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【映画レビュー】「バイオレンスアクション」

本日も読んでいただいてありがとうございます。
今回は、「バイオレンスアクション」をみたのでレビューしていきます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは行ってみましょう!


どんな映画?

原作:浅井蓮次さん、作画:沢田新さんのコミックの映像化作品になります。昼間は、簿記の予備校に通いながら、夜は「ぷるるん天然娘特急便」というデリヘルに偽装した殺し屋派遣サービスで凄腕の殺し屋として働いている菊野ケイが、暴力団から受けた暗殺の依頼をきっかけに、組織の構想に巻き込まれていくというお話です。


誰が出てるの?

主人公菊野ケイ役に橋本環奈さん、暴力団の3代目役に佐藤二朗さん、若頭の木下役に高橋克典さん、同じ組織に所属しているみちたかくん役に城田優さん、チンピラ役の金子役に森崎ウィンさん、組織の会計士テラノ役に杉野遥亮さん、そのほかにも岡村隆史さん、馬場ふみかさん、鈴鹿央士さんなどかなり配役は、揃えていると言っていいと思います。


どこまでも追ってくる「みちたかくん」

凄腕の殺し屋菊野ケイが主人公と対抗するのは、自分ルールでスリーアウトとなった人間を容赦なく抹殺していく、狂気のキャラクター「みちたかくん」です。
このキャラクターがとにかく強くて、ほぼターミネーターのような勢いで、ターゲットにした人間を襲います。

その怪物キャラ「みちたかくん」を城田優さんが怪演していて、「お前はアウトだ!」と言いながら、「ダーン!「ダーン!」と菊野ケイを追い詰めていく迫力は、狂気が滲み出ていて映画の中に緊張感をもたらしてくれていました。

特に計算していたわけではないと思うのですが、城田優さんと橋本環奈さんの体格差もかなりあったおかげで、バトルシーンをさらに迫力あるものにしていたと思います。

加えて、わたしの中では正規の味方のイメージが強い、高橋克典さんも3代目に取って代わろうとする、鬼畜な若頭役を違和感なく演じられていて、とても良かったです。


佐藤二朗さんの役柄とアクションに疑問

一方、見ていてとても違和感を覚えたことが二つありました。

一つは佐藤二朗さんの起用方法についてです。
ここで申し上げておきまますと、わたしは佐藤二朗さん推しです。
その推し目線から申し上げますと、今回この暴力団の3代目の役で、ちょっと気の抜けた色物的なキャラクターとして起用されていたことにとても違和感を覚えました。
確かに彼は「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏さまのように、ほぼアドリブのようなセリフが印象にあるのかもしれません。
ただ、彼のいいところは、表面的にはちょっと色物的な面を持ちつつも、裏にはドス黒い面を持っているといった感じの、両極端に振り切ったキャラクターを演じさせると非常にいいのです。
せっかく今回彼の持ち味を出しやすい役だったのですが、一面しか見られなかったのが非常に残念です。

もう一つ残念だったのは、アクションシーンでした。予算的な都合もあったのかもしれませんが、菊野ケイが高速で動いてみちたかくんに攻撃をするシーンや、銃弾を避けるシーンなどの特殊効果が、見ていて気になってしまい話に集中できませんでした。
先の佐藤二朗さんといい、リソース配分でなんとかならなかったのかとても残念です。

本日は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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