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【教育のプロになる為に】「習う」と「学ぶ」の違いを捉える

以前僕は、「習う」と「学ぶ」は捉え方が違う。という話をしたのだが、今回はそれの話。

教える・習う・学ぶなど教育現場ではこの様な言葉が多く使われているが、それぞれどの様に使い分けているだろう?心理テクの記事で紹介した、「子ども同士の協調性を高めるには同じ課題を協力して解決することだ。」という話をしたのだが、

例えば、A君は課題の解決策を知っていて、わからないB君に教えることで課題を突破した。・・・という流れだけでは『協調性』を高めるという目的は達成されていない。


【「学ぶ」とは「何かに気づき 自分が変わること」これが僕の定義だ 著書 まんがで知る教師の学び 前田康裕より抜粋】


・・・今回の本マンガかい!と思うかもしれないが、僕はこのマンガで「学ぶ」と「習う」の違いを再認識させられた。是非教育現場でお仕事をされている方は読んで頂きたい。

「習う」というのは先に目的があって、それに向かうということ。「教える」も同じく、先に目的が決まっている。「コーチング」とは、先に行き先が決まっているので「行き先を教えてもらう」というのが正しいだろう。

しかし「学ぶ」というのは、課題に対して何を手に入れるかは本人次第ということである。

学校での勉強に例えてみてみると、

(そろばんを使った計算が分からない)←課題

(そろばんを習っているA君に解き方を教えてもらおう)←教わる

(そろばんの使い方を習う)←習う

(A君はそろばん教室に通っているんだ!僕もそろばん教室に通ったら、そろばんを使った計算だけでなく、2桁以上ある計算問題を解く効率も上がるのではないだろうか?)←学ぶ

という流れである。「学習」という言葉の意味をごちゃ混ぜにとらえずに、本当の意味で「自分から進んで学習する」という環境を自分も心がけたい。

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