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自尊感情 肯定的に自分自身を受け入れて自分に誇りを持とう

今日は、自分自身を価値ある存在だと感じる「自尊感情」について取り上げてみようと思います。

自尊感情(self-esteem) とは、自分自身の評価に関する感情の一つで、自己肯定感とも訳されます。

自尊感情が高い人は「今の私で大丈夫だ」「私は周りの人達から大切にされている」といった感情を持っています。一方、自尊感情が低下すると「私には存在価値がない」などと感じてしまうことがあります。

ローゼンバーグ.M.氏によると自尊感情には2つの意味があるといいます。

1つ目は「自分はとても良い」という感情であり、優越性や完全性と関連します。他者との比較が根底にあり、自分は他者よりも優れているという感覚につながります。

2つ目は「自分はこれで良い」という感情です。自分が設定した基準に照らして自身を受容するという考え方なので、仮にすごく優れた所が特にない平均的な人間であっても、肯定的に自分自身を受け入れることができます。

私は、中学・高校と体育会系の部活動や大学入試の受験勉強の偏差値など、常に他者と比較をして競い合う日々を送っていました。

しかし大学に合格し入学した後、他者と比較して打ち込めるものを見つけることができず、かと言って「自分はこれで良い」という、自尊感情を持つこともできなかった私には、自分自身に価値を見出だせず、何ひとつとして誇れるものが無くなってしまいました。

人との競い合いによって自尊感情を持つことは大切ですが、周りとバランスを考慮した上で「自分はこれで良い」という自分に見合う基準を持ち、自分を価値あるものとして、肯定的に受け入れることも、時には大切だったと感じます。

今、社会の第一線で活躍している方々は、他者との激しい競争で生き残っていかなければならない環境に身を置いていると思いますが、時には、自分自身の基準で「今の自分で大丈夫だ。十分価値がある」と肯定的に自分を受け入れて、自分自身を大切にすることで、自尊感情を維持し自分に誇りを持っていけるのではないかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考:教養としての心理学101

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