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相性の悪い素敵な夫婦関係を続けたいって話

僕と奥さんは正反対。考えすぎて動けない僕と、気持ちのままで動く奥さん。
僕は人生の石橋を叩いて渡ろうとしてるけど、奥さんは石橋が崩れる前に颯爽と走り抜けていくタイプだ。
意見が合わないことも多いし、ぶつかることもある。
僕はサラリーマンだけど、奥さんは個人事業主。こんなに正反対だと笑えてくるくらい。
もちろんどの占いも相性が悪い。奥さんはA型、僕はB型、奥さんは卯年、僕は寅年、奥さんはサルで、僕はヒョウ(動物占い)。

結婚して家庭を持った後、仕事を頑張って家族を養っていかなきゃいけないって気持ちが僕は強かったと思う。奥さんがどう感じていたかは分からないけど。
僕の中で、何か家庭があるという「責任」というのか、「重み」のようなものがモチベーションになってたりしたんだ。
ただ、その責任とか重みがたまにダメな方向に行ってしまって一方的に機嫌が悪くなってしまうこともある。
お金のこととか、将来のこととか、不安が頭をよぎって苦しくなって、一人で悩んで目の前の石橋を必死に叩いていたことがある。
叩いても叩いても渡る気になれない。気が晴れない。

そんな中、子どもができて奥さんは資格を取って個人で働くと言い出した。
僕が渡れない石橋を前にしている時に、奥さんは遠くを見て走り出そうとしていた。
「パートでいいじゃん。」
そのうまくいくかよく分からない個人で働く世界は、僕の将来思想の外側にあって、火星人の働き方かと思ってた。
それでも好きにしたらいいよって言えたのは、僕の中の小さなプライドだったと思う。

その後、奥さんは紆余曲折ありながらも楽しく仕事をしている。
子育ても両立しながら笑顔が絶えない。パワフルだ。
僕は未だに石橋を叩いているが、最近少しづつ気持ちが変わりつつある。
性格は変えられないけど、石橋をすこし小走りで渡ってみたくなっている。

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相性がどうとか、意見が合わないがどうとか、沢山ネガティブなことは存在する。
でも、合わないからこそ新しい世界が見れて、合わないからこそ尊敬できる。
そういった想いが今はある。
元は他人なんだから相性が抜群なんてことはありえない。自分の考えたことに「いいね」ばっかり言ってくれる人は余計信用できない。目の前にいる人は承認欲求を満たしてくれる相手ではない。そんな気持ちが大事。

それで嫌にならないかと言われると、少しはなるけどすごくはならない。
僕らは対話を大事にしている。
会話じゃなくて対話。世間話だったり噂話だったり今日の出来事を話すことではない。
僕は今何を考えていて、将来どうしたいと思ってて、どう悩んでいるかを話す。
奥さんも同じように僕に話す。意見が合わないことはわかってる。でも、お互いのことをしっかりと話している。ケンカっぽくなることもある。
そうやって自分がどういう人だよって伝えて、奥さんがどういう人なんだって理解することは何よりも大事なことだと思ってる。

結婚までしてるのに相手のことが分からないのっていう人いるけど、それは勘違いだといいたい。結婚したんだから、こういう人間って分かってるはずなのにという思い込みって夫婦関係を悪くすると思う。
「なんで分かってくれないの。」
分からないと思う。普段から話してないと分からない。私はこういう人って相手にちゃんと話さないと、いつまでたっても「あの人は分かってくれない」の外に出れない。
結婚がゴールじゃないとか古い言い方をしたいと思わないけど、ずっと一緒に暮らそうとしてる目の前の人のことをわかったフリして世間話してるのって不思議な光景だ。

僕たちは全く意見が合わないねって笑い合う。
だけど、その対話をやめる気はないし、その関係を解消するつもりもない。
目の前の人を知って、昔より尊敬できる存在になっている。

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僕たちは今、イギリスに年末年始で旅行にきてる。
お金がかかるし、海外は不安だし、家が好きだし、全く旅行に向いてない僕だけど、家族で世界に渡れた。
それは奥さんが手をひいて連れ出してくれるからに違いない。
僕は僕一人の人生だったら絶対に選んでいないであろう今を選ぶことができていて、その感情の違和感を少し恐れつつ楽しんでいる。
ヒースロー空港を出て、イギリスの街並みを歩いているときに、この景色が見れる人生でよかったなと思えた。

僕は相性の悪い奥さんと、二人でずっと歩んでいきたいと思ってる。

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浜松に住んでるひと。好きなモノ・コト。想ったこと。徒然と。
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