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kazuaki maruyama
2020年6月15日 17:52
ここだけの話だが、僕には特殊能力者の友人がいる。どんな特殊能力かというと、自分から離れた物体を直接手を触れずに、少し動かすことができるのだ。例えば、その友人と一緒に呑みに行くとする。立ち上がらないと手の届かない所にメニューがある。友人に頼むと、彼はすっと手の平をメニューに向けて、意識を集中する。何も起こらないじゃないかと思った矢先、まあ時間にすると3、4秒、メニューが勝手に動き出して僕の手
2020年6月16日 20:28
生来の人付き合いの悪さと出不精のせいで、私には馴染みの店などほとんどないのだが、上司が呑むのに付き合っていたら、私にも少し常連ぶれる店ができた。店の名前は居酒屋「一方向」。真っ直ぐに店に直行して欲しいという思いで命名したのだそうだ。「一方向」の売りは何と言っても、マスターが手際よく繰り出す、酒に良く合う美味しい料理達だ。値段、量とも申し分なく、メニューも豊富なので、女性にも好評のようだ。
2020年6月17日 17:51
舞台作品で何かと重宝する道具がある。それは机である。机があれば、そこはオフィスになり、作業場になり、食卓になり、書斎にもなる。それどころか、机の上に座ったり、机の下に潜ってみたり、机をひっくり返してみたりして、机以外の用途をすれば、たちまち、ありとあらゆる場面を表現することができる。こういう簡素な見立て遊びは舞台表現の面白いところである。先日、地方の中学校の芸術鑑賞会に、ある小作品を