風博士

風博士という名前で曲を作りギターを弾き歌っています。自然から糧を得ながらまのいい暮らし…

風博士

風博士という名前で曲を作りギターを弾き歌っています。自然から糧を得ながらまのいい暮らしを目指す「まのいいりょうし」の主催です。築150年の古民家を自分で改修中。樹木に首ったけ。鳥取県岩美町在住。

マガジン

  • まのいいりょうしのできるまで

    自然から糧を得ながらまのいい暮らしを目指す「まのいいりょうし」に至るまでの極私的な記録

  • まのいいりょうしのアウトプット集

    • 15本

    「自然から糧を得ながら、まのいい暮らしを目指します」。チームまのいいりょうしの共同運営マガジンでは、メンバーが月一くらいのペースで、なにかしらのアウトプットをしていきたいマガジンです。 http://manoii.jp/

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    コンピレーションアルバム こゑ紡ぐ

    四国八十八ヶ所巡りの寺院のひとつである香川県善通寺市にある金倉寺(こんぞうじ)。2018年は、金倉寺で祀らている訶梨帝母尊(かいていもそん)の御出現1200年にあたり、それを記念してコンピレーションアルバムが制作されました。 風博士はこのアルバムのために書き下ろした『family tree』と、こゑ紡ぐユニットとして参加しています。 2018年5月5日発売 定価2,000円 【収録曲】 1.僕らの暮らし/こゑ紡ぐユニット 2.Baby Baby/yojikとwanda 3.family tree/風博士 4.青と白い線/田辺玄 5.海辺の一日/青谷明日香 6.ゆっくりたべよう/アルプス  7.小街にて/ミヤタケタカキ
    2,000円
    sugiyamazon
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    6th 声とギター

    6th Album 花には水を、人には歌を。 心に響け、つま弾きポップス第六弾。 旅する音楽家風博士が贈る声とギターだけの11曲。 業界初(!?)の手作り帆布ジャケット仕様。 Tracklist: 01. 春のサンバ 02. 路傍の花 [YouTubeでみる] 03. なればこそ愛 04. 人生ゲーム 05. 夕暮れサンデイ 06. 夜に咲く 07. なんにもない日 08. 夜のカヌー 09. PALCO(Gilberto Gil) 10. 旅路のサンバ 11. 珈琲をもう一杯 Credit: produced and performed by 杉山拓 recorded, mixed, and masterd by 田辺玄(WATER WATER CAMEL) recorded at STUDIO CAMEL HOUSE 白州館 mixed, and masterd at STUDIO CAMEL HOUSE 別館 photograph by 杉山涼子 art direction & design by 杉山拓
    2,500円
    sugiyamazon
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    5th home

    三年間の旅の末にみつけたもの。一攫千金の夢だけじゃ、手に入れられないものもあるだろう。一杯の珈琲がなによりも、大切なときがあるだろう。 2011-08-24 Release Tracklist: 01. soundscape #1 (home) 02. テーマソング 03. 窮々屈 04. 弱虫の恋人 05. 桜色に染まれ 06. soundscape #2 (庭にて) 07. 門前暮らしのあの人は 08. 虹をつかむ 09. 風に踊る 10. はじまりの歌 Guest: YeYe(vocal) イガキアキコ(violin、from たゆたう) 鴨林克彦(drums,percussion) 永田充(ダルブッカ) 田辺玄(guitar,rythm trucks) 徳本昌哉(contra bass、from 水瓶) Credit: reacording & mixing 杉山拓(長野市西長野千野邸) mastering 田辺玄(waterwatercamel) photo 杉山涼子 people in the photo 鴨林ファミリー design 杉山拓
    2,300円
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    コンピレーションアルバム こゑ紡ぐ

    四国八十八ヶ所巡りの寺院のひとつである香川県善通寺市にある金倉寺(こんぞうじ)。2018年は、金倉寺で祀らている訶梨帝母尊(かいていもそん)の御出現1200年にあたり、それを記念してコンピレーションアルバムが制作されました。 風博士はこのアルバムのために書き下ろした『family tree』と、こゑ紡ぐユニットとして参加しています。 2018年5月5日発売 定価2,000円 【収録曲】 1.僕らの暮らし/こゑ紡ぐユニット 2.Baby Baby/yojikとwanda 3.family tree/風博士 4.青と白い線/田辺玄 5.海辺の一日/青谷明日香 6.ゆっくりたべよう/アルプス  7.小街にて/ミヤタケタカキ
    2,000円
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    6th 声とギター

