教育学) つながる保育スタートBOOK https://amzn.asia/d/26SQg9M https://www.facebook.com/aoki.kazunaga/

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はじめて米国の保育をみたときの話

2017年11月、 初めてアメリカの保育をみたときの感想。 少しの園しか見てないし、 数日しか見てないので、 これがすべてではないと断りつつ、 率直に感じたこととして、 帰りの機内で書いたメモ。 (若干、機内のアルコールの影響も。。) 今回見たアメリカ(シアトル)の幼児教育は、 子どもが自ら思考する力、 表現する力を養うことを 重視しているように感じた。 テーマについて子どもたちは考え、 意見を伝え、概念を形成して、 自分と社会をつなげて行く。 有能な学び手としての姿が

    • 保育の質ってなんだ?という視点から

      保育の質ってなんだ? 園長のマネジメントとどう関わるの? 先日、そんなディスカッションを させていただきました。 お相手は教育経済学者の中室牧子先生。 ディスカッションを終えて 思っていたこと、感じたことなどを 振り返ってみたいと思います。 保育の質って?そもそも「保育の質」という言葉が 漠然としてるよね?ってのは、 これまでの「保育の質」研究の中でも たくさん言われてきてる。 つまり保育の質は、 社会や文化、価値観、時代によって変わるし、 一面的ではなく多面的(多層

      • フィリピンで幼児教育を見た件 その2

        2018年2月、フィリピンのセブ島で、 幼児教育現場を見たFB投稿をnoteにも。 フィリピンの離島(島民600人ほど)の幼稚園。 実際の保育風景は見られなかったのですが、 ここでも英語がメインの言葉として 使われている様子。 小さな島でも、 数や文字といった生活する上での 基礎的な力を育む場があるというのは 本当にかけがえのないものだと感じる。 一方で、 室内にはさほど玩具はなかったので 遊び環境の保障は?と思ったのですが、 島の自然そのものが豊かで、 子どもにとっ

        • フィリピンで幼児教育を見た件 その1

          2018年2月、フィリピンのセブ島で、 幼児教育現場を見たFB投稿をnoteにも。 フィリピンのセブ視察にて、 インターナショナルスクールを見学 (3歳ごろから高校までの一貫校)。 幼児期は在園時間も短くゆるやかな感じですが、 時間の使い方としては、 教科を配列した就学準備型の印象を受ける。 高校ではプログラミングの授業をしていて、 LEGOロボットを活用。 フィリピンでは日常生活は タガログ語やビサヤ語などの言葉で営まれますが、 学校ではすべて英語による授業らしい。

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          シアトルで幼児教育を見た件

          2018年11月、シアトルに飛び、 幼児教育を視察してきました。 当時、FBに投稿した内容をこちらにも記載します。 シアトル幼児教育視察の 熱冷めやらぬ機内でのメモを 手直しして書き残します。 あくまでも個人的な感想ですのでご注意下さい。 ————————- アメリカには 保育所保育指針や幼稚園教育要領のような 国定カリキュラムがなく、保育士資格もない、 また、ほとんどの保育施設が 民間企業による運営とのこと。 こういった状況だからこそ、 ある意味誰がやっても一定の質

          タイの幼児教育を見てみた

          2022年11月、タイの幼児教育を見てきました。 どんなだったか書き記しておこうと思います。 見たのはタイ南部(ランタ島)の 幼稚園(3-5歳児)と保育園(2-5歳児)。 ランタ島は、 タイリゾートで有名なプーケットを東へ約100㎞。 自然豊かな隠れたリゾート地。 日本ではあまり知られていませんが、 欧米からの観光客や滞在者が結構います。 ちなみに、 タイは仏教国のイメージが強いですが、 このあたりはイスラム教徒が多いエリアです。 ちなみに、 タイの幼児教育施設の区分

          主体性の名のもとにおかしなことになってない?

          「主体性」が 保育の重要なキーワードであることは間違いない。 一方で、 なんだかモヤモヤしたものも感じるのだ。 そんなホンネを綴ってみたい。 何がモヤモヤするのか? それは、 「主体性」の名のもとに 「放任」になっていないか、ということ。 そして、「主体性」に過剰反応するあまり、 大人の側が保育者としての意図性を 手放していないか、ということだ。 たとえば、 クラス活動をする場面において、 「やりたくない」と言うAくん。 それに対して、 「じゃあ、やらなくていいよ」

          問いの持つチカラはやっぱりすげえやという話

          ときどき、「自分にいける?」と 不安になる講演テーマがくる。 最近では、 「メタバース時代の保育のあり方」とか。 「深く考えたことなかった」とか 「専門家じゃないし」と できない理由が先に思い浮かぶようなもの。 しかし、エイやっ!と引き受けてみると、 いろいろ考えが整理されてくる。 つくづく思うのは、 問いが持つチカラ強さ。 問われたから整理できたり、 問われなければ気づけなかった世界がある。 問いは脳みそにクラックを生む。 問われた方は「むむ?」っと考え始める

          メタバース時代の保育のあり方

          2022年8月21日、東京大学で開催された 「あたらしい保育イニシアチブ」というイベントに参加。 まさに、保育の未来を考える刺激溢れるイベントだった。 数々のパネルディスカッションが行われたが、 ぼくも「メタバース時代の保育のあり方」というディスカッションにパネラーとして登壇した。 かなり異色のテーマだったと思う。 登壇者は、 ・ジョン・セーヒョンさん(oVice株式会社)  ・吉田和弘さん(Starverse株式会社) そして、ぼく。 このテーマを聞いて、 「保育とメ

          保育園のブランディングとは何か?

