仕事じゃないのに子どもを預ける保育者は悪い?
仕事じゃないのに
保育園子どもを預ける保護者を
「悪い」保護者と思うことはない?
そうやって預けられた子どもを
「かわいそう」と思うことはない?
仕事が早く終わったのに、すぐに迎えに来ない保護者。
土曜は仕事がないはずなのに、子どもを預ける保護者。
発熱しても、すぐに迎えに来ない保護者。
そんな保護者を見て、
「え、なんで?」と思うとき、
もしかしたら心の中で保護者を「裁いている」のかもしれない。
子どものことを思ってかもしれないけれど、
子どものためを思うと、
実は園にいた方がいい現実もたくさんある。
先日こんな話を聞いた。
これらは決して、特別な話ではない。
もしもこんなとき、
「仕事が終わったんなら早く迎えに来てください」と言われたら?
もし自分が、上記の保護者だとしたら?
もし自分が、上記の子どもだとしたら?
保育という場は、子どもが育つ場だけど、
子どもを守る場でもある。
保護者が健やかであることが、
子どもが健やかでいられることにつながる。
保護者がイライラして、
いっぱいいっぱいな状態だとしたら、
それは間違いなく子どもにも影響している。
一昔前の保育指針では、
保育園を利用できるのは、
保育に「欠ける」子どもとされていた。
しかし今の保育指針では、
保育を「必要とする」子どもになっている。
上記のケースの子どもたちは、
保育を必要としているのではないだろうか。
相手の視点に立った時、
いまとは違う世界が広がってくる。
そうなるに至った背景に思いを馳せたとき、
違う世界が浮かび上がってくる。
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