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人はなぜミニチュアの世界に没入していくのか

〜紙で作る素晴らしきHOTELウェディングの世界〜


私はピアノの音色が好きだ。

これには理由はないと思います。


ただこの音色は何より優しいと思うし、子供のための音にも、大人の音色にもそして朝の音にも夜の音にもなるんです。

そんな理由で始めたウェディングミュージックをピアノでカバーするウィームミュージックというチャンネル。




ホテルウェディングは素敵だ!


ピアノの音色に耳を傾けていると、なんだか優しい気持ちになったり。

こんな優しい音色で結婚式を行うことができたら素敵じゃないですか。


そして私はホテルラバーでもあるので、ホテルのウェディングの素晴らしさを語りたいのです。


大きな空間で時には星空の世界観を演出したりイメージをより広いレンジで再現できる。

それがホテルウェディングの魅力であると思っているのです。


そんな世界観を少しでも伝えたい。

そう考えた時、ホテルウェディングの空間を手作りで作ってみようと思ったのです。


ミニチュアの世界観を作り上げ、そしてその世界の中でピアノに耳を傾けてもらう。

そうするとよりホテルウェディングの可能性を感じてもらえる。

そう考えるようになりました。


大きな空間の中でどんな演出も自由自在、それが都市を代表するシティホテルの機能のひとつであると考えています。

今回、そんな空間をあえてミニチュアの世界観で再現することで見ている人の想像をより大きく広げたい。

そう思ったのです。


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ミニチュアはなぜ人を魅了するのか


ミニチュアというのは私は子供のおもちゃなのだと思います。


子供はおもちゃに何を見ているのか。

ミニカーを走らせながら子供はそこに何を投影するのか。

これはまさに”創造”です。


自分だけの自分のストーリーをそこに乗せるのだと思います。

おもちゃで遊ぶことが全てだったと、ずっと遊んでいたかった。


人形がある日、人に変わって自分の妄想を形にしている、おもちゃ遊びの延長が今の自分だと演出家の宮本亜門さんが言っているのを見てとても感激しましたし、私もリブロックというドイツ生まれのおもちゃでずっと何かを作っているような子供でした。



リブロックで自動車を作ったり、ロボットを作ったり、夢中になってずっとおもちゃと空想を重ねていました。

親には「外で遊べ」とよく言われましたが(笑)


家の中でとにかくリブロックで何かの造形を作り、それを動かし自分のストーリーを作り上げていました。

子供の頭の中では20mくらいあるロボットが自分の手の中で動いてるのです。


これが後の創造力を作ってくれたのだと思うし、必ず誰でもこんな体験はあるのです。

その時、養われたものがクリエイティビティを産んでいると言っても過言ではないと思います。


だから私は子供が遊ぶことは徹底してやらせたいと思います。

おもちゃで一日中遊ぶなんて最高です。


これからの時代、想像力こそ生きていくために大切な力だと信じるからです。


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ミニチュアのウェディングの世界


つまりミニチュアは幾つになってもそこに創造力を働かせてくれる夢のツールなんです。


私のオフィスにもななつ星のNゲージを飾っています。

もちろん、休憩時間にその車両のミニチュアを眺め、九州の列車の旅に出るわけです。


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人はいくつになっても街のジオラマなどをずっと眺めていられるし、ミニチュアの家の中のインテリアなどに目を凝らすことが出来ます。



だから私のチームはホテルウェディングをペーパークラフトで再現することに躍起になります。


ホテルを紙で再現する、そんな手間のかかることをクソ真面目に取り組む我がチームを本当に馬鹿だなと心からの敬意と共にそう感じます。

そんな大人の本気がホテルウェディングをペーパークラフトで、そしてホテルウェディングだからこそ出来る空間演出を再現しました。


変わらぬ想い


そんな子供のような大人たちの本気の遊びのための選曲は「変わらぬ想い」でした。


ジョージ・ベンソンの美しいラブソング。

この曲を選びました。


ホテルウェディングにふさわしいアダルトなメロディ、それでいてドラマティックな展開がありウェディングまでに至る二人の想いを演出できる曲だと感じるのです。

個人的にはサックス奏者の小林香織さんのサックスの音色で表現されるこの曲が好きです。


変わらぬ想い (小林香織 × Rina × SEASONS)
私と一緒に音楽制作をしていたシンガー“Rina”と
小林香織さんとのコラボ企画です


今回はこの曲をピアノで挑戦してもらうことにしました。

女性ピアニストを起用しています。

ホテルという空間で一緒に演奏活動をずっとしてきた、ホテル空間やホテルウェディングをよく知っている松元沙綾さんです。


この曲を通して「ホテルウェディングは素敵だ!」という私たちのメッセージが少しでも届けばと思っています。

そんな素敵さを伝えるのは私たちがいくつになっても愛してやまないミニチュアの世界なのだと考えました。


【Paper Craft Hotel Wedding】Nothing’s Gonna Change My Love For You



ジョージ・ベンソンによる原曲はこちらからも試聴可能です↓



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