          保育業界がザワついている。 待機児童解消のため、 保育所をたくさんつくったけれど、 つくりすぎたり少子化が加速したりして、 保育園が余ってきている。 このままだとヤバい。 そういうザワザワだ。 だから、選ばれる園になろうとか、 生き残るためにとか、 そういう言葉が今まで以上に飛び交っている。 そんな言葉の一つに、 「ブランディング」がある。 ブランディングとは何か? それを「差別化」と表現する人もいる。 一方で、狙った差別化に違和感を唱える人もいる。 大切にした

          その会話に組織カルチャーが表れている

          歯医者に行って思ったこと。 患者のぼくは、 文字通り口が開いた間抜けな状態で することがないので、 歯科医とスタッフさんの会話を聞いていた。 すると、その会話の様子から 組織カルチャーを感じるのだ。 歯科医とスタッフは、 お互い信頼しあえているか。 タテの関係か、ヨコの関係か。 スタッフは、 歯科医に怯えてないか(笑)など。 そこで働く人からすると、 いつもどおりの会話で 気にしてないかもしれないけど、 患者はよーく聞いている。 そしてその職場がどんな感じか 勝

          デンタルフロスが三日坊主にならないスゴい秘訣

          歯科衛生士さんの一言で、 三日坊主だったデンタルフロスが続いている。 それは歯科衛生士さんが優しかったからとか、かわいかったから頑張れた、なんていう浮かれた理由ではない。 アドバイスの内容が秀逸だったのだ。 それは「歯ミガキ前にデンタルフロス」というもの。 そう、順番を入れ替えただけ。 何年も三日坊主だったのに、それが絶妙に効いたのだ。 なんでこんなに効いたのか? 頭の中の重要度は、歯ミガキ>デンタルフロス、となっているので、 その順でやると、歯ミガキが終わった時点で

          ちむどんどん、母の問いが凄すぎた。

          NHKの朝ドラ、ちむどんどん。 優子(母)の暢子(娘)への「問い」が素晴らしかったという話。 内定先で「女のくせに」と言われ、「辞退します!」と感情的に言ってしまったことに落ち込む暢子。 その後、母優子と話す中で、「本当はね、自分で自分にもやもやしてるからかもしれない」「心を燃やせるものを見つけたいってずっと思ってるけど、それが何か全然わからない」という本音が出てきたのは、まさに優子の問いが素晴らしかったから。 その問いとは、「何に一番腹が立ったの?」というもの。 も

          コーチングで支える本当の成長とは

          成長するとかキャリアアップするって、 どんなイメージだろうか。 ゲームでいえば、主人公が体力をつけたり技を磨いたり、はたまた、新しい鎧や武器を手に入れて、次のステージへ行くことと思うかもしれない。 でも、本当の成長とは、鎧を脱ぐことから始まるのでは? というのも、ほとんどの人はかなりの鎧を着ている。 鎧とは自分が傷つかないようにするためのもの。 こういった、ねばならないを身にまとうことで、誰しも自分を守ろうとしているのかもしれない。 そういう鎧を着たまま新たな武器

          新社会人へ。世界は〇〇でできている。

          社会人になると、20代から60代、ともするとそれ以上の人たちとも同じチームで働くことになる。 仕事で関わる人だってさまざまだ。 とにかく、いろんな価値観を持つ人と、時間や行動を共にすることになる。 しかも、一緒にいればいいだけじゃない。 役割を果たしたり、価値を作り出すことが求められる。 とにかく学生時代までの同質性の高い環境とは大きく変わる。 そして、ジェットコースターのようにいろんなことが起こるだろう。 新社会人を脅したいわけじゃない。 むしろ、そんなジェットコ

          園長にこそコーチングが必要なわけ

          「園長って孤独」 そんな話をよく耳にします。 職員の話は、私が聞いてるけど、 私の話は誰が聞いてくれるの?という話。 とりわけ、1法人1園といった規模になるほど、ぜんぶ自分で考えないといけないし、解決しないといけない(と思ってたりする)。 聞いてくれる相手がいないし、本音を吐露する場所がない(と思ってたりする)。 恥ずかしがらずに、やりたいことや夢を語る相手や場所がない(と思ってたりする)。 そうだとすると、やはり孤独に感じますよね。 とりわけ、保育・幼児教育の世界は