風蒔あきら

大規模リフォームを依頼したら、欠陥住宅が出来上がった風蒔あきら(カザマキアキラ)です。…

風蒔あきら

大規模リフォームを依頼したら、欠陥住宅が出来上がった風蒔あきら(カザマキアキラ)です。都内でフルタイム勤務しながら、地方裁で本人訴訟しています。自らの経験から、依頼してはいけない業者、依頼すべきではない弁護士、本人訴訟に切り替えてからかかった費用を含めてお伝えします。

マガジン

  • いえまなび手帖ーいえづくり編ー

  • いえまなび手帖ー欠陥住宅と弁護士編ー

    1年近くに渡って弁護士探しを行った足跡を記載します。欠陥住宅ネットを利用した結果、弁護士との契約と穏便な別れ方も記します。

  • いえまなび手帖【有料】ー建築訴訟編(準備書面の内容)ー

    裁判所に提出した準備書面を公開します(一部非表示)。 準備書面を書くときに、実際に購入利用した書籍もご紹介します。

  • いえまなび手帖【無料】ー建築訴訟編(調停の内容)ー

    こちらはいえまなび手帖ー建築訴訟編(調停の内容)ーになります。無料購読が可能なコンテンツとなっており、どのようなコンテンツが調停で話し合われたのかを知ることができます。

最近の記事

廃棄されました。再リフォームでもトラブル発生。

1回目のリフォームで請け負ったA社が行った工事で欠陥住宅となり(水回りの排水勾配が足りない等10か所以上の欠陥)、ほぼ3年間かけて調停裁判を行って決着。 今回、慎重に慎重を重ねながらB社を選び、工程表すら提出してこない(←一般的にはあり得ないが、コロナ禍・A社の杜撰な工事の修正も解体しないとわからない事情で、3回は声をかけたが提出はなかった。)状況の中、工事をさせていた。 解体していた業者は、取り付けてあったすべての家具も部品(小さな金物まで)廃棄せず取っておいた。 完成

    • 中古住宅購入の手順を知っていますか?過去の勝訴判例もあります。

      自分の家は欲しいが、すぐにまとまった金額を用意することはできない。 そんな方も多いと思います。 子どもの小学校の学区内で探しているけれど、新築が出てこない。 そんな方もいると思います。 契約更新で2年に一度、引っ越しするのに疲れてきた。 そんな方もいると思います。 中古住宅を手に入れるメリットを伝えます。自分は主に、中古住宅で建物を手に入れることが多いです。 日本にある多くの建物の場合、木造です。 ほぼ、建物としての価値がなくなっていて、建物にかかる税金は0円のところが

      有料
      100
      • マイホームを取得する前に読んでおきたい本。

        新米建築士の教科書/飯塚豊・著 建築士受験で合格、独立をしようと考えている方に向けて書かれた本です。 でも、家づくりを計画する上で、読んでおいた方が良い本のひとつ。 注文住宅を計画している方も、自宅のリフォームを考えている方もです。 欠陥住宅になった我が家。建物仕様書はここまで丁寧ではない。家を購入したら、必ずいつかはメンテナンスする時期が来ます。 我が家は生活様態の変化が大きな理由でリフォームに舵を切りました。 そのときに困ったのが資料が少ないこと。 大手住宅メーカー

        • 個人で欠陥住宅訴訟を受任してくれる弁護士を探すのが困難な訳。

          あなたが何かのトラブルに巻き込まれた時、どこから手を付けて行けばよいでしょう? 例えば離婚と言われた時。 パートナーの冗談と思って相手にしなかったら、あなた宛てに知らない弁護士事務所から郵送物が届いた。 手紙の中身に書いてあることを見てびっくり。 夫婦間の会話がないから離婚する。 あなたならどうする? 例えばペットの犬が店先で販売してるものに粗相をしてしまった。 謝っても、販売しているものを買えと言われてしまう。 あなたならどうする? 例えば相続。 同居していた兄弟は何

