#07 あたらしい保育イニシアチブ2023が閉会!
あたらしい保育イニシアチブ2023、
略してあたほい2023。
多くの方々にご参加いただいて、
無事終了しました。
閉会報告として、少しつづりたいと思います。
シリーズ#07は、ぼくが担当した
世界を変える幼児教育
幼児期のSDGs・ESD/自分ごと化への挑戦!
のセッションの振り返り。
このセッションにかけた想い
このセッションにかけた想いは
#04 、#05に書いてるので
そちらをご覧ければと思うんですが、
そんな思いがあったからこそ、
東京大学の3会場のうち福武ラーニングシアターでやりたいと思ったんです。
「自分ごと化への挑戦!」というテーマですが、
安田講堂のような大きな会場で聴いても、
なかなか自分ごと化しくいですよね。
なので、以下の写真のような、
スピーカーと参加者が一体感ある空間で
セッションしたいなと思ったわけです。
SDGs/ESDでアツアツに語る part1&2
どんな趣旨だったのか?
そんなセッションの趣旨を
簡単に表現するとこんな感じ。
市川さんはどんな幼児期を過ごしたのか?
セッションでは、まず名須川先生から、
なぜいまSDGsが必要なのか?
ESDとは何か?
保育にESDを取り入れるとは?
といったお話があり、その後、
市川さんの幼児期を掘り下げていきました。
そこから見えてきたのは、
自分で良い、自分は大丈夫と思える自己肯定感やベースとなる愛着関係
子どもの「やりたい」を見取り、実現できるよう導く親の存在
棒を振り回すのが大好き
☞ 剣道を始める
子どもの好きなことに没頭できる環境
おもちゃを分解して遊ぶ
目の前にいない他者のためにアクションする習慣
おかずを一品食べない代わりに募金する日
多様な社会・存在を身近に感じる環境
何名もの留学生をホストファミリーとして受け入れていた
リビングに大きな世界地図
身近な大人が協働する姿を感じる
園のチャリティバザーに主体的に参加する保護者会
といったことでした。
保育の場にどう活かすか?
ここから読み取れるのはどんなことでしょうか。
保育の場にどう活かすことができるのでしょう。
愛着関係を築き、自己肯定感を育む
子どもの「やりたい」を見取り、実現できるよう導く
子どもが好きなことに没頭できる環境
利他の心を育む
多様な人(異年齢・保護者・地域)と関わりパートナーシップで進める保育活動
多様な存在、異なる存在に気づける保育環境づくり
身近な大人同士(保育者・保護者・地域)が協働する園づくり
こんな風に考えることができるのではないでしょうか。
そして、セッションで出ていたのは、
まずは一人一人が大切にされる重要性。
それがベースにあるからこそ、
子どもたちはやりたいことを見つけ、没頭し、
上手くいかないとき他者と協働して乗り越えようとするのではないでしょうか。
そのように身の回りのことに関心を持つからこそ、身近な問題を自分ごと化し、行動する存在になっていくように思います。
セッションを振り返って
いや~、楽しかったです。
自分が一番楽しんだかも。
こんな人たちとこんな風にセッションしたいなと思ってたことが実現できたので、楽しくないわけがありません。
ぼくの博士論文の研究テーマは、
「保育者はどのように保育の活動を構想しているのか?」というものでした。
どうやらぼくは、すごいものを見ると、
その結果よりもそうなるに至ったプロセスに関心が向くようです。
だから市川太一さんの本を読んだ時、
「この本を書いた人はどのようにして地球規模の問題を自分ごと化し行動するのに至ったのだろう?」と思ったんです。
それを、OMEP日本委員会代表の名須川先生とともに掘り下げることができ、本当に幸せな時間でした。
ご参加・ご視聴いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
しかし、保育とSDGsは誤解も多く、
ESDという言葉も拡がってません。
今後、#ESDを拡散しましょう!
そして、なんとこのタイミングで、
保育とSDGsに関する書籍出版が決定!(10/10発売)
かなりチカラを入れて書き上げました!
この本ではたくさんSDGsと保育について語っています。
ぜひ手に取っていただけたらと思います!
持続可能な社会の創り手を育むために、
ともに実践を深めていきましょう!
これまでの「あたほい2023」関連noteはコチラ(↓)。
https://note.com/kazunaga_a/m/m5a2d9dc5165d
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