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ヒッチハイクで一番行きたかった場所 ウルル [2019年9月30日 オーストラリアヒッチハイク旅]

"2019年10月25日夜を以て法律により登頂が禁止となりました"

[ヒッチハイク旅最後の話は有償とさせていただきます]


去年オーストラリアを旅していた時、ヒッチハイクで一番行きたい場所としてウルルを目指して行きました。

本来ならウルルに着いた後はダーウィン、ブルーノ、パース、そこから東へという感じで反時計周りでオーストラリア大陸を一周する予定でした。


しかし、僕はウルルに着いた日を最後に、ヒッチハイク旅の継続を断念せざるを得ませんでした。

何故僕がウルルを最後に一周旅を断念したのか、その後ウルルからどこへ向かったのかについて、当時を振り返りつつ話そうと思います。


1 命がけのヒッチハイク

当時僕はケアンズからオーストラリアど真ん中にある地方都市アリス・スプリングスまで、ヒッチハイクで多くの方々の車に乗ってここまで来れました。

これまでにもYoutubeやTwitterなどで旅をしている様子を発信していた方々の姿を見て自分も人生で一度はやってみたいという想いを胸にこの国へやってきました。自分一人でどこまで行けるのか、可能な限り自分を試してみたいという想いがあったため、僕はヒッチハイクで行くことにこだわっていました。

なのでウルルもヒッチハイクで行きたいと思い、アリス・スプリングスのホステルを出発後、街から少し離れたところでホワイトボードにUluruと書いてヒッチハイクを行いました。

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ここで延々と待ってました。車が来ない時は日陰で待機(汗)

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その日は気温が35度と非常に熱く、日差しもめちゃ強かったので日焼け止めとサングラス・現地で買った安い帽子をかぶって行ってました。

これまでを振り返ると、オーストラリアの海岸沿い・東側は割とスムーズに乗せてもらえることが多かったですが、内陸に行けば行くほど難易度は一気に高くなります。

そのため、当時は4〜5時間待ちなんてざらにありました。

よって今回のアリス・スプリングスでヒッチハイクする時も恐らく長時間待ちを覚悟せんとな〜なんて、その時はそんな風に考えてました。

案の定、車は少なく、すれ違う車の殆どはキャンピングカーだったり又は荷物を盛り沢山乗せてる車が多かった。キャンプ用品や食料・着替え・その他備品を積んでるので、その為新たにもう1人乗せれるほどの余裕がない車が多いんだろうなと当時はそんな感じがしました。

すれ違う車の中ではグッドサインをしたり手を振ってくれたりする人達はいましたが、中にはブーイングされたことも・・・

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2 予想よりも早く、1台の車が停まってくれた

当時出会った方はドイツ人女性で、ウルル周辺で働きながら暮らしていて、その後はニュージーランドのクイーンズタウン(観光地としても有名な南島の町)へ移り住むとのことだった。アリス・スプリングスに用があって、その帰り道にて僕を見かけたので今回乗せてもらえることになった。

ただ果てしない距離を走るに伴い、ガソリン代が馬鹿にならないということで、できればガソリン代の一部を折半してほしいとおっしゃってたので喜んでお支払いしました。よく考えたらタダ乗り同然でやってたようなもんだったので40ドルを渡しました。
※それでも自分の車で一周することを考えたら遥かに安く済んでる。


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車内から撮った写真。

道中ずっと話をしていた。彼女は数年前日本に来たことがあるらしく、1年間滞在していたとのこと。彼女曰く、日本の方は皆優しくて親切だったと、おもてなし精神があって、ご飯も美味しくて、安全でとてもいい一年間を過ごせたと言ってたので、何だか嬉しい気持ちになった。恐らく当時彼女と接していた日本人は相当優しい人々だったんだろうなと内心そんな感じがした。僕らがこうして出会えたのも何かの縁かもしれない。

ホンマに優しい方で、この時は感謝の気持ちでいっぱいでした。将来何らかの形で恩返しがしたいです。


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