ノマドランドを見て感じたこと(ほんの僅かな価値観の見直し・その他)
地元の映画館でアメリカ映画「ノマドランド」を見てから2ヶ月が経ちました。
アメリカ国内に住む車上生活者=現代の“ノマド(遊牧民)”として生きる人々を描いた映画なんですが、今年見た映画の中で特に見てよかったなと感じました。(原作小説も好評です)
本作に登場する人々の特徴なんですが、
かつて専門職に就いていた(一流企業役員、医師)がリーマンショックですべてを失い底辺層へ転落した者であったり、
もともとロウワー・ミドルだった者が経済の悪化に伴い職を失い底辺層となった者。
会社や企業の倒産に伴い「家ナシ」となった者。
離婚や病気といったライフ・イベントの結果、家賃が払えない状況に追い込まれ路上に転出するしかなくなった者。
上記のようなひとたちの、実話の数々が本映画で見ることができます。
(一見すると、日本の状況よりエグいし、キツい、と思いました。
(しかし、それはおそらく、私が日本のもっとキツくて辛い世帯の話を知らないだけなのかもしれませんが・・・・・・・・・)
60代は当然、70代後半まで単純労働の現場で働く必要があるとは。)
なぜぼくが本作の世界観に惹かれたのか、その他諸々含めて感じたことをありのまま綴りたいと思います。※あくまでもボク個人の感想ですので。
1 「当たり前」を見直すキッカケになった
日本国内において普段私達が頻繁に使うものや、当たり前のように利用してるものなど、いわゆる便利すぎるもので溢れているかと存じます。
家を持つのが当たり前・車をもって当然など、今までは何の疑問を抱くことなく暮らしていたかもしれませんが、
本作を目にした時、それまであった固定観念を大きく覆すものがありました。
家を持ち・住宅ローンを払い続け、一生お金とモノに囚われることが幸せなのか。保険をかける行為や、肩書のためだけに神経をすり減らし、
自分以外の人を無作為に攻撃し、他人の不幸の上に自らの基盤を作る行為自体何の意味があるのか。
自身の心の声に耳を貸さず、一度の人生において自分自身を偽りながら生きていくことが本当に正しいことなのか。
それらのこともあり、わたしたちの「当たり前」は本当に当たり前なのかを、上映中・または上映終了後も考えさせられるようになりました。
2 モノを過分に持たないという意思が固まった
前回の記事でも一部お話したように、ぼくは過去に車とTVを持ってた時期がありました。
皆持ってるから自分もそうする。周りに合わせないといけないといった感じで持ち続けてました。車に関しては維持費がとにかくかかります。
自動車税・保険・タイヤ交換・オイル・車検・場所によっては駐車料金などとにかく払うものが多すぎたので、2018年にカナダとアメリカへ行くことをキッカケにこれらの余計なもの全てを処分しました。
TVも同様ですし、その他にブランド物の洋服や財布を購入していた時期がありましたが、今は全く買わなくなりましたし、これからも買うことはないと思います。
家に関しても特に欲しいと思ったことは一度もありません。
住宅ローンで20〜30年間も払い続けることに違和感を感じたことや、それ以前に一生何の変化もなく払い続けること自体疑問に思わないのかなってなんとなくそんな気がしたんですよね。
今の御時世において世の中の流れが大きく変わったのもそうですし、住宅ローンの支払いが滞るどころか、家と職を失った人もいれば、抱えるものが多すぎたせいで負担が一気に増え、
最終的に自殺という選択肢を選ぶ人もあとを絶たない現状が続いています。
誰しも予想しなかったことが次々と起きてるわけで、そのことを考えたら10年後どころか明日どうなるかすらも予測できないので、
下手に契約を結ぶことや所有することについても一度考え直した方がいいのではないかと僕はそう思います。
いずれにせよ、モノに支配されることに嫌気が差し、どこへ行くにしても何をやるにしても余計なモノがありすぎるせいでやる気が減ったり、
選択肢が狭まる感じがしていて、室内にて管理するのも面倒ですし、売るにしても大半のモノは二束三文にもならない。
人生において行動範囲も狭くなってしまう、となれば初めから必要のないモノは買わなければいいという結論に至りました。
今後もなるべく不要なものは過分に持たないことにしてます。
3 最後に
映画は見る人の心に寄り添うものがあります。
その中で自分にとって何かヒントになることや、新たな発見となるものも少なからずあるかと存じます。
自身の生活や人生において見直すキッカケにもなるでしょうし、何もしないでいるよりは何か新しい世界・価値観・考え方にふれるいい機会にもなることでしょう。
今回冒頭で紹介したノマドランドは今月下旬にブルーレイ版が発売予定です。下記にリンクも張っておきますので、ご興味のある方はこちらからご覧くださいませ。
雑記ではありますが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
こんな感じで日々思ったことを綴ったりしてます。
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今後ともよろしくおねがいします。
Thank you for reading to the end.
I hope you enjoy your life.
Have a good day.
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