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5大ネガティブ

前回の記事では
意外と知られていない、分かっているようで分からない感情について
書いてみました。
感情には大きく分けて2種類

不快
に分けられて、

快なら
楽しい
嬉しい
心地良い
など

不快なら
悲しい
寂しい
怖い
など

それぞれ分けられます。
詳しくは、前回の記事をご覧ください

https://note.com/kazukake84/n/nb65adf23e8b0

特にテープ式心理学では
不快の中の
5種類のネガティブな感情
これを、5大ネガティブとしては
注目して取り扱っています。

5大ネガティブとは

感情、特にネガティブな感情の中でも
テープ式心理学で注目しているのが以下の5つのネガティブな感情です。

① 恐怖
② 悲しみ
③ 怒り
④ 寂しい
⑤ 無価値感

1つずつ解説していきます。

① 恐怖

自分を脅かすような物、事、人に対して抱く感情。

いつも怒鳴りまくる嫌いな上司や身内、やらなければ責められる厄介な事、いろいろ思いつく事もあると思います。

② 悲しみ

これは、良く④の寂しいと混同されることが多いのですが、
自分が愛着を持っている物や人が、喪失してしまった時に感じる強い心の痛みが
悲しいです。
不慮の事故や、災害で身内が亡くなってしまった時に感じる喪失感を想像してもらえればと思います。

③ 怒り

自分にとって、理不尽な出来事や扱いをされたときに感じる感情。
テープ式心理学では、怒りを2種類に分けて考えています。
一つは
とっさに出る怒り
例えば、
タンスの角に足をぶつけてしまい、そのタンスのを蹴り飛ばしたくなる情動的な怒りです。
もう一つは
他のネガティブな感情を感じたときに、それを感じたくない為に、怒りで代用する“ガードの怒り”です。
例えば、好きな人が他の異性と話を楽しいそうにしているのを見かけた時に感じた寂しさを感じたくない為に、「ふん、何よ!」と湧き上がってくる怒りの感情がそれに当たります。
テープ式心理学では、このガードの怒りついて着目することが多いです。

④ 寂しい

恋人や家族、友人など、誰かに相手されたり、かまってもらえなくて、分かってもらえなくて、そんな時に感じる感情。
幼少期のときに、親にあまりかまってもらえなかったりすると、その時の寂しい感情がトラウマとして残る場合も多いです。

悲しいと混同されて表現されることが多いので、悲しいと寂しの違いが分かりづらいひともいると思います。
私自身、この違いを明確に理解するまでに時間がかかりました。

⑤ 無価値感

自分には価値が無いと、絶望的になる感情。
この無価値感が、命に関わる事に繋がったり、イジメの原因になったりと人生を左右する上で最も影響力のあるネガティブな感情です。
この無価値感は、幼少期から心身共に受けてきた家庭内の虐待などにより
「私は生きていてはいけない」
「私なんて周りに迷惑をかけるだけの存在なんだ」
「私は価値がない」と思い込むことで生まれてくるとても苦しい感情です。
この苦しい無価値感を何とかしようと
無自覚に、自分が価値があるという事を証明したいが為に、
自分より、劣っていると思える人に対して、バカにしたり、暴力を振るったりして
「どうだ、自分は偉いんだぞ、お前よりも上なんだぞ!価値があるんだぞ!無価値じゃないんだぞ!」
と、優越感にひたり、無価値感を払拭しようとします。
これが、イジメの原因です。
そして、それを受けた人は、更に自分よりも劣っていると思える人に対して、同じような振る舞いをして、更にその扱いを受けた人も、同じように別の人に向けて、イジメをする。

ブルーハーツの曲に
TRAIN-TRAINという曲があります。
その歌詞の中に
「弱い者たちが夕暮れ
更に弱い者を叩く」
正にこのことを謳っています。

更に
無価値な扱いを受け続け、
絶望的になり
どこにも吐き出せないまま
命に関わる行為に及んでしまう
事もあります。
正に、ネガティブ界のラスボスと言っても過言ではないのが、この無価値感という感情です。

テープ式心理学の創始者の仁さんの元には、このように無価値感を抱えて相談に来る人が殆んどだそうです。
その次に多いのが、寂しさを感じている人だそうです。

逆に、今回紹介した5大ネガティブから開放されれば、人生はガラリと変わって行きます。
テープ式心理学のカウンセリングでは、本人が自分自身と向き合い、5大ネガティブに着目し、ネガティブな感情から解放されるお手伝いをしています。

お問い合わせ

https://page.line.me/aqm5574v

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