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「DUNE/デューン 砂の惑星」を見た(ネタバレあり)

今日も読んでくださりありがとうごいます!
「DUNE/デューン 砂の惑星」を見たのでレビューしていきたいと思います。
DUNEという作品は、以前1984年にもデイヴィッド・リンチの手によって公開されていますが、自分は以前の作品を見ていないので、今回初DUNEということになります。
前編、後編に分かれていて、本作へ前編ということになります。


DUNEの世界

このデューンの世界は、全宇宙が帝国により支配されている世界で、「メランジ」という宇宙船などを稼働させることにも使用される香辛料がとても価値があり、そのメランジを産出する砂漠の惑星アラキスが舞台になります。
帝国の配下である惑星カラダンの領主レト・アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスの管理を命じられますが、これはアトレイデスが力をつけてきたことを懸念した皇帝の罠で、滅ぼされてしまいます。
難を逃れた息子のポールとポールの母親ジェシカは、追っ手から逃れるため砂漠を彷徨うという流れになっています。

レガシーと先端テクノロジーの接妙な組合せ良い!

DUNEには重力制御をしていると思われる宇宙船も出てきますし、手首に装着して見えないシールドを展開するデバイスなども登場して、超ハイテクな世界かと思いきや、紙の本を読んでいたり、溶かした蝋で押す印を使っていたり、バグパイプも使用したり、皇帝の命令も口頭で伝えたり、戦闘で使用する武器は槍や剣など物理攻撃武器が主だったりと、レガシーなものが多く登場します。
一見、チグハグな印象を受けますが、逆にこのミスマッチな感じがDUNEの独特な世界観を作り出していると思いました。

細かい設定も凝っている

個人的にときめいてしまったのは、各種デバイスたちです。
前述した手首に装着すると見えないシールドを全身に展開するデバイスは、剣や矢などの一定の攻撃を防ぐことができるものです。
また、砂漠の鋭い日差しから身を守るための冷却スーツなど、細かい設定がされているデバイスも出てきて、デバイスフリークに訴えかけてきます。

見応え十分な内容

2作にわたる、長い話の前編ということで、少し展開を間違えると背景の説明や、後編への繋ぎに終始しがちになってしまうと思うのですが、皇帝と惑星アラキスの領主ハルコンネン男爵、惑星アラキスの先住民フレメン、アトレイデス公爵の互いの緊張感系とメランジの重要性をしっかりと描きつつ、皇帝軍の襲撃、裏切り、フレメンとの接触などを巧みに織り込んで、最後まで緊張感が途切れることなく、描かれていたのは良かったと思います。

独特の世界観に根ざした骨太SF大作

DUNEの世界は、スター・ウォーズともスター・トレックとも異なる、しっかりとした独自の世界観に基づいて話を展開しています。
もともと、以前作成されたDUNEを見ていなかったのは、スター・ウォーズがとても流行っていて、SFものに食傷気味だったためなのですが、今回見てみたところ完全に食わず嫌いだったと思いました。
骨太なSF作品を見たいけれど、これまでと似たものはちょと、と思っている方には一度お勧めしたい作品です。

今回は以上になります。
それではまた次回!

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