        廃棄されました。再リフォームでもトラブル発生。

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        • いえまなび手帖ーいえづくり編ー
          2本
        • いえまなび手帖ー欠陥住宅と弁護士編ー
          2本
        • いえまなび手帖【有料】ー建築訴訟編(準備書面の内容)ー
          2本
          ¥1,280
        • いえまなび手帖【無料】ー建築訴訟編(調停の内容)ー
          9本

        記事

          裁判に、必ずしも弁護士は必要はではない。弁護士が少ない時代も今も、本人裁判が行われる理由。

          裁判に、必ずしも弁護士は必要はではない。弁護士が少ない時代も今も、本人裁判が行われる理由。 裁判所から封書が来た。 え・・・出頭? そんな驚くような展開があなたの人生に降りかかってきた時、あなたは弁護士を頼まなくてはならないのでしょうか? 実は、必要という訳ではありません。 裁判は弁護士がいなくてもできるのです。 裁判に、必ずしも弁護士は必要はではない。日本は本人裁判の方が多い。ドイツでは必ず裁判において弁護士をつけなくてはならないという法律がありますが、日本にはそのよ

          裁判に、必ずしも弁護士は必要はではない。弁護士が少ない時代も今も、本人裁判が行われる理由。

          実際に提出した第二準備書面と、その補助説明。

          平成30年9月の段階では、弁護士と契約してましたので、弁護士に第1準備書面を書いていただきました。 建築紛争とADR/日本弁護士連合会 ADRセンター編にこのような記載がありました。 ※【(仮タイトル)建築紛争解決とADRから想像する裁判所対策を考える。】(有料)にて、詳細は紹介します。 ある北欧の国では民事における企業訴訟は調停という形にするため、企業の名前は表面に出てこないようにしているということです。 今回、裁判所側が被告企業に対しての考慮を考えて、調停という形をとった

          有料
          500

          実際に提出した第二準備書面と、その補助説明。

          裁判ならびに調停に関してインターネットで探しても情報を得られない訳

          有料販売の準備書面の冒頭にも書かせて頂きましたが、現在の欠陥住宅解決方法として、調停という方法が企業にも被害にあった側にも有効に使われるよう判断をし、裁判所は決めているのではないかと仮定として考えます。 先日紹介しました、建築紛争とADR/日本弁護士連合会 ADRセンター編に記載があったように、ある北欧の国では民事における企業訴訟は調停という形にするため、企業の名前は表面に出てこないようにしているということです。 ※【(仮タイトル)建築紛争解決とADRから想像する裁判所対策

          裁判ならびに調停に関してインターネットで探しても情報を得られない訳

          実際に提出した第1準備書面と、その補助説明。

          平成30年9月の段階では、弁護士と契約してましたので、弁護士に第1準備書面を書いていただきました。 建築紛争とADR/日本弁護士連合会 ADRセンター編にこのような記載がありました。 ※【(仮タイトル)建築紛争解決とADRから想像する裁判所対策を考える。】(有料)にて、詳細は紹介します。 ある北欧の国では民事における企業訴訟は調停という形にするため、企業の名前は表面に出てこないようにしているということです。 今回、裁判所側が被告企業に対しての考慮を考えて、調停という形をとった

          有料
          400

          実際に提出した第1準備書面と、その補助説明。

          第8回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年5月調停)。

          今月の調停は久しぶりに弁論が行われました。 本人訴訟に切り替えてから、4回目の調停(2019年5月某日)となりました。 ※調停開始から8回目となります。 今回資料作成にかかった費用に関してはこちらの記事を参考にしてください。 前回は提出されたという認識合わせでほぼ質疑がなかったので、今回も質疑なしだろうと結構油断していました。 とはいえ、資料の作成は本人訴訟ということで、立証させる証拠も準備書面も自分で書いています。 弁護士がいたときは・・・資料作成しても近日の調停に

          第8回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年5月調停)。

          第7回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年3月調停)。

          7回目の調停は30分ぐらいで終わりました。 理由は・・・資料の分厚さです。 前回、裁判所から作成するよう依頼があった写真をA4サイズに拡大する件・・・ これ、全て写真を取り直しました。 そうしたらですね・・・ 結構な厚さになりました。 もう・・・安い紙ファイルを購入して閉じないとダメな状態。 そして、A3カラー印刷が想定以上に高い! たまたま論文作成時期で、セルフコピーが安い会社を探したり。 同人誌発行するような印刷会社も調べました。 でも、最終的には自宅の家庭用プリンター

