人事は横社会を創る
先週、人事は実力主義の文化を創ることを手段の一番目としました。
今週は、人事は横社会を創ることを手段の二番目としてみなさんと考えていければと思います。
「なんじゃ、横社会って」
「人事が何ができるの」
「だってボスが全部決めるじゃん」
といわれるだろうなあと思っています。
結論としては、横社会(Holacracy)を機能させることが人事の仕事であり、横社会「カイゼン」や「イノベーション」の源泉だと思っています。
縦社会(Bureaucracy)は、大変便利な組織形態で、かつ過去の延長線上で仕事をするには最適です。
一方「不要な競争を助長」し、「情報格差を誘発」し、全体として「新しいことをやるには不向き」、「縦社会ではイノベーションは起きない」とも言われています。
私も縦社会の限界を感じるような事例(平目文化)にたくさん直面してきました。
人事の仕事は、縦社会に「横串を刺し」「カイゼン」や「イノベーション」を「たくさん」「トライ」して(自分が乃至できる人を見出し支援して)「結果」を出すことにあるように想います。
GAFAMの創業者は、例外なく20代で起業し現在の礎を築きました。
つまり、「イノベーション」に必要なのは「課題を創る力」と「情熱」であって、縦社会の重要な要素である「権威」といったものは必要がないと考えられます。
縦社会は便利なのでそれ自体を否定するものではありませんが、21世紀は「イノベーション」の時代ですので、横社会を機能させることが「勝ち」ないし「価値」のクリティカルパスではないでしょうか?
さらに、人事は「横串」「機能」というにその最も近いところにいて、横社会のエバンジェリストとしての役割と責任があるように思います。
「言うは易し事なり難し」ではありますが、みなさんいかが思われたでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?