    6th Album 花には水を、人には歌を。 心に響け、つま弾きポップス第六弾。 旅する音楽家風博士が贈る声とギターだけの11曲。 業界初(!?)の手作り帆布ジャケット仕様。 Tracklist: 01. 春のサンバ 02. 路傍の花 [YouTubeでみる] 03. なればこそ愛 04. 人生ゲーム 05. 夕暮れサンデイ 06. 夜に咲く 07. なんにもない日 08. 夜のカヌー 09. PALCO(Gilberto Gil) 10. 旅路のサンバ 11. 珈琲をもう一杯 Credit: produced and performed by 杉山拓 recorded, mixed, and masterd by 田辺玄(WATER WATER CAMEL) recorded at STUDIO CAMEL HOUSE 白州館 mixed, and masterd at STUDIO CAMEL HOUSE 別館 photograph by 杉山涼子 art direction & design by 杉山拓
    2,500円
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    三年間の旅の末にみつけたもの。一攫千金の夢だけじゃ、手に入れられないものもあるだろう。一杯の珈琲がなによりも、大切なときがあるだろう。 2011-08-24 Release Tracklist: 01. soundscape #1 (home) 02. テーマソング 03. 窮々屈 04. 弱虫の恋人 05. 桜色に染まれ 06. soundscape #2 (庭にて) 07. 門前暮らしのあの人は 08. 虹をつかむ 09. 風に踊る 10. はじまりの歌 Guest: YeYe(vocal) イガキアキコ(violin、from たゆたう) 鴨林克彦(drums,percussion) 永田充(ダルブッカ) 田辺玄(guitar,rythm trucks) 徳本昌哉(contra bass、from 水瓶) Credit: reacording & mixing 杉山拓(長野市西長野千野邸) mastering 田辺玄(waterwatercamel) photo 杉山涼子 people in the photo 鴨林ファミリー design 杉山拓
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まのいいりょうしのできるまで #6

前回からの続き。。。 まのいいりょうしのできるまで #5|風博士 (note.com) 「マイホームツアー、そして定住」 マイホームツアーは五ヶ月間で50箇所を巡る旅となった。北は北海道から、南は鹿児島・沖縄まで。先の「風博士の風まかせツアー」で出会った友人や旧友たちに妻を紹介しつつ、自分たちの住む場所を探す。こんなに贅沢な新婚旅行はないだろう。僕自身、今までの一人旅とは違い、パートーナーとの自宅(車だが)での旅は、本当に楽しく、美しい日々であった。 思い出は深く、い

    • まのいいりょうしのできるまで #5

      前回からの続き… 「マイホームツアー」に出る直前、妻が妊娠していることがわかった。このうえもない喜びだったが、同時にツアーに出られるのかという不安が鎌首をもたげた。妊婦生活のほとんどを、車内で過ごすことになるからだ。加えて、僕は免許を持っていなかったので、運転は妻がすることになっていた。 ある夜、僕は、ツアーを諦めよう、と言った。しかし妻は絶対に嫌だと首を横に振った。何があってもツアーには行く、という。ならば、産婦人科の担当医の先生に相談してみよう。我々夫婦はその先生のこ

      • 樹木礼賛 #3

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        まのいいりょうしのできるまで #6

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        • まのいいりょうしのできるまで
          7本
        • まのいいりょうしのアウトプット集
          15本

        記事

          まのいいりょうしのできるまで #4

          前回のつづき… 結局、体育館には三日間ほどいた。当時三歳だった双子の姪と、一歳の甥を抱えての避難生活で、日々の水と食糧を確保することで精一杯であり、東北の被害のことをほとんど知らなかった。 いつまでも体育館にいるわけにもいかない。妹家族は東京の親類の家に身を寄せて、僕はひとり浦安の実家のマンションに戻った。僕の育ったマンションは地震被害と液状化で、様変わりしていた。ゆるやかで広い中庭の所々に亀裂が走り、いたる所から泥が吹き出していた。地震の後の晴天で泥は乾き、それが風に飛

          まのいいりょうしのできるまで #4

          まのいいりょうしのできるまで #3

          前回からのつづき… 良い出会いがあり結婚したとはいえ、僕たちには住む家も、宿る場所もなかった。そこで彼女と相談を重ね、籍を入れた後は、縁のあった長野で仮ぐらしをしながら新作を作り、その音源をもって新婚旅行を兼ねて二人で全国ツアーに出ることにしよう、と決めていた。 まだ記憶に新しい。2011年3月11日、その日僕は、単身京都から実家のある浦安に向かっていた。籍を入れたとはいえ、まだ彼女と一緒には暮らしていなかった。無事に入籍したことの報告も兼ねて一旦ひとりで実家に戻り、仮の