          第7回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年3月調停)。

          第6回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年1月分)

          弁護士選びにおおよそ2ヶ月時間を裁判所からいただいた。 複数人の弁護士とその間に出会ったが、結果としては依頼することはしなかった。 大きな理由としては、いくつかある。 ①契約していた弁護士がそれなりに訴状をしっかり作っていた。 ②出会った弁護士のひとりが、本人訴訟で行うことを提案してきた。 この弁護士に出会わなかったら、弁護士探しを長く続けていた可能性がある。 ご高齢の弁護士のこの方の提案に、自分は反論する余地がなかった。 そして、もし、新たに弁護士を探して契約したとし

          第6回欠陥住宅調停の内容と反省点(2019年1月分)

          第5回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年11月調停)。

          前回から急展開かもしれませんが。 弁護士と契約解除しました。 その直後の調停です。 理由含め、別の有料マガジンにて投稿させていただきます。 結論としては両者納得の上の契約解除になりました。 ①弁護士不在の調停について。まず、弁護士と契約解除したことを裁判所に伝えました。 しかし、その後の方針のヒヤリングのため、調停には呼び出されました。 被告代理人弁護士は電話会議において参加。 調停員はいらっしゃらないかと思いましたが、参加してくださいました。 自分がこの調停に当たって

          第5回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年11月調停)。

          第4回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年9月調停)。

          裁判所側から促されたので出廷してきました。 裁判所からの質疑だけに答え、その他は個人の意思で退廷していました。 予め、裁判所側に伝えておくことが前提となります。 ①細かい文字が書かれている資料の提出は禁止。席について早々に言われました。 ②端材を使用している件。裁判所の理解としては、1枚板の【端材】ならば、通常の範囲ということ。 塗装もしてあれば問題ない。 わざわざメーカー製を使う必要はないとのこと。 裁判所側の反応。 ・木材をつなぎ合わせて施工していれば【端材】と言い

          第4回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年9月調停)。

          第3回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年7月調停)。

          代理人弁護士がいるので、この回の調停は欠席しました。 そして、原告代理人弁護士から電話がかかってきました。 次回の調停には出席するようにと。 送られてきた議事録にはこのように書かれていました。 ①見積書を作成するにあたり、被告と原告の間にどのようなやりとりがあったか。被告代理人弁護士は、打合せしていた人間の頭の中に存在していたという。 裁判所側の反応。 ・図面作成にあたり、依頼事項をまとめた図面等があるはずなので、それらの提出。 ②新築時の図面は被告に渡してあるのか被

          第3回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年7月調停)。

          第2回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年6月調停)。

          代理人弁護士がいるので、この回の調停は欠席しました。 そして、原告代理人弁護士からの議事録をみて疑問が出てくるのです。 ①住宅ローン控除が受けられないのは損害と言えるのか?裁判所側から出た話のようですが、訴状に記載した住宅ローン控除が受けられないのは損害と言えるのかという話。 検討が必要という事でしたが・・・住宅ローン控除って日本国民が受けられる権利のひとつでは??? この住宅ローン控除が受けられない理由は被告から工事完了書が提出されていないからです。 その他の書類は全て

          第2回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年6月調停)。

          第1回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年4月調停)。

          裁判所に訴状を提出。 弁護士がついているのだから受理されるのは当然と考えていました。 ただ、裁判・・・ではなく、調停となったこと。 調停で和解にならなかったら裁判・・・なのか?とも一瞬考えましたが・・・ 損害金額も5000万円以上ではないですしね。 そして初めての調停を迎えました。 出席は原告である私、原告側弁護士、そして裁判官。 電話会議で被告弁護士となりました。 裁判官が述べた言葉・・・これは今でも忘れていません。 現在家に住めていないこと、狭い家に仮住まいを行っ

          第1回欠陥住宅調停の内容と反省点(2018年4月調停)。