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方言を使うということ。

いつものように、野菜を出荷しようと袋詰めをしていた。流れるのは、ローカルラジオ。

月曜日のとあるコーナーで、東京出身の女子アナウンサーが方言である新潟弁を学ぶコーナーがある。最近、このコーナーを聴いていなかったので、彼女もだいぶ新潟の言葉を覚えたなぁなんて思っていた。

しばらく聞いていると、投稿したメールの内容にこんな話があった。

「とある介護施設で働いているんですが、介護者と接する時は方言で話さないよう指示がありました。」

まぁ接客業と言えば接客業だから、正しい敬語で話さないといけないのかなぁとも感じたが、その地方での生活が長ければ、自然と出てしまうのが「方言」なのだ。

これは私が感じただけの意見なのだけど、方言というと、汚い(くずれた)言葉が多いから、どうしても強めなニュアンスに聞こえてしまう場面が多いからかもしれない、と感じた。ケンカなんかしていなくても、強めに話す人が多いから、慣れ親しんだ人同士でないと、そういう嫌な気持ちになるのも分かるのだ。

私は、実際東京での生活も長かったので、Uターンした直後はそう感じることも多々あった。あれ?怒ってるのかな?なんて思うことがあったし、今でさえ、母が方言を使って大声で話している時は萎縮してしまう。

でも、介護施設での方言廃止は、どうなのか?
お年寄りは、きっと方言で話してくるから、それに同じような方言を使う方が近い距離で話せるんじゃないかな?と感じた。(実際ラジオでもこういう意見の人がいました。)わざわざ標準語で返答するなんて、どこか冷たいような気がすると、ふと思った。

お年寄りが話す、方言。
それはずっとこの地にいて、楽しことも辛いこともあったけど長く生きてきたんだよと思わせる、郷土愛がある

これから先も、方言は無くなることなく、続いていってほしい。特に、お年寄りにはその方言の言葉で、色々と語りついてほしいものである。

※ちなみに、今日ラジオで紹介されていた新潟の方言
しょったれ=身なりが汚いこと。
(これと似たような言葉で『のめし』という言葉がありますが、これは『怠け者』という意味です。)

みなさんの住んでいるところで、面白い方言はありますか?


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