          まのいいりょうしのできるまで #3

          まのいいりょうしのできるまで #1.1

          「まのいいりょうしのできるまで #1」のスピンオフ… 僕は生来よく考える質で、いつだって悩める少年であったのだが、悩みに悩んで悩みすぎた挙げ句、大学生になる頃には「なるようになるし、ならないようにはならないので、結局なんとかなるだろう」という前向きとも諦念とも取れる境地に達していた。 だから、進路に関しても具体策をとることもなく、流れに身を任せていたのだが、そんなある日、恩師から「お前は粗布に荒縄で学校に来い」と言われたのを真に受けて、大学院に進んで哲学の道を歩むことにし

          まのいいりょうしのできるまで #1.1

          まのいいりょうしのできるまで #2

          のちに「風博士の風まかせツアー」と銘打つことになる音楽の旅は、きっちり三年間やった。なぜ三年間だったかというと、両親に、会社をやめてこれこれこういうことをしたいんだ、と伝えたら、父は「ふーん。まあ、いいんじゃない?」といい、母は「お父さんがそういうなら反対はしません。ただ期間は決めてね」というので、とりあえずは三週間くらいかなと思い、「えーっと、うーんと、じゃあ、さん・・・」と言いかけたら、母が僕の言を遮り、「そう、三年ね。まあそのくらいかもね」と言い出したからだった。僕は内

          まのいいりょうしのできるまで #2

          まのいいりょうしのできるまで #1

          2008年3月2日、32歳の春、持ち物も住む家も捨てて、ギターと三日分の着替えとわずかな所持金だけ持って、僕は音楽の旅に出た。音楽で日銭を得ながら旅をする。続けられなくなったら、その時点で旅も音楽も、すっぱりやめるつもりだった。春とはいえまだ肌寒い日だったが、心は晴れやかでウキウキだった。 ・ そこからさかのぼること十数年、立命館大学の学生だった僕は、学友たちと京都でIT関連の開発会社を立ち上げた。集まったメンバーは全員文系で、「理系にはない発想でのアプリケーション開発」

          まのいいりょうしのできるまで #1

          見えない世界のこと#1

          いのちってなんだろう? いきているってなんだろう? 小学生くらいのころにふと思った疑問に、今だってふいに立ち返ったりする。 最近は微生物に夢中だ。 ・ 微生物の定義は単純で、私たちの目に見えない生物たちのことだ。 この微生物の世界が、驚くほど、深い。 どうやら深すぎて、今の私たちにも、よく分かっていないらしい。 ・ たとえば、正確に何種類いるか、わかっていない。 どれくらいの量いるのかも、わかっていない。 どこにいるかもわかっていない、というよりいる範囲が広すぎて

          見えない世界のこと#1

          感観考動 - KANKANKODO

          感じ、観て、考え、動く。 なるべく自然に寄り添い暮らそうとする中で、大切にしようと心がけていることがあって、それを感観考動とよんでいる。 ・ 我が家にはセバ太という名前の犬がいて(通称セバ)、朝夕の散歩が日課である。 犬の散歩は、だいたい、同じような道を、同じような時間に通る。だから人も、同じような景色を、同じような時間に見ることになる。 セバとの散歩は大抵が山道なので、路肩の脇によく落ち葉が溜まり腐葉土化したりしているのだが、ある日、その腐葉土が、ところどころほじ

          感観考動 - KANKANKODO

          樹木礼賛 #1 木はブッダである

          木はブッダである。 ブッダとは特定の人を指す言葉ではなくて、「悟りを開いたもの」という意味であるそうだ。 仏教が好きで、その類の本を読んだりするけれど、悟りや解脱がなんたるかはよく分からない。しかし、辞書的な定義の悟りや解脱であれば、木はそれを体現している(ようにみえる)。 そもそも釈迦はインドボダイジュの下で悟りを得たというし、また、釈迦以前に6人のブッダがいたという考え方があるのだが(過去七仏)、その6人にもそれぞれ別の木の下で悟りを開いたということになっているらし

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          ここ数年で最大の気づきのこと

          健全な土の中では空気と水がゆっくりと、流れている。 単純な事実ほど気が付きにくいが、いったん気がつくと、とことん腑におちる。真理とはそういったものだろうと思う。 造園家であり環境再生医である矢野智徳さんのいう「大地の呼吸」や、造園家・高田宏臣さんの提唱する「土中環境」が教えてくれたこの事実は、まさにそういう類の真理だ。 直接的に、僕にその真理を気がつかせてくれたのは妻のりょうこさんであった。りょうこさんは、いわゆる普通の造園業に携わっていたことがあって、ある日、仕事でず

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